数は無限の名探偵 ナゾノベル

はやみねかおる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784023322301
ISBN 10 : 402332230X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

「科学探偵謎野真実」シリーズ、はやみねかおる「ルーム」シリーズなどを手がけた朝日新聞出版が満を持して創刊する小説シリーズ「ナゾノベル」。
「謎と不思議と、まさかの結末」を読者にお届けするナゾノベルの第1弾は、はやみねかおる、青柳碧人らベストセラー作家5人がここでしか見られない共演を実現しました。
「算数・数学で謎を解く」をテーマに、5人5様の個性がぶつかる珠玉のミステリーが集まり、読み終わったらきっとあなたも「数」が好きになる1冊です。

「”出汁で割る”って、”0で割る”のと同じだ!」
――数学に異能を発揮する中学2年生の真島尽が、なぜかまずくなってしまったおでんの謎を解く!? 「事件÷出汁=名探偵誕生」(はやみねかおる イラスト:箸井地図)

「非科学的な直感は信じないが、わが友の言葉は信用できる」
――この世から、電卓もメールもコンピューターも消え去った? 信太とレイジの親友コンビは世界をもとに戻せるのか? 「盗まれたゼロ」(向井湘吾 イラスト:フルカワマモる)

「わかるんだよ。このアルゴリズムを使えば、みんなをだましている『嘘つき野郎』が」
――クラス1の人気女子が呪われた! 謎を解くのは、スマホと弟だけが友達の「引きこもり姉ちゃん」? 「引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」(井上真偽 イラスト:森ゆきなつ)

「でも私は負けないわ。これを見て。142857って数、おもしろいのよ」
――昔のフランスに生きる数学好きの13歳、ソフィーと、現代に生きる数学嫌いの14歳、真理。時空を超えた友情が、2人の未来を少しずつ変えていく。 「ソフィーにおまかせ」(青柳碧人 イラスト:あすぱら)

「真瀬、お前は数学という魔法を使ったじゃないか」
――魔法に夢中の中学2年生、北条真瀬。無実の罪で逮捕された友人の父を救うため、魔法ではなく持ち前の計算力をつかって推理を繰り広げる。 「魔法の眼」(加藤元浩=漫画)


【著者紹介】
はやみねかおる : 1964年、三重県生まれ。三重大学教育学部数学科卒業。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、1990年にデビュー

向井湘吾 : 1989年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。「お任せ!数学屋さん」で第2回ポプラ社小説新人賞を受賞し、2013年にデビュー

井上真偽 : 神奈川県出身。東京大学卒業。2014年、『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞し、デビュー

青柳碧人 : 1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。2009年、「浜村渚の計算ノート」で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー

加藤元浩 : 漫画家・小説家。1966年、滋賀県生まれ。1985年、漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夢追人009 さん

    本書は5人の人気作家さんによる数がテーマの「日常の謎」系の児童向けミステリ短編集ですが、決して侮れない内容で大人でも面白く読めて勉強にもなって満足できる一冊ですよ。私は小説4編、漫画1編の内でSFファンタジーの要素が入った第2話と第4話が特に大好きですね。他にも四人の容疑者の中から真犯人を探す殺人は起きないフーダニットミステリも2編あります。『盗まれたゼロ』向井湘吾:朝起きるとテレビの時刻表示が漢数字になってスーパーの店員がレジで全員そろばんで計算しているという奇想天外な謎に二人の少年が挑む男の友情の話。

  • mocha さん

    人気作家さん揃いの数学ミステリーアンソロジー。文章は小学生でも充分読めるけど、数学の知識は中学生レベル?「よくわからないけど数学って面白い」と思わせることが狙いかな。コミックもありの五者五様のアプローチが楽しい。青柳碧人さん「ソフィーにおまかせ」に出てくる数字の神秘(?)にとても興味をひかれた。

  • へくとぱすかる さん

    小説のテーマとして数学が取り上げられる機会は少ない。解説のために小説の形を借りているだけ、みたいな作品もあるから、どうやって落とし込むかが、結構むずかしいのだろう。「ソフィーにおまかせ」の真理のような数学の苦手な子も多いのだから、物語として読める本が増えてほしいと思う。「盗まれたゼロ」のようなSF、「事件÷出汁=名探偵登場」「引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」など、ミステリ形式は、数学にもよく似合うと思う。「魔法の眼」はコミック。これがラストなのは、ここまで読み切って、楽に完走できるための仕掛けかな。

  • さっちゃん さん

    数学がテーマのアンソロジー。/はやみねかおる『事件÷出汁=名探偵誕生』おでんがなぜか不味くなってしまった事件の犯人は。/向井湘吾『盗まれたゼロ』ある日世界から0が消えた。電卓もスマホもPCもない世界。信太とレイジは世界にゼロを取り戻せるか。/井上真偽『引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理』呪われたクラスメイトを救うため、引きこもりの姉と共に犯人を捜す。さすがロジカル。/青柳碧人『ソフィーにおまかせ』時空を超えた少女たちの友情。素晴らしい読後感。/加藤元浩『魔法の眼』数学で真犯人の手口を暴け。→

  • うまる さん

    豪華作家陣による数とミステリ。井上真偽さんと青柳碧人さんは流石の面白さ。数絡みの話というお題で、計算じゃなくてアルゴリズムに主を持って行った井上さん、数学に関係する史実を取り込んだ青柳さん、どちらも謎解きの面白さと数字への興味が湧く話です。 向井湘吾さんは謎解きではないけど、0の必要性が凄く良く分かります。この話だけ、ページ数が漢数字という細かい配慮がニクい。 期待していた1話目が一番つまらんかった。だって謎解明に数が関係ないんだもん。数学の話だけ浮いてるし、これじゃあ数に興味は持てないと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

はやみねかおる

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞

プロフィール詳細へ

はやみねかおるに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品