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杉の柩 ハヤカワ文庫

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300189
ISBN 10 : 415130018X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。激しい憎悪がエリノアの心に湧き上がり、やがて彼女の作った食事を食べたメアリイが死んだ。犯人は私ではない!エリノアは否定するが…嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

恩地三保子 : 1917年生、1938年東京女子大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    物語として面白いとは思う。ただ、私の知識不足もあるが、この手の犯人の設定、当時の警察でもちょっと調べればわかるんじゃないのか?と思ってしまう。ていうか、関係者の背景を探ってる様子が無さ過ぎて、都合良くない?とどうしても感じる。エリノアの心理描写や、ロディの時代を超越した駄目っぷりや、爽やかに演出されたラストなど、ミステリの骨格以外の部分で読ませるタイプの作品。好人物っぽく描かれているピーター医師の思い込みの激しさも相当なもので、実はダメンズな予感が匂っていて、結末の後を想像すると面白い。

  • カムイ

    【アガサ・クリスティ文庫第19幕】純粋にミステリーとして良く出来ていた、有名どころの【オリエント…】や【そして誰…】よりも楽しめた、冒頭と終盤の裁判劇は今迄のポアロシリーズにはない控えめではあるが無実を証明するポアロはヤッパリ、ポアロでした前半は会話やセリフにハーレクインぽっさがあり、ン〜?何処までこれを引っ張って行くのかな〜て思いながらそれでもクリスティーだから色んな所にヒントを散りばめているのだろうと!手紙の部分は3度読みしてネタが隠されてないかと目を皿にしていました、そしたらあるではありませんか!→

  • 糸車

    友人がクリスティ作品の面白さが分からないと言っていた。彼女からしたら推理ものとしてはもひとつなんだそう。じゃあどうしてわたしはクリスティが好きなんだろうと考えたら、要するに推理よりも、登場する恋人たちの物語が好きなんだということに気づいた。中でもこれはお気に入りの作品。主人公のエリノアの気高さや病人に示す気遣い、館に勤めている人に対する態度など、どれをとっても「つぼ」でした。しめくくりに高潔さゆえに苦悩する彼女が幸せになれそうなエピソードが用意されていて、こっそりその先を妄想しました。ポアロ、グッジョブ。

  • Tanaka9999

    今回の本は入りきれず流し読みのようになってしまった。 登場人物は把握できていたが、話の流れはよくわからず。 犯人がわからないのは、いつものパターンだが、最後まで読んでも答えがよくわからなかった。

  • chiru

    ミステリーだけど、恋愛小説の側面もある作品。婚約破棄の原因になった女性を毒殺したとして、法廷に立つ容疑者エレノア。ポアロは常にニュートラルな視点で、関係者の複雑で強固な心の扉を開け真相を引き出していく。彼女の心の声がミスリードや伏線として機能するので、真犯人は最後までわかりませんでした。『恋人の心が離れたら、もう何をしても元に戻らない』と悟るシーンは切ないけど『真実』に人を懐柔する力がないことを知っていて口をつぐみ続けた彼女は、最強に賢くベリークール。 ★4

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