DVD 輸入盤

交響曲第2番『復活』 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2053268
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

アバド/マーラー『復活』
2003年、ルツェルンでのライヴ

ベルリン・フィル音楽監督を勇退した後のクラウディオ・アバドが新しいオーケストラを作るという新構想は、大きな期待をもってクラシック・ファンの耳に届いていました。そして、その全貌が明らかにされたのが2003年のルツェルン音楽祭であり、1週間にわたるオープニングの掉尾となる2日間をマーラーの交響曲第2番『復活』が飾りました。
 芸術監督にアバドを迎え、伝統あるルツェルン音楽祭のレジデンス・オーケストラを再編成するという試みは、比類ない新しいオーケストラの誕生を意味することにもなりました。アバドが創設に寄与したグスタフ・マーラー・ユーゲント管を母体とするマーラー室内管弦楽団が中核となり、各パートのトップにはベルリン・フィルの現・元首席奏者を始めとする名手を据え、これに最先端でソリストとして活躍するプレイヤーたちも加わり、実に錚々たる顔ぶれが揃ったスーパー・オーケストラが実現しています。
 コンサートマスターは元ベルリン・フィルのコーリャ・ブラッハー。弦の各パートにハーゲン四重奏団が参加。第1ヴァイオリンにはルノー・カプソン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管コンマスのセバスティアン・ブロイニンゲ、フィレンツェ五月祭管コンマスのドメニコ・ピエリーニ、北ドイツ放響コンマスのブリジット・ラングらが参加。第2ヴァイオリンのトップは元ベルリン・フィルのハンス=ヨアヒム・ヴェストファル。ヴィオラのトップは元ベルリン・フィル首席のヴォルフラム・クリスト。チェロにはベルリン・フィル首席のゲオルク・ファウストをはじめ、注目のナターリャ・グートマン、ゴーティエ・カプソンも参加。コントラバスにはウィーン・フィルのアロイス・ポッシュが加わっています。
 管楽器には、フルートのエマニュエル・パユ、オーボエのアルブレヒト・マイヤー、ホルンのシュテファン・ドールとベルリン・フィル首席が並び、クラリネットのザビーネ・マイヤー、トランペットのラインホルト・フリードリヒが名を連ねています。
 新生ルツェルン祝祭管との演奏のために調整も十分なアバドは実に精力的で、推進力に富む指揮ぶりがこのスーパー・オーケストラからみずみずしい音楽への忠誠を見事に引き出しています。
 特に終楽章では、作品に内蔵される音楽的生命感が一回性の感興の中でひときわ高揚しており、カタストロフを暗示する展開部を一気呵成に貫くエネルギーが圧倒的です。また、生への準備を力強く呼びかける男声合唱の導入以降、しなるように音楽が強まっていく大団円は「生の歓喜」を限りなく讃えるもので、聴き手に大きな感銘をもたらすことでしょう。まさに記念碑的な『復活』として末長くクラシック・ファンの耳目を集める名演ということができます。
 新聞各紙も、『アバドはルツェルンに驚異のニュー・オーケストラを創造した』(フランクフルト・アルゲマイネ紙)
『それは稀にみる友情の結合であった。全員が音楽を創ることに喜びや楽しさを感じ、熱意と情熱を傾けて演奏するために参加していた。彼らは音楽のためならばどんな狂気じみたことでもやってのける覚悟で臨んでいたのだろうか。炎を踏み越えて歩み、飛翔するほどに』(ニューヨーク・タイムズ紙)と絶賛していました。

・マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
 エテリ・グヴァザヴァ
 アンナ・ラーション
 オルフェオン・ドノスティアラ合唱団
 ルツェルン祝祭管弦楽団
 指揮:クラウディオ・アバド
 録音:2003年8月19日、20日
 ルツェルン音楽祭コンツェルトザールにおけるライヴ録音

 収録時間:86分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1
 字幕:英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語
 NTSC
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ユーザーレビュー

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今のところアバドのマーラーDVDではこの...

投稿日:2007/06/14 (木)

今のところアバドのマーラーDVDではこの演奏が一番良いようだ。比較してみたが、オケの状態はこの演奏が一番良いようだし、曲もアバドに向いている。もともとアバドは中音域を薄味にするから中音域に仕掛けが集中する曲では物足らないが、その点「復活」なら安心できる。スマートにサラサラと盛り上がっていくのでオケの技量自体は確かに高いのだろう。

ドクターハーブ さん | 宮沢 | 不明

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臨時編成オケだけに凝縮力と融合性には欠け...

投稿日:2007/04/13 (金)

臨時編成オケだけに凝縮力と融合性には欠けるが、もともとアバドの音楽づくりがそういう方向性にはないこともあり、これも有りか。むしろ瑞々しい表現意欲を評価したい。ソリスト級の奏者を集めたオケは難しいソロでも何の不安定さもなく天晴れな演奏振りで(普通のオケは、一流団体まで含め、その点でいかに音楽の流れを邪魔することか...)、アバドとしてもこれほどの技術力を持つ団体を指揮することはこの上なく快適だったのではなかろうか。ソリストをオケ中に配置するのも彼らしいし、アバド好きなら買って損はない。

un portrait さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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