ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲全集&序曲集 セル&クリーヴランド管弦楽団(10CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CB92480
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

オリジナル・ジャケット・コレクション!

ベートーヴェン:交響曲全集(10CD)
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団

LP発売時のオリジナル・カップリング&ジャケット・デザインと、最新のリマスタリング(20ビットDSD&SBM)によって、セルのベートーヴェンが鮮烈によみがえります。

 84ページに及ぶブックレットにはレアな写真が多数収載されているのもマニアにはたまらないところです。

 大編成オーケストラを指揮しながら、極度に引き締まった古典的な造形美をつらぬいたセルのベートーヴェン演奏には以前から定評のあるところですが、奇数番号の作品、とりわけ第3番は、合奏の精度それ自体が一種の凄みを漂わせた演奏として有名なもの。全編、まさに音が立っているという印象で、バランスの良さに加え、そのいさぎよいサウンド造りには終始しびれっぱなしです。

 この肥大感を拒絶してひたすら結晶化に向かうかのような傾向は、偶数番号の作品からも独自の清廉な美を醸成することにつながっており、第4番の終楽章など、遅めの進行のなかで明確に表出される音楽の構造、小気味良いテンポ感覚が快感です。

 こうした過度なロマン性の排除、膨張した響きに埋もれてしまった構造性と軽快なテンポ感の洗い出しは、後に時代考証派の演奏が目指すところとなるものなのですが、それらが既に、セルの手によってさらに高度な領域で達成されていたということには驚かされますし、さらにここでは、モダン楽器ならではの音の厚みや深み、力強さといった要素まで共存しているのです。このあたりにも“セルのベートーヴェン”が時代の潮流に左右されることなく、常に別格的な地位を確保している一因があるのかも知れません。 

 なお、CD10には、セルのアシスタントを長年つとめたアメリカの指揮者、ルイス・レーンによる『プロメテウスの創造物』が全曲収められており、当時のクリーヴランド管弦楽団の力量が真に並外れたものであったことを思い知らされます。


CD1
・交響曲第1番ハ長調 op.21
 1964年10月2日、セヴェランス・ホール
・交響曲第2番ニ長調 op.36
 1964年10月23日、セヴェランス・ホール

CD2
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
 1957年2月22,23日、セヴェランス・ホール

CD3
・交響曲第4番変ロ長調 op.60
 1963年4月5日、セヴェランス・ホール
・『レオノーレ』序曲第3番 op.72
 1963年4月5日、セヴェランス・ホール

CD4
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
 1963年10月11,25日、セヴェランス・ホール
・モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
 1963年10月11,25日、セヴェランス・ホール

CD5
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
 1962年1月19,21日、セヴェランス・ホール

CD6
・交響曲第7番イ長調 op.92
 1959年10月30,31日、セヴェランス・ホール

CD7&CD8
・交響曲第8番ヘ長調 op.93
 1961年4月15日、セヴェランス・ホール
・交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』
 1961年4月15,21,22日、セヴェランス・ホール

CD9
・『エグモント』序曲 op.84
 1966年10月8日、セヴェランス・ホール
・『コリオラン』序曲 op.62
 1966年10月29日、セヴェランス・ホール
・『シュテファン王』序曲 op.117
 1966年10月29日、セヴェランス・ホール
・『レオノーレ』序曲第2番 op.72a
 1966年10月8日、セヴェランス・ホール

ボーナス・トラック
・『レオノーレ』序曲第1番 op.128
 1967年8月25日、セヴェランス・ホール
・『フィデリオ』序曲 op.72
 1967年8月25日、セヴェランス・ホール

以上、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団


CD10
・『プロメテウスの創造物』全曲 op.43
ルイス・レーン指揮クリーヴランド管弦楽団
 1967年4月7日、セヴェランス・ホール

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony no 1 in C major, Op. 21
  • 02. Symphony no 1 in C major, Op. 21
  • 03. Symphony no 1 in C major, Op. 21
  • 04. Symphony no 1 in C major, Op. 21
  • 05. Symphony no 2 in D major, Op. 36
  • 06. Symphony no 2 in D major, Op. 36
  • 07. Symphony no 2 in D major, Op. 36
  • 08. Symphony no 2 in D major, Op. 36

ディスク   2

  • 01. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 02. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 03. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 04. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"

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総合評価

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私はJSBさんとほぼ同意見です。だから、け...

投稿日:2024/08/04 (日)

私はJSBさんとほぼ同意見です。だから、けんたさん、わたしの耳を疑ってくださって構いません、その代わり私はあなたの耳、音楽的センスを疑います。すべてがきっちり納まって3,5,7,9番など高揚感など感じられない。響きが表面的でその背後のベートーヴェンの音楽が持っている深さ、高揚感、前進し高みへ昇る感じなどほとんど感じられない。JSBさんご指摘の通り、きっちり整理されいかにも都会的な音、その音が含むべきベートーヴェン音楽の大事なものが抜けているように思う。セルがEMIで再録していれば違った結果になっていたであろうと思う。(セルは英米LPでほとんど聴いたセルが苦手の音楽愛好家より。)星3は与えない。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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数多の全集の中でやはり最高の演奏ではない...

投稿日:2008/12/28 (日)

数多の全集の中でやはり最高の演奏ではないでしょうか。テンポ・フレージング・バランスどれをとっても厳しく研ぎ澄まされています。いうなれば、大横綱の土俵入りのような風格。奇をてらったところは全く無く、純粋に清潔な音楽を奏でている。これを評価しない方の耳を疑わざるを得ないと正直思う、歴史的名演です。

けんた さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェンの交響曲はフルトヴェングラ...

投稿日:2008/06/15 (日)

ベートーヴェンの交響曲はフルトヴェングラーとセルさえあれば、バーンスタインもクライバーもカラヤンもいらない。セルの演奏をもし「冷たい」と感じるなら、その原因はすべてあのシビアな録音にある。ためしにちょっぴり低音域を増幅して、ちょっぴりエコーをかけて聴けば、びっくりするぐらい表情豊かな名演が聴ける。フルヴェンは聴くのにちょっと覚悟が必要だが、セルはいつでもOK。フルヴェンは「最高の芸術」セルは「最高の音楽」。両者の共通点は、ピーンと張り詰めた緊張の糸が最初から最後までけっして、一瞬たりともゆるまないこと。

セル神様 さん | 香川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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