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ネガティブ思考こそ最高のスキル

オリバー・バークマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309300252
ISBN 10 : 4309300251
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不安・悲観主義・消極性はすぐれた知恵にして戦略。ポジティブ思考への妄信を“解毒”せよ―。

目次 : 第1章 本当の幸せを求めて―ネガティブを排除しないこと/ 第2章 恐れているほど悪くはならない―ネガティブを強さに変えるストア哲学/ 第3章 静けさの前の嵐―ブッダは「ポジティブ」に執着しない/ 第4章 目標は危ない―将来をコントロールしようなどと考えるな/ 第5章 私の思考は私自身?―いかにして自己を克服するか/ 第6章 この世は安心劇場―「不安」の意外なメリット/ 第7章 成功体験はあてにならない―失敗を大切に保存する/ 第8章 「死の運命」との付き合い方―メキシコの伝統「メメント・モリ」の精神/ 第9章 ネガティブの正体―善悪二元論から自由になる

【著者紹介】
オリバー・バークマン : 1975年、リヴァプール出身。ケンブリッジ大学社会政治科学部学位取得。イギリスの全国紙『ガーディアン』の記者。外国人記者クラブ(FPA)の若手ジャーナリスト賞受賞。英国で最も権威ある報道賞・オーウェル賞ノミネート

下隆全 : 1940年、兵庫県出身。京都大学文学部英文学専攻。江商株式会社(現兼松)にて、ドイツ・ビルマ(現ミャンマー)・インドなど海外駐在経験を積み、退職後は翻訳者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Apple

    幸福を求めようとするほど、幸せになることが難しくなっていく。不幸や理不尽、災いといった事象は、自分の受け取り方によって最悪なものではなくなっていく。自己啓発本などで大きなシェアを占めるような、ポジティブ思考への信奉に異を唱え、ありもしない未来への不安を捨て去り、あるがままの現在を受け入れることについて説かれた本でした。どこかの文脈で「どんな時代にも人々は、自分たちの時代が最悪のときであると思い込んでいる」みたいな指摘があり、面白くて印象に残りました。「ゴールを設けない」も確かに良さそうだと思いました。

  • 菫子

    シロクマのお話はそのとおりだと思いました。確かにネガティブ思考は自己防衛本能だから、逃れられないものだけど、でも、ネガティブな気持ちをそのままいつまでも味わって過ごしていたら前に進むのに時間がかかりますし、ポジティブ思考が効率的な時もあるので、ポジティブ思考が良くないなどと一概には言えないと思いました。ただ、現在、ポジティブが良いと言う本が溢れているので、反対の側面を書いた本としての価値は大きいと思います。その意味で面白かった!

  • ブック

    書いてある内容には深く共感しつつ、言葉の解釈は最後まで腑に落ちなかった。私は現実を受け入れ、不確実さを楽しむ姿勢を「ポジティブ」だと捉えるからだ。著者がポジティブと定義するのは、困難さの存在を認めない姿勢を指すようだ。アメリカ人にはそのような人が多いのかもしれないが、日本が抱えているのは真逆の問題なのだ。筆者は結局のところネガティブを幸福に転化する方法、つまりネガティブのリフレームを語っているが、日本には決して解釈を変えないネガティブが課題だと思っている。その一方で、まぁどうでもいいことだとも思っている。

  • チェリ

    書いていることはどれも重要だと思うし、納得できるものが多い。ただし、それを「ネガティブ思考」と表現するのは無理があると感じた。主張をまとめると、現実的に対処可能な問題は対処しつつも、対処不可能な問題(例えば人はいずれ死ぬなど)は、思考を未来から現在に引き戻す事で意識から取り除くということだろうか。今、現在、この瞬間、に悩みが無いのであれば、悩む必要はない。分かるが、それはネガティブ思考よりも「現在思考」などと表現した方が近いと思う。またポジティブ思考を目の敵にする必要もないと思う。

  • KASAO

    私が日本人で生活に仏教が浸透している、割とネガティブ寄りな人格、というのに加え、多少の偏見で話すと、各章のテーマは勉強になりつつ、あまり目新しいものが見られなかった。世界は怖いもの、諸行無常で一切は因果、世界の捉え方は結局は自分次第といった、自分が過去に触れた命題が、一周回って戻って来たような本だった。個人的には、皮肉屋のイギリス人である著者が欧米のポジティブカルチャーに対するアンチテーゼの意味で出した本なのではないかと、勘ぐってる。また我々の当たり前が向こうの人の当たり前ではないのかもしれないと思った。

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