ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第9番『合唱』 オットー・クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(1961年ライヴ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT1332
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

初登場! クレンペラー、1961年の『第九』

海賊盤を含めると実に7種類目となるクレンペラーの『第九』。今回は、1961年の収録ということですが、この年のクレンペラーは、スタジオ録音では、マーラーの『復活』や、ブラームスの『ドイツ・レクイエム』バッハの『マタイ受難曲』ワーグナー:管弦楽曲集などの名盤を次々に制作しており、ライヴでは、コヴェントガーデンでの『フィデリオ』や、コンセルトヘボウでの自作の第1交響曲とブルックナー6番、フィルハーモニアとの『荘厳ミサ』などによってヨーロッパ楽壇に話題を提供していました。
 前年の1960年、ウィーン芸術週間におけるフィルハーモニア管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全曲サイクルも大成功を収めており、それら残された録音からは、この時期のクレンペラーの気力充実した絶好調ぶりが十分に窺えます。
 今回、英TESTAMENTから初登場となる『第九』の演奏は、そうしたクレンペラーの精神状態を反映してか、常よりも速めのテンポが設定されており(約68分)、同年3月に奇跡的な大成功を収めた『フィデリオ』同様、自然な息づきを感じさせながらも巨大で推進力に富むという稀有な演奏を堪能することが可能です。

 なお、4人のソリストは、全員マーラーもレパートリーとする歌手であるのが興味深いところです。ソプラノのアグネス・ギーベルは、ドイツの宗教音楽などで有名な存在で、1959年に録音されたホーレンシュタインの『千人の交響曲』にも出演。メゾ・ソプラノのクリスタ・ルートヴィヒは、マーラーのエキスパートとも言える存在で録音も多数。テノールのリチャード・ルイスは『大地の歌』の専門家としても知名の存在で、バルビローリやワルター、ライナー、オーマンディ、セルなどとの録音が存在。バス・バリトンのヴァルター・ベリーは著名なオペラ歌手で、マーラーに関しては、夫人のルートヴィヒと共演したバーンスタインとの角笛歌曲集があります。
 それにしても面白いのは、現存するクレンペラーの第九のテノールが、7種類中、6種類までが『大地の歌』の名唱で知られる歌手たちによるものであるという点。重さも軽さも共に重視したということでしょうか。
 彼らが残した『大地の歌』の録音の内訳も、ヘフリガーが、ロスバウト盤、ベイヌム盤、ワルター盤、ヨッフム盤、クメントがクーベリック盤、クライバー盤、ヴンダーリッヒがクレンペラー盤S=イッセルシュテット盤カイルベルト盤、ルイスがバルビローリ盤、ワルター盤、ライナー盤、オーマンディ盤、セル盤、マゼール盤と、錚々たるものがあります。

■ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 OP.125 『合唱付き』
 第1楽章 15:43
 第2楽章 15:03
 第3楽章 13:31
 第4楽章 23:37
 合計   67:54(以上、実測値)

アグネス・ギーベル(S)
 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
 リチャード・ルイス(T)
 ワルター・ベリー(Br)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 指揮:オットー・クレンペラー

 録音:1961年11月27日、ライヴ、BBC収録
 場所:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 音源提供:BRITISH LIBRARY(モノラル)



クレンペラー、その他の第九

・1956年5月17日 コンセルトヘボウ管(ライヴ)

・1957年10月&11月 フィルハーモニア管(スタジオ、参考程度の音質ですが試聴ファイルあります)

・1957年11月12日 フィルハーモニア管(ライヴ、参考程度の音質ですが試聴ファイルあります)

・1960年6月7日 フィルハーモニア管(ウィーン・ライヴ、参考程度の音質ですが試聴ファイルあります!)

・1964年10月27日 ニュー・フィルハーモニア管(ライヴ、映像、廃盤)
・1970年6月30日 ニュー・フィルハーモニア管(ライヴ、映像、未発売)

収録曲   

クラシック曲目

  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Symphony no 9 in D minor, Op. 125 "Choral"
    演奏者 :
    Giebel, Agnes (Soprano), Ludwig, Christa (Mezzo Soprano), Lewis, Richard [Tenor] (Tenor), Berry, Walter (Baritone)
    指揮者 :
    Klemperer, Otto, Klemperer, Otto
    楽団  :
    Philharmonia Orchestra, Philharmonia Chorus
    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1822-1824, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]

総合評価

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5.0

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モノラルであるが、数あるクレンペラーのベ...

投稿日:2021/03/01 (月)

モノラルであるが、数あるクレンペラーのベートーベン交響曲第九番の中で最高の演奏であろう。重量感が素晴らしく、インテンポで突き進む演奏はフルトヴェングラーとは対極にある演奏である。是非リマスター化してほしいと思う。クレンペラーのすばらしさの一つに合唱のコントロールがある。数ある演奏はすべて所有しているが、どれもが素晴らしく、また新たな発見があるのでとっかえひっかえ聞いている。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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彼の第九はセッション録音以外全て素晴らし...

投稿日:2014/11/05 (水)

彼の第九はセッション録音以外全て素晴らしい。中でも最近出会ったケルン放送響とのものは57年のステレオライブよりもひょっとするといいかもしれない。 そんな中でこの61年の演奏は57年ライブとケルンライブとはちょっと、いや、全然趣向が違う。もちろん悪いわけではない。 つまりは、ぶちギレハイテンション異常興奮なんです。特に前半の激烈さはテンシュテットの91年ライブにもひけをとらないと言ってもいいと思います。とにかくティンパニが腕も折れよとばかりに、いや、底も抜けよとばかりに地面をぶっ叩く(?)! 第3楽章は冒頭が軽く、アレレっと肩透かしを喰らうが、それでも演奏が進んでいくと自然に引き込まれていく。 第4楽章も少しいつもの感じに戻った気もするが、やっぱり強烈ハイテンション。 この演奏と北ドイツ放送響のベト7、デンマーク王立管のエロイカを以て、「新三大クレンペラーぶちギレ異常興奮演奏」としたいと思います!

ムラファン さん | 大阪府 | 不明

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これはとくにすばらしい内容で、クレンペラ...

投稿日:2007/03/14 (水)

これはとくにすばらしい内容で、クレンペラーのステレオライブよりよいです。ソリストも実に音楽的で、音楽のすばらしさに没頭できる感じの演奏。ただしやや作為のあるテンポ設定には興ざめするかも。このCDはクレンペラーの価値を高めますね

たけかわ さん | 豊中 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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