CD

ウィンナ・ワルツ・コンサート ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCO70420
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ケンペ/ウィンナ・ワルツ・コンサート
J.シュトラウスII:喜歌劇《こうもり》序曲/ワルツ《ウィーンの森の物語》/ポルカ《浮気心》/ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《天体の音楽》/スッペ:喜歌劇《ウィーンの朝・昼・晩》序曲/レハール:ワルツ《金と銀》
巨匠ケンペと名門ドレスデンによる愉悦にみちた名盤。
ドレスデン・シュターツカペレ創立425周年を記念して72年に制作されたアルバムです。いわゆるウィーン風の演奏とは違ったアプローチで、これら楽曲の魅力を引き出すことに成功しています。とくに「金と銀」「天体の音楽」などにみせる味わい深い表現がいまだに多くのファンを惹きつけています。巨匠ケンペとドレスデンが遺した愛すべき名盤です。

ルドルフ・ケンペ指揮ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1972年12月28〜30日、1973年1月5日 ドレスデン、ルカ教会[アナログ録音]
[アナログ録音]

レコード芸術推薦

内容詳細

デンオンやスプラフォンなどの代表的名盤が1050円で楽しめる《クレスト1000》シリーズ。ドイツの名匠ケンペにとっては珍しいウィンナ・ワルツのくつろいだ演奏の数々。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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これは素晴らしい名演だ。ウィンナ・ワルツ...

投稿日:2011/12/03 (土)

これは素晴らしい名演だ。ウィンナ・ワルツをおさめたCDは数多く存在しているが、本盤は、その中でも最も魅力的な名演の一つと言ってもいいのではないだろうか。ケンぺは、ベートーヴェンやブラームス、そしてブルックナーの交響曲などにおいて、ドイツ風の重厚な名演の数々を成し遂げていた指揮者だけに、どちらかと言えば謹厳実直で質実剛健な演奏を行うというイメージが付きまとっていると言っても過言ではないところだ。しかしながら、本盤のような愉悦に富んだ名演を聴いていると、ケンペは必ずしも質実剛健一辺倒の演奏を行っていたわけではなく、むしろ、ケンペという指揮者の表現力の幅広さ、多彩さ、そしてその豊かな音楽性を伺い知ることが可能だ。それにしても、演奏全体に漲っているリズミカルな躍動感は、ウィンナ・ワルツの演奏としては申し分がない理想的なものと言えるところであり、とりわけ喜歌劇「こうもり」序曲の畳み掛けていくような気迫や強靭さは圧倒的な迫力を誇っており、聴いて思わず度肝を抜かれるほどだ。それでいて、ケンペならではのドイツ風の重厚さも随所に聴かれるところであり、レハールのワルツ「金と銀」やヨゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」の重心の低い深沈たる味わいの深さには抗し難い魅力があると言える。かかる演奏は、もはやウィンナ・ワルツという領域を超えた、ベートーヴェンやブラームスの交響曲などにも比肩し得る至高の芸術作品のレベルに達していると言っても過言ではあるまい。そして、このようなドイツ風の重厚な演奏を行っているにもかかわらず、いわゆる野暮ったさなどはいささかも感じさせず、愉悦性を失わないというのは、大芸術家ケンペだけに可能な圧巻の至芸とも言うべきであろう。そして、いぶし銀の音色を有するシュターツカペレ・ドレスデンによる名演奏が、ケンペによる重厚な演奏に独特の潤いと温もりを付加させているのを忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、あまた存在するウィンナ・ワルツ集の中でも、トップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。音質は、1970年代のスタジオ録音ではあるが、リマスタリング、HQCD化等が行われたことや、聖ルカ教会の残響を活かした名録音であったこともあり、十分に満足できるものであった。しかしながら、先般、ついにシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤が発売される運びになった。当該シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤は、従来CD盤やHQCD盤などとはそもそも次元が異なる極上の高音質であり、音質の鮮明さ、音圧、音場の広さのどれをとっても一級品の仕上がりであると言える。いずれにしても、ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンによる至高の超名演を、かかる極上の高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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このCDには、ヨハン & ヨゼフ・シュトラウ...

投稿日:2011/08/01 (月)

このCDには、ヨハン & ヨゼフ・シュトラウスやスッペの曲も収録されていますが、「金と銀」があまりに飛び抜けた名演奏なので、このCDを買った人は、誰しも「ウィンナ・ワルツ名曲集」ではなく「レハールの『金と銀』」のCDというイメージを持つようです。 とかく、このルドルフ・ケンペというドイツの指揮者のイメージは、「質実剛健」で「控えめで手堅い演奏をする人」という感じが強いのですが、この曲の演奏はそのイメージからは程遠いもので、非常に大胆な感じです。そして、  「大きな緩急をつけて、名旋律を歌い尽した」 本当に感動的な演奏となっています。 (このようなカンタービレは、他にはシューリヒトとVPOの未完成以外にはきいたことがありません。) とはいえ、そこはケンペです。人工的な面や作為的な面は一切感じられずに、  「心の中の感動と盛り上がりが抑えきれずに堰を切ってあふれ出した」 ような自然さのもとに、本当にやりたいことをやり尽くしています。 私の場合、この演奏を聴いて、この曲に対するイメージがそれ以前とは全く変わりました。 とくに、よく知られているように、ウィンナ・ワルツの形式は、  序奏と終結(コーダ)の間に、6(?)曲のワルツが2度ずつ繰り返して奏される ような形になっていますが、このケンペ聴いてもすぐにわかるくらいに、1度目と2度目の演奏の仕方が違っています。 しかし、それが全く不自然でなく、むしろ、そうあるべきようにきこえるのです。 私の場合、評論家の宇野功芳さんの推薦文を見てLP(オイロディスク=キング)を購入したのがきっかけでしたが、それまで、ただの通俗名曲であったこの曲が、金や銀ではなく、ダイアモンドのように光り輝く魅力的なものに変わりました。 私の手元にあるコロムビア発売のCD(多分、CDCOCO70420と同じマスター)の場合は、最初は、弦の音抜けが悪くて、LPで聴いたときの感動が伝わりにくい感じでしたが、再生装置のレベルアップとともにほぼ満足できる音が出るようになって来ました。 このような名盤こそ、XRCDで発売してほしいと思っております。

宇野広報 さん | 奈良県 | 不明

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まるで極上の羽毛が飛び交うが如くを思わせ...

投稿日:2011/07/30 (土)

まるで極上の羽毛が飛び交うが如くを思わせるような演奏です。この当時のSKDのサウンドは何と軽やかで心地よいサウンドを奏でていることか。ウィンナワルツの演奏としても、聞いていての心地よさ,ノリの良さではVPOの演奏を数段上回っていると思います。これは、ケンペがSKDを指揮している他の演奏全てに言えることですが。まさに歴史的名盤の一枚と言えます。

ペーターダム男 さん | 神奈川県 | 不明

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