1919年10月24日、ロサンジェルス・フィルハーモニックの最初のコンサートが開かれ、それからちょうど1世紀を経た2019年10月、本拠地ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールで100周年ガラ・コンサートが行われました。
ロサンジェルス・フィルハーモニックは、1919年に富豪ウィリアム・アンドリューズ・クラーク・ジュニアによって設立。ウォルター・ヘンリー・ロスウェルを指揮者に迎え、最初の演奏会を開催。以来、錚々たる指揮者たちが音楽監督を務めています。クレンペラー、ウォーレンスタイン、ベイヌム、そして1962年、当時26歳のズービン・メータが音楽監督に就任(1962〜78年)、その後ジュリーニ、プレヴィンと続き、オケの変革を進めた立役者の一人エサ=ペッカ・サロンが1992年に就任(〜2009年)、そして現在の音楽監督グスターヴォ・ドゥダメル。ドゥダメルにより街がより活性化され、教育活動も盛んに行われ、若者からの関心も高まり新しい時代へと進んでいます。
このガラ・コンサートは、現・音楽監督のグスターヴォ・ドゥダメル、名誉指揮者ズービン・メータ、桂冠指揮者エサ=ペッカ・サロネンが集結し、ロス・フィルのDNAともいうべきプログラム内容となっています。またコンサート映像だけではなく、ロス・フィルの歴史を紐解くドキュメンタリー映像も収録しています。ロス・フィルは、ロサンジェルスという地域社会そのものを映し出し、100年間ロス・フィルらしい方法で聴衆と向き合ってきた、その成果が描き出されています。(写真ⓒLA Phil 100)(輸入元情報)