フロム・ヘル

アラン・ムーア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622088592
ISBN 10 : 4622088592
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
592p;26

内容詳細

19世紀末ロンドンを震撼させた“切り裂きジャック”事件の凄絶な「真相」。今日の世界の醜怪さのすべてが、その中に兆していた―。『ウォッチメン』と双璧をなす、鬼才アラン・ムーアの記念碑的名作。

【著者紹介】
アラン・ムーア : 1953年、イギリスのノーサンプトンに生まれる。コミック原作者として強烈な個性を放つ作品群を世に送り出し、多くのコミック作家や他分野のクリエイターたちに影響を与えている。1980年代のアメリカン・コミック/グラフィック・ノベルの記念碑的作品となった『ウォッチメン』がヒューゴー賞を受賞(コミック作品の受賞は初)するなど、その作品はジャンルの枠を越え、世界的に高い評価を受けている

エディ・キャンベル : 1955年、スコットランド生まれのコミック作家。シカゴ在住

柳下毅一郎 : 映画評論家・翻訳家。1963年生まれ。出版社勤務ののち、映画評論家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    切り裂きジャックという、ロンドンの貧民街でその日暮らしをしている貧しい娼婦たちを殺した人間はいまもこれからも多くの人たちの関心の的であり続けるでしょう。そして、それを題材に何回も何回も被害者と女性は様々な媒体で惨い死を再現され続けるでしょう。闇の童話とでも言いたくなるこのコミックは、暴力ではとうてい優位に立てることはないであろう女性をどうとらえたかったんだろう…と読み終わって複雑な気持ちになりました。個人的にはパトリシア・コーンウェルの説が一番有力だと思っています。

  • おおた さん

    名作と名高くても無理な絵は無理。そう放置していたけれども、ジャック・ザ・リッパーについて知りたいという知的好奇心があったから読み切れた。最後まで絵柄だけで人を見分けることはできなかった。全体として富裕層の身勝手な妄想や見栄に振り回される低層階級、特に女性の不遇に哀しくなる。しかし身勝手な妄想というのは知識や評価される技術によって培われていくもので、おかしな方向へ育っていくと哀しい事件が引き起こされると読んだ。この絵だから描写できたこともあるだろうけど、本音のところはリメイクしてほしい。

  • hikarunoir さん

    合本は再読。今回神懸り犯による死体損壊理念、被造物への畏怖と同期しに注釈記載の解剖記録動画も併せ見進める。作品が精緻な機械との印象が深まる。

  • こうすけ さん

    19世紀末、切り裂きジャック事件を描いたグラフィック・ノベル。半端じゃない情報量で、何度もページを戻って伏線など確認しながらじっくり読んでいった。『ウォッチメン』同様、圧巻の物語のスケールと、重々しい読後感。すさまじかった。特に後半、随所随所で描かれる"ある幻視"が衝撃的すぎて、「えっ!!」と叫んでしまった。つまりこれは、19世紀末が舞台といいながら、現代に物言うべく書かれた物語だったのだ。 戦争と核の世紀を生きる我々に、切り裂きジャックを異常だと言えるだろうか?

  • コリエル さん

    天才アラン・ムーアが、100年以上に渡り語り尽くされてきた切り裂きジャック事件のあらゆる資料を渉猟した上で、王室の陰謀・フリーメーソン・魔術・心霊・ゴシップといったそれらの情報全てをまとめ上げて「真相」を構築したという離れ業が本作品。その技術も作中で言及される浮遊するガルの精神が到達する神の領域についての物語も、もはやコミックの域に止まらない文学を読んだという満足感があった。

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アラン・ムーア

1953年イングランド出身。1980年コミックライターとしてデビューし、以降「V フォー・ヴェンデッタ」「フロム・ヘル」などの著作で数々の賞を受賞している稀代の名ライター。

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