「物語×JAZZ」を紡ぐオノマトペル、デビュー
2017年末、シンガーソングライター横沢ローラとピアニスト工藤拓人が意気投合し、結成したユニット「オノマトペル」。「物語×JAZZ」と形容するライブシリーズに訪れた人は、独特な歌詞の世界観にまるで本を読み進めるように引き込まれていく。都会的なクールさや透明感を持ちつつ情緒的な歌声、そしてジャズを基盤にしつつ複雑でありながらポップで遊び心溢れるコードワークとリズム遊びが合わさったサウンドを手売り初回限定盤に込めて販売、2ヶ月で完売した。
オノマトペル初の全国展開アルバム「ツベラコベラ物語」の収録曲は、例えばハイファイな現代ポップスのサウンド性に準じた「clock to you」は「機械時計」が主人公と、言葉遊びとコードワークが散りばめられた、妖怪と人と神を同軸で捉える「百鬼夜行」、叙情性あふれる「蛍の川」などを収録した。宮沢賢治や民話、寓話に影響を受け、全国を旅しその土地の影響を色濃く反映しながら、ジャズ、ポップス、クラシックを自由に行き来するサウンドと多様性が余すことなく込められている。参加ミュージシャンも、大橋トリオのサポート等で知られる神谷洵平や、ジャズギタリストでありながらCRCK/LCKS に参加するなど幅広い活動を見せている井上銘等、現代の日本の音楽シーンを牽引するプレイヤーを迎え入れている。さらに、本作はTWIN MUSIC のクラウドファンディングに挑戦しての制作。達成率142%という、多くの音楽ファンが期待を込めてくれた結果であることは疑いなく、ユニットの船出にふさわしい一枚になることは間違いない。
<PROFILE>
シンガーソングライター横沢ローラとピアニスト工藤拓人からなる、オリジナリティ溢れる物語をつなぎ奏でる変則ポップスユニット。リズムや言葉遊びを取り入れ、宮沢賢治を始め寓話的な物語を取り入れた詞の世界観と、クラシックの印象派やジャズ、ポップロックから影響を受けた音楽感で曲を構成。
<横沢ローラ>
「物語」を歌うシンガーソングライター。シロツメクサとカエルの物語や、世界一の男と結婚しようと思っている蚊の話など、ユニークな切り口とその世界観を形にした、飛び出す絵本のような立体CDジャケットや、絵、動画などの作品は、クリエイター、女性やキッズにも人気が高い。大橋トリオ氏、さかいゆう氏らのコーラスや、ソニーのFES、しまじろうのwebムービーほか数 百のCMソングにも参加。ギターの弾き語りで単独で全国もまわる。
<工藤拓人>
5歳よりクラシックピアノを始める。北海道大学JAZZ研在籍中にSAPPORO CITY JAZZ 2009 パークジャズライブコンテストで「工藤拓人ピアノトリオ」にて優勝をおさめ、翌年開催されるカナダ・トロントジャズフェスティバルに出場する権利を獲得。 ピアニスト、作編曲家として数多くのレコーディングに、サポート・キーボーディストとして様々なアーティストのライブに、参加している。
(メーカー・インフォメーションより)