シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD 輸入盤

Der Rosenkavalier: Knappertsbusch / Vienna State Opera('55.11.16)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
74321.69431
組み枚数
:
2
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

クナッパーツブッシュの《バラの騎士》全曲
1955年11月16日、ウィーン国立歌劇場でのライヴ録音。演奏は実にユニーク。まず気がつくのは、ウィーン・フィルに昔風のなんとも味な響きが聴かれる点で、この公演の11日ほど前に、ベームの《フィデリオ》で気負いこんで戦後の再スタートを切ったのがまるでウソのようなリラックスぶりです。
 クナの指揮は相当に自由で、さすがのウィーン・フィルもけっこうてこずっているようですが、優雅と武骨、繊細と大胆といった対立概念的ファクターが等分にまじりあうこの作品では、こうした接続曲的な気分の変転は非常に有効と思われます。
 あの狂暴な《エレクトラ》(クナの得意演目のひとつ)のあとに書かれながら、というよりもそれゆえにこそ、これほどノスタルジックな性格を帯びることとなったこの人工的な作品に対し、クナッパーツブッシュがとったスタンスは実に情緒豊かなものであり、滑稽で下品な場面にせよ、美しく叙情的な場面にせよ、底流するのはあくまでも豊かに波打つ人間的で幅広い情感そのものであることを、どんな場面でも深く実感させてくれるのがとにかくみごとだといえるでしょう。
 演奏によってはパロディにつぐパロディに聴こえかねないこの作品が、ここでは時代背景など乗り越えた人間ドラマとして、堂々とそのヒューマニティを主張しているのです。
 そのむせぶばかりの叙情、これでもかと迫る品の無さが頂点に達するのは第3幕であり、演奏のほうもそれに合わせるかのようにどんどんレヴェル・アップして行くのが伝わってきますが、これが本来のオペラというものなのでしょう。
 キャストは豪華で、しかも新旧渾然としていますが、まとまりは良く、しかも芝居上手であり、特にオックス役最多出演記録保持者でもあるクルト・ベーメの快活な演技は文句なしの感銘を与えてくれます。もちろん、ギューデンとユリナッチのコンビも高水準であり、全体にウィーンならではの瀟洒な感覚と、バイエルン的な武骨な感覚のバランスがとれているのがポイントとなっています。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Bust It Baby Part 2
  • 02. Bust It Baby Part 2

ディスク   2

  • 01. Who Hotter Than Me
  • 02. Who Hotter Than Me
  • 03. Who Hotter Than Me

総合評価

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クナッパーシュブッシュが 大の苦手な私で...

投稿日:2007/06/13 (水)

クナッパーシュブッシュが 大の苦手な私ですがどういうわけか好きになりました。 とにかく歌手がいいですね。 また音が永遠に切れないのではないかと心配してしまう。 指揮も素晴らしい。他にもCDを持っていますが、不思議と聴いてしまうCDです。

タンノイおやじ さん | 東京 | 不明

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ワーグナーの数々の名演に共通する素晴らし...

投稿日:2005/03/16 (水)

ワーグナーの数々の名演に共通する素晴らしいCDです。我々が名盤に求めるものは、音質ではありません。音楽を紡ぎだす創造性、表現力そして芸術性であるはすです。 MarklevinsonのTnsportとプリアンプの組合せで聴いてもアナログには変わりません。音質を偏重するならコンサートの方が良いと思いますねぇ。でも残念ながらトスカニーニの時代にはワープは出来ませんが。

sh1950 さん | Fukushima | 不明

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演奏も録音も良い。ただ、10点満点をつける...

投稿日:2004/11/08 (月)

演奏も録音も良い。ただ、10点満点をつける勇気はない。

koshiro_m さん | 福岡県 | 不明

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