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つげ義春流れ雲旅

Yoshiharu Tsuge

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022518774
ISBN 10 : 4022518774
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

漫画家・詩人・写真家の3人が巡った失われゆく日本の風景への旅「アサヒグラフ」での連載に加え、「グラフィケーション」の旅、「るうじん」の座談、さらに50年ぶりの鼎談も初収録。「流れ雲旅」完全版!

目次 : 下北半島村恋し旅/ 東北湯治場旅/ 北陸雪中旅/ 四国おへんろ乱れ打ち/ 国東半島夢うつつ旅/ 篠栗札所日暮れ旅/ 秋葉街道流れ旅/ 最上川、里の渡し舟/ 放談会 流れ雲旅余聞(つげ義春・大崎紀夫・北井一夫・藤原マキ・近藤承神子)/ 異空間への旅人・つげ義春(文/大崎紀夫)/ 鼎談+1 五十年目の「流れ雲」(つげ義春・大崎紀夫・北井一夫・つげ正助)

【著者紹介】
つげ義春 : 1937年東京生まれ。54年に漫画家デビュー。貸本漫画などで活躍したのち65年より「月刊漫画ガロ」に短編を発表、「李さん一家」「海辺の叙景」「ねじ式」などで独自の境地を拓く。作品集に『無能の人』ほか、『貧困旅行記』などエッセイも執筆。2017年日本漫画家協会賞大賞受賞。20年アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞受賞。22年日本芸術院会員となる

大崎紀夫 : 1940年埼玉県生まれ。63年東京大学文学部仏文科を卒業後、朝日新聞社入社。「俳句朝日」「短歌朝日」編集長を務めた。退社後2001年より俳句結社「やぶれ傘」を主宰

北井一夫 : 1944年満州生まれ。65年日本大学芸術学部写真学科を中退、写真集『抵抗』を発表。71年『三里塚』を刊行、翌年日本写真協会新人賞を受賞。シリーズ「村へ」で76年に第1回木村伊兵衛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホークス

    2023年刊。1969〜75年の紀行文。写真と絵が多く、無愛想な文章。描かれる場所も情景も侘びしく、つげ義春の世界に浸れる。つげ在住の調布の図書館で借りたけど、いつか買いたい。「ここではないどこか」を求める旅だと思えて勝手に共感した。常識や普通に対して緊張し、強ばった心身が緩む。60才を過ぎてなお、と自嘲する。白黒写真のほっかむりした人物の黒くつぶれた顔が怖いのに懐かしい。不可解なままで構わないだろう、と諭されたよう。「旅人が土着の生活を解するなど愚かな幻想」の言葉は、冷淡ではなく尊重だと思える。

  • 阿部義彦

    つげさんが、69年から71年にかけてアサヒグラフに発表した、旅行記(後に文章を大崎紀夫、写真を北井一夫の三人体制になる)が久方ぶりに復刊されました。東北地方のルポは過去に読んだ記憶が有りましたが、今回は北は青森南は九州までの完全版です。ねじ式は68年に発表はされましたが、文中には言及が有りません、まだ評価が定まってない頃だったのかも?このルポは「リアリズムの宿」を思い出させます。『サンビスしますから』いい台詞ですね。73年実施の放談会には結婚したばかりの奥さまも参加。今回の22年の鼎談には息子さんの姿も。

  • Satoshi

    表紙をみて思わず購入した。つげ義春って日本芸術院の会員にまでなられたのですね。東北の温泉には湯治の老人がおり、遍路道には盲目の僧侶が琵琶を弾いている。リゾートとは程遠い昭和の原風景。暇なときにパラパラ見たい。

  • そうぺい

    初読。ウ〜ン高いなぁ笑。つげ義春と題打つも、つげ先生の文章は1章のみ笑。レビュー等を参考に3ヶ月買うのを悩んだが…満足度は…。でも…つげ義春と有れば欲しくなるでしょ?笑。イラストや写真は多め。 ただ、申し訳ないけど他の2人は全く知らないですし、紀行文を担当されている方の文に到っては妙に鼻につく…経歴…東大仏文科…なるほど!笑笑〜哲学臭が懐かしくもありて。 紀行文はどこまでも自分の視点が重要で、その意味においては日記に近いのだけれど、旅そのものが何か得体の知れないものを孕んでいる分、好きなのかも知れない。

  • hitotak

    つげ氏が絵、北井氏が写真、大崎氏が文章を書いた1970年頃の日本各地の旅行記。当時はちょうど大阪万博も開催され、高度経済成長の只中にあったはずだが、旅先は東北から九州までの地方の漁村、湯治場、お遍路道などのうらぶれた場所ばかり。現在はすっかり廃れただろう昔ながらの暮らしぶりや風習もルポされており、民俗学としても貴重な記録だと感じた。つげ氏のイラストも、詳細なタッチの背景、味のある人物たちが個性的な構図を用いて描かれ、今ではもう見ることができない各地の寒村の様子がよく伝わってくる。

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