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交響曲第2番『復活』 ジョン・バルビローリ&ベルリン・フィル(1965年ライヴ)(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT21320
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

バルビローリが唸り、ベルリン・フィルのパワーが炸裂する!
マーラー:交響曲第2番『復活』の素晴らしい演奏!


バルビローリとベルリン・フィルの関係はきわめて親密なもので、1949年から1969年の約20年のあいだにいくつものモニュメンタルな演奏をおこなっています。
 中でも有名なのは、1963年1月に客演した際、大成功を収めたコンサートの成果を受け、楽員の要請もあって翌年EMIにレコーディングされたというマーラーの交響曲第9番ですが、マーラーではほかにも第1番(1970年1月)、第2番(1965年1月)、第3番(1969年3月)、第4番(1964年1月)、第5番(1968年1月)、第6番(1966年1月)が演奏されているとのこと。
 そのどれもが大きな成功を収めたことは、当時、マーラーとは縁遠かったベルリン・フィルというオーケストラを考えるとまさに異例なことであったといえるでしょう(ベルリン・フィルがマーラーの音楽を通常のレパートリーに組み込むようになるのは1972年以降です)。

 バルビローリが最初にマーラーの音楽に触れたのは1930年、オスカー・フリート指揮する交響曲第4番のリハーサルのことでした。以後、熱心なマーラーの擁護者のひとりとなった彼は、まず手兵のハレ管弦楽団を指揮して作品の普及に努め、1957年には交響曲第1番『巨人』のスタジオ・レコーディングもおこなっています。

 今回CD化されるのは1965年6月に演奏された交響曲第2番『復活』のライヴ録音です。音は残念ながらモノラルですが、自由ベルリン放送収録の正規音源ということで、音質そのものはかなり良好。トゥッティでのマッシヴな迫力から、「原光」での繊細で艶やかな色彩美にいたるまで鑑賞に支障のないレベルは十分に保たれています。指揮者の唸り声もけっこう克明に収録されており、第5楽章などで独特の雰囲気を醸成しているのが興味深いところ。低音の凄みもよく伝えています。

 バルビローリは冒頭から緊迫感をみなぎらせ、トゥッティでの強力な表現やカタストロフで一気呵成にえぐり込む造型には、彼らしい情熱の発露がうかがえます。1970年シュトゥットガルト放響盤での崩壊寸前の壮絶なたたみこみも実にスリリングでしたが、BPOはさすがの機能性の高さ!
 終楽章の圧倒的な表現も実に広大な射程を示しており、「最後の審判」直前の屹立するような高みを目指す広がり、嵐のように燃えさかる展開部の激しさ、終盤の剛直さの中に情感を繰り込むサー・ジョンらしいテンションの高さはやはり必聴。ベイカーの深々と格調の高いメゾ、シュターダーの気高く芯の強いソプラノ共々、感動的な歌唱です。合唱は聖ヘドヴィヒ教会合唱団。 

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 第1楽章 (21:55)

ディスク   2

  • 01. 第2楽章 (10:40)
  • 02. 第3楽章 (11:26)
  • 03. 第4楽章 (05:24)
  • 04. 第5楽章 (34:04)

総合評価

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今年もまた7月末がやってきた。バルビロー...

投稿日:2021/07/22 (木)

今年もまた7月末がやってきた。バルビローリとセルが亡くなって51年が過ぎた。大阪万博の年、小学6年生だった私はクラシック音楽を聴き始め3年が経過したばかりの生意気盛り。ベートーヴェンの弦楽四重奏の世界に足を踏み入れる前に、当時ブームになり出したマーラーにのめり込んでいました。来日して「巨人」をやるはずだったバルビローリが急逝したニュースは子供心にもショックなものでした。親に頼んで9番のLPを買ってもらい、スクラッチノイズの箇所をすべて覚えるほど聴き込みました。さて当盤ですが、シュトゥットガルト盤程でないにしてもBPOのアンサンブルにいくつも綻びが散見されます。録音はモノ。当時日本に紹介されていたBPOのレコードは、9割以上がカラヤン指揮の完全なるスタジオ録音。納得のいくテイクまで何度も修正を重ねたもの。まあカラヤンに限らず、レコードとはそういうモノでした。ですが、聴き手に伝わってくる芸術的な情報量という点では、圧倒的大差でバルビローリに軍配が上がります。第一楽章が始まり数分も経てばモノラル録音ということを忘れて、フィルハーモニーの客席にいるひとりになっている気がします。最終楽章のコーラスが終わりコーダに向かう頃には、毎回自然と胸が熱くなっています。何度聴いたか分かりませんが、毎回こんな思いにさせてくれるアルバムはありません。私もあと何年生きられるか分かりませんが、バルビローリ&BPOの音源が1つでも多く見つかることを切に願います。今年も当盤で偲ぶとしましょう。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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評判どおりの名演奏。モノナル録音だが、生...

投稿日:2011/10/07 (金)

評判どおりの名演奏。モノナル録音だが、生々しい響きで、とりわけ声楽のある第3楽章、終楽章の出来は素晴らしくまるで祈りの音楽のようだ。

はしかつ さん | 千葉県 | 不明

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HMVレビューやユーザーレビューのおかげで...

投稿日:2010/02/05 (金)

HMVレビューやユーザーレビューのおかげで隠れた名盤?をいろいろと教えていただいて感謝です(懐が寒くなりますが!)。このところ(復活)のCDを買いあさりました。書評でホルバートがすごいと読めば探し回り、、、期待が大きくなりすぎてそれほどでもなかったけれど、、いろいろ買ったあげく結局クレンペラーはいいなあと落ち着いていた矢先、このバルビローリ盤に巡り合って圧倒されました。第9番でバルビローリの素晴らしさは知っていましたが、第2番をこんな風に演奏するとは、、、。優秀録音や優等生的演奏はあまり興味がなく、このような血沸き肉踊るような演奏でなくてはと思いながら,なかなか確率は高くないのです。ジャネット、ベイカーの声は一瞬キャサリン、フェリアーと思いました。、、で、HMV検索でベイカーの全集が聴きたくなった次第です。

tama さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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