Songs For A Tailor: Expanded Edition (2CD＋2枚組ブルーレイ)

1968年11月のクリーム解散からおよそ半年後の1969年8月にリリースされたジャック・ブルース初のソロアルバム『Songs For A Tailor』が、オリジナルマスターテープからの最新リマスター／ステレオミックス、および 32曲のボーナストラックを含むスティーブン・W・テイラーによる5.1サラウンドサウンド／ステレオミックス、1970年のドキュメンタリー映画『Rope Ladder To The Moon』などを追加した ２枚組CD＋２枚組ブルーレイのデラックスボックスで Esoteric Recordings よりリリースされる。

ジャック・ブルース初のソロアルバム『Songs For A Tailor』は、それまでクリームとレコーディングしてきた音楽とは一線を画す多様なものにしようと、ジャズ、フォーク、クラシック、ロックの影響を様式的に取り入れた音楽をフィーチャーしている。

ロンドンのモーガンスタジオで行なわれたレコーディングセッションでは、ジャックとマウンテンのメンバーでクリームのアルバムのプロデュースでも知られるフェリックス・パパラルディがプロデューサーを務め、クリス・スペディング (g)、ジョン・ハイズマン (ds)、ディック・ヘックストール＝スミス (sax)、ジョン・マーシャル (ds)、アート・テーメン (sax)、ヘンリー・ロウサー (tp) といった英国屈指のミュージシャンが参加したほか、未クレジットながらジョージ・ハリスンが参加したセッションもあったという。アルバムはイギリスとアメリカの両チャートで成功を収め、現在ではジャックの代表作であり傑作と評価されている。

今回リリースされるデラックスボックスには、1969年のオリジナルアルバムミックス (オリジナルマスターテープから新たにリマスター) に加え、スティーヴン・W・テイラーによるアルバムのステレオミックスと5.1サラウンドサウンドミックス (オリジナルの８トラックマスターテープから)、未発表のセッションのアウトテイクとデモが収録されている。

また、元々BBCによって上映された、ジャックのライヴパフォーマンスほか、その人生や影響についての洞察を特集した1970年のドキュメンタリー映画『Rope Ladder To The Moon』もブルーレイに初収録されている。