SACD 輸入盤

交響曲全集、クレルヴォ オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団(4SACD)

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA2506
組み枚数
:
4
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


クレルヴォも収録!
ヴァンスカ2度目のシベリウス交響曲全曲録音がセットになって登場!


SACDハイブリッド盤。かつてラハティ交響楽団と記念碑的なシベリウスの交響曲全集(1995〜97年録音)を完成させたヴァンスカ。その後2011年より手兵ミネソタ管弦楽団を率いて2度目の全曲録音を開始しました。同オーケストラとはベートーヴェンの交響曲全集の名演でも知られます。
 シベリウスの2度目の録音完成には苦難が伴いました。第1弾のリリースとなった第2番&第5番(2011年録音)が好評を博し、続く第1番&第4番(2012年録音)が順調にリリースされましたが、その後ミネソタ管弦楽団の理事会と楽団員たちの労使紛争が紛糾し決裂状態となり、さらには2013年10月にヴァンスカが一時辞任したため、予定されていた第3弾の録音の実現が難しい状態となり中断してしまいました。しかし、多くの要望とヴァンスカの全曲録音への思いから2015年5月、6月に第3番、第6番&第7番を録音する運びとなり、ついに完成に至りました。「フィンランドの風景を思い起こさせる」と評されるヴァンスカの再録は高く評価されました。ヴァンスカの円熟ぶりとさらなる深さを堪能できます。
 さらに嬉しいことに、「フィンランドから北アメリカへの移民の始まった150周年を記念するコンサート」におけるライヴ(2016年2月録音)で披露された『クレルヴォ』も収録しております。当作品もヴァンスカの2度目の録音です。1度目は2000年に当時新築のシベリウスホールで録音したラハティ交響楽団との最初のアルバムでリリースされました。ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団の代表録音がついにセットで登場です!(輸入元情報)

■関連情報
連載 許光俊の言いたい放題第282回『ヴァンスカの至宝、シベリウス交響曲全集』
「... 木管楽器の繊細なソロ、弦楽器の最弱音等々、ああ、作曲家はこういうことを考えていたのかと目の覚めるような思いがする。...」

【収録情報】
シベリウス:交響曲全集、クレルヴォ


Disc1(74:10)
1. 交響曲第1番ホ短調 Op.39
2. 交響曲第4番イ短調 Op.63

Disc2(78:04)
3. 交響曲第2番ニ長調 Op.43
4. 交響曲第5番変ホ長調 Op.82

Disc3(82:00)
5. 交響曲第3番ハ長調 Op.52
6. 交響曲第6番ニ短調 Op.104
7. 交響曲第7番ハ長調 Op.105

Disc4(79:29)
8. クレルヴォ Op.7〜メゾ・ソプラノ、バリトン、男声合唱と管弦楽のための

 リッリ・パーシキヴィ(メゾ・ソプラノ:8)
 トンミ・ハカラ(バリトン:8)
 ヘルシンキ大学男声合唱団(YL)(8)
 ミネソタ管弦楽団
 オスモ・ヴァンスカ(指揮)

 録音時期:2012年5月&6月(1,2)、2011年6月(3,4)、2015年5月&6月(5-7)、2016年2月4-6日(8)
 録音場所:ミネアポリス、オーケストラ・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション:1-7、ライヴ:8)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND


ユーザーレビュー

総合評価

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北欧情緒あふれる名盤中の名盤だと思います...

投稿日:2023/05/27 (土)

北欧情緒あふれる名盤中の名盤だと思います。以前のラハティ交響楽団との録音も素晴らしかったですが、このミネソタ管弦楽団との演奏はさらに円熟と自信を備え、響きもより深くなっていると思います。個人的な話ですがヴァンスカのシベリウスは2009年に本拠地フィンランドはラハティで第4、5番を聴いておりまして、今でもよく覚えております。うわさ通りハーモニクスを抑えた透明感あふれ、それでいて強弱の振幅・スケールの大きいドラマティックな演奏ができる才能を持った指揮者だと思いました。現在最も望みうるシベリウスの名手だと思います。 ミネソタ管弦楽団について思い出したことですが、ミネソタ州を含む五大湖周辺は以前から北欧系の移民が多いそうで、ミネソタ管弦楽団の特徴もここに関係しているかと思います。

SPRING さん | 不明 | 不明

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ベルグルンド/ECO盤と双璧の名演奏。もち...

投稿日:2021/05/04 (火)

ベルグルンド/ECO盤と双璧の名演奏。もちろん、ラハティとの旧盤を超える名演でしょう。とにかく、明晰さと透明感ではこの盤の右に出るものはないでしょう。3・6・7番を収めた一枚がとりわけすばらしい。3番は室内楽的な緻密さとシンフォニックな豊かな響きを兼ね備えた稀有の名演。ほかのどの演奏でも、この二つをここまで完璧に両立しえたものはないでしょう。6番は冒頭の弦のアンサンブルの透明感が素晴らしい。もちろん、単なる響きの美しさに終わらない、聴かせる演奏です。そして7番も、徹底した読みに裏付けられた説得力のある演奏です。4番も奥行きの深い、聴き手をひきつける力のある実に渋い名演奏です。これといって目新しい解釈はほとんどありません。しかし聴いた後の充実感はすばらしい。1番が旧盤同様、やや落ち着かなくしっくりこないのを除けば、こうでなくては、と納得させられる演奏ばかりです。鍛え抜かれたアンサンブルは、全盛期のセル/クリーヴランドにも匹敵するといえるかもしれません。アメリカのオケだといって敬遠するのは大間違いです(アメリカのオケは派手な音色だということ自体が、ただの思い込みでしかないのですが)。シベリウスの交響曲を愛するものとしては必携のセットでしょう。

Papachan さん | 北海道 | 不明

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許光俊さんのエッセーが好きでよくそのお誘...

投稿日:2021/03/20 (土)

許光俊さんのエッセーが好きでよくそのお誘いに乗ってしまうのですが、このシベリウスも良かった!元々、日本のシベリウス愛好家にとってヴァンスカさんと言えば、その実演を聴いて目から鱗が落ちた人が多いはず。そんな方の満を持しての交響曲チクルスが悪いはずはないのですが。。。躊躇する理由も明らかにあって、一つにはミネソタ交響楽団がアメリカのオケだということに対する不安。そして、ラハティ交響楽団との全集があるのに更に購入する価値があるのか?という根本的な問題。結論から言うと、シベリウス愛好家なら購入する価値ありです。このアルバムでのヴァンスカさんはその録音の良さもあり、しみじみと浸れるシベリウスの世界を構築。ラハティ交響楽団との全集も素晴らしく美しい世界でしたが、比べてみると呼吸の深さが全然違う。ただあくまで聴き比べをしたらの話であり、シベリウス愛好家以外には恐らくどちらも素敵なアルバム。まぁ、迷った時は、行けばわかるさ!です。 ちなみに、ミネソタ交響楽団はアメリカのオケとはとても思えませんので、為念。

R35sT さん | 熊本県 | 不明

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