シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『ばらの騎士』全曲 クプファー演出、ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィル、ストヤノヴァ、グロイスベック、コッホ、エルトマン、他(2014 ステレオ)(日本語字幕付)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
719404
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


クプファー演出による『ばらの騎士』
ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィル
ストヤノヴァ、グロイスベック、コッホ、エルトマン等、充実の歌唱陣!
日本語字幕付!


2014年ザルツブルク音楽祭で大評判だった舞台『ばらの騎士』が早くも発売されます。2014年はリヒャルト・シュトラウスの生誕150年にあたり、メモリアル・イヤーに相応しい豪華出演陣が登場した公演でした。
 指揮はフランツ・ヴェルザー=メスト。『ばらの騎士』は既に手中に収めたレパートリーでもあり、安定感抜群の棒を見せています。ヴェルザー=メストはこのあとウィーン国立歌劇場の音楽監督の辞任を発表しており、この公演の記録は貴重なものとなりました。
 演出は巨匠ハリー・クプファー。日本でも数々の舞台で話題を呼び、今年の新国立劇場では『パルジファル』を手がけ圧巻の演出を見せたといいます。
 本作では、時代を20世紀初頭に設定し、シンプルな舞台装置に当時のウィーンの街並みを背景に投影、従来の18世紀風な『ばらの騎士』と比べると衣装や小道具などもずいぶんスタイリッシュに作られています。
 見事な配役にも注目です。元帥夫人役のクラッシミラ・ストヤノヴァの圧倒的存在感。第三幕最後の有名な三重唱では、ストヤノヴァのリードも頼もしく、知的で誇り高い役柄同様に円熟した魅力を放っています。ソフィー・コッホは、最高のオクタヴィアンを演じ、モイツァ・エルトマンも可憐なゾフィーに見事にはまっています。そして注目はオックス男爵を歌うギュンター・グロイスベック。既存のイメージである傲慢な好色漢という容貌ではなく、スマートな出で立ちで声量豊かに演じています。(キングインターナショナル)



【収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:『ばらの騎士』全曲

 クラッシミラ・ストヤノヴァ(元帥夫人)
 ギュンター・グロイスベック(オックス男爵)
 ソフィー・コッホ(オクタヴィアン)
 アドリアン・エレート(ファーニナル)
 モイツァ・エルトマン(ゾフィー)
 ジルヴァーナ・ドゥスマン(マリアンネ)
 ルドルフ・シャッシング(ヴァルツァッキ)
 ウィープケ・レームクール(アンニーナ)
 トビアス・ケーラー(警部)、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)

 演出:ハリー・クプファー
 美術:ハンス・シャヴェルノッホ
 衣装:ヤン・タックス
 照明:ユルゲン・ホフマン

 収録時期:2014年8月8-14日
 収録場所:ザルツブルグ祝祭大劇場
 映像監督:ブライアン・ラージ

 収録時間:214分
 画面:16:9 HD
 音声:PCMステレオ2.0、DTS-HD MA 5.1
 字幕:英仏西中韓日
 Region All

ユーザーレビュー

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48khz 24bit です。録音も素晴らしい。nhk...

投稿日:2024/04/29 (月)

48khz 24bit です。録音も素晴らしい。nhkオンラインでも良い音でしたが、bdではさすがハイレゾ24bit音質。開演前の雑音までリアルです。演奏もメスト指揮ウィーンフィルですので悪かろうはずがありません。歌手も粒ぞろいでcd、sacd含めても薔薇の騎士の決定版と思います。

poirot さん | 京都府 | 不明

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ヴェルザー=メストの指揮する音楽はかなり...

投稿日:2021/07/08 (木)

ヴェルザー=メストの指揮する音楽はかなり美しかった。ただ、C.クライバー指揮、シェンク演出のミュンヘンでの映像に比べると全体的に印象が薄い。音楽面と演出面でも超名演というのには何かが足りないというのが現実。

gakusei さん | 北海道 | 不明

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なぜかまだレビューがないが、NHK-BSでは既...

投稿日:2015/05/31 (日)

なぜかまだレビューがないが、NHK-BSでは既に昨秋に放送された2014年夏のザルツブルクの目玉公演。『ばらの騎士』21世紀の新スタンダードと呼ぶにふさわしい見事な出来だ。まずは老匠クプファーの演出。かつてのような挑発的な舞台ではもはやないし、20世紀初頭への時代変更も今や定番だが、ヴェテランらしく劇的なシチュエーションの作り方がうまいし、小道具の配置も実に面白い。たとえば第1幕の背景にさりげなく置かれた二輪の白いカラーの花。フロイト的な読み方を知っていれば、性的な含意は明白だろう。解説してしまうと身も蓋もないが、花はもちろん女性の象徴。それが二輪あるのは、ここで恋人を演じるのが実は女性同士、「百合」関係だということだ。黒人のお小姓モハメッドがカーセン演出同様、若い青年で、朝食を運んできた彼が懐から大事そうに取り出したばらの花に口づけして、そこに添えるのも印象的。彼は一番最後のシーンで拾ったゾフィーのハンカチにも接吻する。第2幕ではオックス男爵がゾフィーをつかまえて、例のワルツを歌い始める場面。オクタヴィアンとファニナルの引きつった表情に、思わず吹き出しそうになる。プロジェクション・マッピングで背景に投影される主としてモノクロの風景も美しく、第1幕幕切れの冬枯れの並木道、第3幕三重唱の場面の朝霧のたちこめる野外(ジャケ写真)など秀逸だ。 歌手陣もすこぶる強力。少し老けたとはいえ、相変わらず最高のオクタヴィアンであるコッホ、可憐だがいかにも芯の強そうなエルトマンももちろん良いが、傑出しているのは元帥夫人とオックス男爵。ストヤノヴァがこんなに見事な元帥夫人を演じるとは思ってもみなかった。ドイツ語のディクションは完璧でないかもしれないが、誰かさんのようにシュヴァルツコップをコピーしようとするのではなく、積極的に新しいマルシャリン像を作ろうとしていることに好感が持てる。実際、この元帥夫人はデカダンで「壊れやすい」女性ではなく、もっと生活力のありそうな、逞しい女性だ。グロイスベックのオックス男爵も豪放さはやや影をひそめたが、貴族らしいノーブルで若々しい役作り。今回はトラディショナル・カットを排した完全全曲演奏だが、復活したのは主としてオックスに関わる場面なので、彼が魅力的なのはありがたい。チューリヒでの録画も素晴らしかったヴェルザー=メストは、あえてティーレマンのようにタメを作らず古典的な格調を重んじた、しかし同時にデリカシーも大いにある指揮。ウィーン国立歌劇場が「黄金時代」を築けそうな指揮者を追い出してしまうのは毎度のパターンだが、またしても逃した魚の大きさを思い知らされる結果になった。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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