アダムズ、ジョン(1947-) レビュー一覧
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投稿日:2017/10/10
私にとって、このディスクがジョン・アダムス作品のファースト・チョイス。 この楽曲のテーマともいえるアラビアン・ナイトにでてきそうな魔法のじゅうたんのごとき、熱気を孕んだ奔放な絵柄でありながら、緻密な音の織り込みがなされた作品にグッと惹きこまれていった。 現代音楽と思えないくらいに明快で、かつ演奏者を夢中にさせるような音楽作りのため、私たち一般聴衆にも理解しやすく普通のレパートリーとして定着できる気もする。眉間にしわ寄せて聴く種類の現代音楽ではない。息をつかせぬ面白い物語を、音絵巻で表した作品と考えればいいのではないだろうか。リーラ・ジョゼフォヴィッツが主人公として様々な物語や冒険を自在に奏でており、今後も(男性でもいいが)女性ヴァイオリニストにとって重要なレパートリーになっていきそうな気もする。 リムスキー=コルサコフの「本家」シェエラザードと一緒に演奏会に取り上げたらさぞかし面白い(そしてかなり濃厚な)一夜になることであろう。
うーつん さん
投稿日:2016/02/08
アメリカの作曲家によるヴァイオリン協奏曲を集めたCDです。 収録曲はなかなか珍しいコアな選曲で、ココリアーノとアダムズは現代の作曲家の作品、こう書くと何だか難しい内容の曲のように思えますが、多少現代音楽的な所もありますが、前衛的な作品よりもはるかに聴きやすい作品。 ワックスマンは黄金期のハリウッドを代表する作曲家の一人であり、何と言っても映画音楽が有名ですが、演奏会用作品も手がけ、このCDに収録された曲もそうです。 ピアノとヴァイオリンが競演する『トリスタンとイゾルデ幻想曲』、エネスコの『ルーマニア狂詩曲第1番』から後半部を編曲した物など、実はCDの中で最も珍しいレパートリーです。 ヴァイオリンはクロエ・ハンスリップ、伴奏は、レナード・スラットキン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。 ハンスリップはこれがナクソス初登場で、アルバムとしてはワーナーの物を含め三枚目になる物です。 デビューアルバムでもなかなかの演奏を聴かせてくれたヴァイオリニストですが、デビューから数年を経て、だいぶ上達したようで、特に表現力は見頃な物。 バックのスラットキン&ロイヤル・フィルの安定感のある演奏もグッド。 2005年録音、ナクソス品質なので音質は問題なし。 良好です。
レインボー さん
投稿日:2012/09/07
バーミンガム時代のラトルさん、こんな作品も取り上げてたのですね。アメリカのミニマルミュージックの作曲家、ジョン・アダムスの代表作を集めた作品集。それほどミニマルっぽくないですが、音楽の推進感、大編成のオーケストラで味わうには、最適、アダムス入門には、格好の1枚。初期の「ハルモニウム」、オペラ「ニクソン・イン・チャイナ」からの「チェアマン・ダンス」、推進感抜群の「ショート・ライド・イナ・ファースト・マシン」。ベルリンじゃあ、ガーシュインは、演れても、アダムスは、中々やれないだろうなあ。聴いてみたいけど。
sunny さん |40代
投稿日:2012/09/07
オルソップは、ミニマルミュージックと言えば、フィリップ・グラスの作品取り上げてますが、ここでは、ジョン・アダムスのオペラ、意欲作に挑戦。が、この作品自体によるものか、オーケストラによるものか、はたまた状態の良くないライヴ録音のせいか、粗っぽい、音の記録になっている。ちょっと、残念、期待を裏切られました。作品は、中々、面白そう、アダムス節、全開なんですが。
sunny さん |40代
投稿日:2010/11/07
