アンリー・ニューイッツ

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人類史にかがやく古代都市はなぜ消滅したのか チャタルヒュユク、ポンペイ、アンコール、カホキア

アンリー・ニューイッツ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791775019
ISBN 10 : 4791775015
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いまから1万年近く前に築かれた人類史上最初期の都市、火砕流の犠牲になったローマの華やかな都市、運河や潅漑設備によって繁栄しジャングルに消えた王国の首都、11世紀には当時のパリよりも多くの人口を擁した北米の大都市。いまはなき四つの都市に焦点をあてて、都市から人類の歴史を見つめなおす。考古学の最新の成果から繁栄と消滅を繰りかえす都市の謎をときあかし、これまであまりふれられてこなかった奴隷、労働者、女性、移民といった要素にもふれながら描き出される、あたらしい人類史。

目次 : はじめに―どのようにして都市は失われるのか?/ 1 チャタルヒュユク―出入り口/ 2 ポンペイ―街路/ 3 アンコール―貯水池/ 4 カホキア―広場/ エピローグ―警告・進行形の社会実験

【著者紹介】
アナリー・ニューイッツ : アメリカのジャーナリスト、編集者、作家。1998年にカリフォルニア大学バークレー校で英語とアメリカ研究の博士号を取得。SFブログio9の創始者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • TATA

    図書館で見かけて一読。思いがけず面白かった拾い物の一冊。トルコのチャタルヒュユク、イタリアのポンペイ、カンボジアのアンコール、米国のカホキアと四つの消滅した都市を語る。消滅の背景のみならずその繁栄の歴史や雑踏して往時に思いを馳せるところもつい読み耽ってしまった。気候変動や火山噴火といった自然災害だけではなく社会心理の変化もあって都市が棄てられたとの分析は現代に照らすとどうなるかと考えるとゾッとする。それでも文化や伝統は生き残るとしたあとがきに僅かに救われる気がするのは今がおぞましく感じるからか。

  • Y田

    都市、街のインフラ、社会システムが整っている社会にいると分からなくなるけど、それは必然ではないし、これまでのヒトの試行錯誤が詰まったものなんだなって。チャタルヒュユク、ポンペイ、アンコール、カホキア、これらの都市の変遷を読んですごく思う。◆印象に残ったのは、【繁栄→崩壊】という感じの文明のモデルは古い考え方(19c西洋的なそれ)であるという事である。都市は「生き物」、崩壊というより「変化」という認識の様だ。環境、文化、政治体制、色んなモノが絡み合って姿形を変え続ける人間社会に思いを馳せる。

  • kentake

    世界4ヶ所の古代都市遺跡について、最新の発掘調査で判明した事実に基づき、それらの都市で暮らしていた古代人たちの生活を想像し、それぞれの都市が消滅していった過程について考察を加えた本。 4都市のうち、チャタルヒュユクとカホキアについては、ほとんど知識がないだけに、興味深く読めた。 チャタルフュユクは紀元前8000年頃と気が遠くなる程古い遺跡だが、今から約330世代前の遺跡であると言われると、歴史の近さを感じる。またアンコールが衰退した原因は気候変動にあるとされているが、現代の都市も学ぶべき点が多いと思う。

  • マウンテンゴリラ

    チャタルヒュユク、カホキアについては、予備知識が無く、文章表現のみでは、イメージさえ把握するのが困難であった。しかし、都市=文明=階級社会の形成という、漠然とした、半ば刷り込まれた知識では計り知れない、人間や文明の多様性を感じさせられたのは確かである。これらの古代都市の物語から、著者が何を伝えようとしているのかを断定的に言うことはできないが、カタストロフィーというものを極端に捉えすぎたり、定式化しすぎることも現実的では無いということは、ここに掲げられている史実からも言えるかもしれない。→(2)

  • げんさん

    都市の指導者たちは、政治的な(占星術的な)理由から美しいスぺクタルを作ることに資力を注ぎ込み、整備された道路や機能的な下水道、比較的安全な市場など、都市生活の基本的な快適さを提供することはしなかった。その結果、都市は畏敬の念を抱かせるような外観をしていても、嵐による洪水や干ばつなど、災害からの回復力は高くない。現代でも政治的な利益追究のために安全性を無視することが多々ある。

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