アレクサンダー ヴェルナー / 喜多尾道冬 / 広瀬大介

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カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記 下

アレクサンダー ヴェルナー / 喜多尾道冬 / 広瀬大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276217959
ISBN 10 : 4276217954
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,427,45p
共著・監修・編集など:喜多尾 道冬、広瀬 大介
472p 四六版

内容詳細

目次 : 〜運命の星、光り輝くとき! / 指揮台に上らぬ天才は、隠遁し、静かに世を去った... / 並ぶものなき存在と称えられた指揮者の数奇な後半生に迫る。〜 / 【目次】 / 6.頂点に立つ指揮者 −ヴェルディ≪オテロ≫でついに世界的指揮者へ / 7.世界を股にかけて −四大陸での客演 / 8.引く手あまたの指揮者 −原則主義のスター / 9.伝説化 −引退のはじまり / 10.去り行く人 −遅ればせの勝利と静かな訣別 / あとがき:苦悩と歓喜が一つに融けるとき −カルロス・クライバーという現象

【著者紹介】
アレクサンダー・ヴェルナー : 1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。1991〜1995年、「バーディッシェ・ノイエステ・ナハリヒテン(バーデン最新情報)」紙に勤務。1995年以降「シュタントプンクテ(立脚点)」誌に勤務、2000〜08年には編集長を務めた。現在はフリーランスのライターとして、各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している

喜多尾道冬 : 1936年、和歌山県生まれ。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。中央大学名誉教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている

広瀬大介 : 1973年生まれ。1998年、国際基督教大学大学院比較文化研究科・博士前期課程修了。2006年、一橋大学大学院言語社会研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。2002〜04年ドイツ・ミュンヘン大学に研究留学。専攻は20世紀前半のドイツ音楽史で、特にリヒャルト・シュトラウスの音楽とその社会的関わりを中心に研究活動を行っている。日本リヒャルト・シュトラウス協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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興味深い証言の数々を集めた労作には違いな...

投稿日:2014/05/04 (日)

興味深い証言の数々を集めた労作には違いないが、読み進むのにこんなにも疲れる本は類例がありませんね。インタービューを拒否し続けたので、そのユニークな芸談が皆無なのは残念ですが、それにしても、この人くらい「他人迷惑」を省みなかった人はいませんね。同じ証言を集めるのならば、いっそのこと「2度と顔も見たくない」と言う人たちの話を集めた方が面白かったかもね。およそ指揮者になんかなってはいけなかった人格? オマージュのモザイクに辟易、読んで楽しいものではありませんが、他の特集本の日本人物書き諸氏のつまらなさもうんざりですし、ドキュメンタリー映像もイマイチだし、CDをポツポツと聴いているのが関の山でしょうか。やれやれ。

オペラかじり虫 さん | 兵庫県 | 不明

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翻訳が下手。文章の流れが悪く、原作者が損...

投稿日:2010/12/21 (火)

翻訳が下手。文章の流れが悪く、原作者が損をしている。もっとマシな人はいなかったのか。

ushio さん | 東京都 | 不明

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本編自体の内容は、上巻に比べても馴染み深...

投稿日:2010/11/06 (土)

本編自体の内容は、上巻に比べても馴染み深い名前が多く登場することや、自分でも聴いた日本公演についての記載など、興味深いものである。前回指摘した「訳の読みにくさ」についてはそれなりに改善されたように感じられる。が、後半「アネクドート」なるしばしば出てくる単語があるのだが、この意味がわかる読者がいったいどれほどおいでになるだろうか?(音楽仲間の)友人、知人にもきいてみたが誰もわからず・・・。慣れないドイツ語辞典で「綴りを想像して」調べてみると、何のことはない「逸話」とある。なぜ普通に「訳せない」のか。これは一例であって、相変わらずな部分もあるようだ。訳者はともかくとしても、編集者も何とも思わなかったのだろうか?

ひろととろ さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 千葉さとし さん

    癖のある訳文、そして原著に見られる脱神話化のための傾向からくる若干煩雑とも思える程の証言の数々は上巻と変わらず。とはいえ、上巻を読んだ人ならもう慣れているはずなので、その点は問題ないかと。高い理想を求め、実現できるその時代最高の音楽家は、事実や証言による「脱神話」的生涯の読み解きにもかかわらず、反時代的英雄としてのカルロス・クライバーの生涯を描き出しているように思う。実演を聴けなかったことがほんとうに残念なマエストロの、数少ない録音でも聴くとしますか…

  • ゆたーり さん

    彼がいかに完璧な音楽を目指していたのかを知ることができた。そのために、彼の指揮をする曲の数は少なく、現在残っている録音も限られているのは、少し残念だ。ただ、彼の音楽の素晴らしさがこのことによって生まれている。

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