原爆の父、オッペンハイマーを主人公とした問題作。歌詞やセリフは実際の関係者の手記等に基づいたもので、かなりリアルに原爆実験前夜当時の模様が描かれている。音楽的には演劇性が重視されており、セリフに無理やり歌をつけた部分が多く、少々疑問が残る。しかしながら、一方でオペラアリア的なシーンも所々にあるため、難解な部類には入らない。 第1幕 序曲 ノイジーな出だしはいかにも現代音楽風だ。そこに爆撃機のエンジン音やノスタルジックなラジオの歌が重なって行く。その後重量級の重々しい主題が奏され、これから起こりうる悲劇を提示する。 第1場。研究所。第1曲は人々による合唱だ。核爆弾を正当化する歌が軽快で狂気に満ちた旋律にのせて歌われる。続くオッペンハイマー(バリトン)とテラー(バス)を中心としたやり取りはかなり演劇性が強い。開発に突き進むオッペンハイマーと反対派の緊迫した情景の中でも、バリトンによる原爆投下目標を淡々と読み上げるシーンは、まるで何かにとりつかれたように悪魔的に表現されており、かなり印象的だ。 第2場。自宅での夫婦のシーン。ソプラノ(妻)が入るため、かなりオペラらしくなる。主人公もやはり一人の人間なのだ。しかしながら、妻の狂気に満ちた反戦の歌もむなしく、事態はブレーキなど全く無いかのように突き進んでゆく。 第3場。実験前夜。悪天候の中、着々と準備が進んでゆく。気象学者を脅してでも任務を全うしようとする将軍がアイロニカルだ。ただひたすらに慌ただしく暴力的なリズムは、雨による被爆の恐怖に怯え足並みがそろわない人々の心理を見事に表している。相変わらず歌ともいえないセリフが続く中、ラストのオッペンハイマーによるアリアが心を打つ。悪魔に心を売った苦悩が神への告白と言う形で歌われるのだが、音楽も悲劇的かつロマンチックで、客席の控えめなブラボーも納得の出来映えだ。ここでオペラを終わりにしてもいいくらいだ。 第2幕。第1場。自宅で待つ妻のシーン。舞台には妻と家政婦(メゾソプラノ)と子供たちが登場する。このシーンは脅かされる人々の日常の象徴として第2幕全体にオーバーラップして登場する。 第2場。実験場。雷雨という悪天候の中、鉄塔に爆弾が設置される。人類初の実験に様々な憶測が飛び交い人々の不安を煽る。ここで歌われるメゾ・ソプラノの深い祈りの歌が心を打つ。音域的にはおそらく最低音だろう。 雨は天の恵みか、それとも死の恐怖か。人々の絶叫をよそに、ついに実施が決断される。 第3場。カウントダウン第1部。ここでは恐怖のあまり錯乱するオッペンハイマーの幻覚が主要なテーマになっている。紙の上の計算がついに実行に移される時が来た。その破壊力など誰一人知る由も無い。 第4場。カウントダウン第2部。ついにカウントダウンが始まる。天気は晴れ渡り、あたりに不気味な静けさがただよう。
いわごろう さん
投稿日:2007/12/08
ミニマルを編成の大きいオケでやると冗長な感じになりがちですが、これはそんな事が無い。丁寧でキレの良い好演奏でした。
はし さん
投稿日:2007/10/04
文句なし! まずは、Short Ride in a Fast Machine から聴いてみて。 ぶっ飛びの演奏と曲で最高!!!
AG さん
投稿日:2007/05/06
何が素晴らしいかって?演奏云々よりも曲に感動した。ただ、入手困難なため、5ヵ月待った。
雅虫 さん
投稿日:2006/12/03
ジャケに魅かれて購入したが「なかなかやるな」と感服。アダムスはクレーメルとどうしても比較してしまうで”今一歩”の感はあるが その他3曲は素晴らしい。特にシャコンヌは見事。是非この組み合わせでプロコの1番を聞きたい。
mori さん
投稿日:2005/10/11
ラトル&アダムス最高!こういう曲、演奏ならミニマルも十分楽しめる。最後に収録されているファンファーレもノリノリで最高!
アントン-ミントン さん
既に投票済みです
ありがとうございました
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