Whiskey A Go Go 1968 (3CD)

フランク・ザッパ＆マザーズ・オブ・インヴェンション 1968年7月23日 LAのウィスキー・ア・ゴーゴーで行なわれた伝説のオールナイトライヴの模様が、当夜の全演奏を網羅した初の完全盤、CD３枚組のスーパーデラックスエディション『Whisky a Go Go, 1968』としてリリースされる。

音源はウィンズロー・コネチカット・スタジオのクレイグ・パーカー・アダムスによってオリジナルアナログテープから24bit/96kHzにデジタルトランスファー、また最新のリミックス (2023年) が施されている。

1968年、ロサンゼルス・フリー・プレス紙に掲載されたフランク・ザッパの広告には次のように書かれてた。「ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションは、1968年7月23日 (火曜日) にウィスキー・ア・ゴー・ゴーをジャックし、前代未聞の５時間にわたるお祭り騒ぎを繰り広げます。この模様は、今後発売されるレコードアルバムのために密かに録音されます。服装は自由です。夜のどこかで開始されます。R.S.V.P.T.」

このアルバムは最終的に陽の目を見ることなくお蔵入りになっていたが、今回 Zappa Records/UMe からスーパーデラックスエディション『Whisky a Go Go, 1968』としてリリースされることになった。

当時全くの新曲だった「The Duke」の未発表ヴァージョンも収録。ザッパはこの曲をウィスキーでの演奏で２回演奏しており、そのどちらもが今回のスーパーデラックスエディションに収録されている。

アーメット・ザッパとザッパ・アーカイヴ管理人のジョー・トラヴァースがプロデュースを手掛けたこの大作は、結成から55年以上経ってようやく完成したもので、ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションがこの夜行なった３セット分の演奏をすべて網羅している。

当日のライヴの写真や、ジョー・トラヴァースによる詳細なライナーノーツ、ザッパと契約していたガールズグループ GTO's のパメラ・デス・バレスのエッセイ、そして、この日ウィスキーで共演したアリス・クーパーへのアーメット・ザッパによるインタビューなどが掲載されたブックレットも付属。