シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

ヴァイオリンとピアノのための作品集 C.ヴィトマン、ロンクィッヒ

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4764546
組み枚数
:
2
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
超越した美しさによる幸福感


シューベルトのヴァイオリン曲というと、若い頃に書いた甘くシンプルなソナチネがよく知られていますが、当アルバム収録の作品群は、それらとはだいぶ傾向の異なる深みのある内容をもっています。演奏にあたっては、ソナタ形式における展開部の書法等、構成面だけでなく、両楽器のバランス、自在な和声、美しい旋律、名技性への配慮も要求されます。
 ヴィトマンは「シューベルには、ためらいの中に痛みと同じ強烈さで表現された美しさがあります。オーストリアの田舎、そして天に手を伸ばすような幸福感。それらが超越して曲に込められているのです」と語っているとおり、音色の変化によって色彩感豊かな自然なシューベルト像を描き出しています。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
シューベルト:
・ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934, Op.159
・華麗なるロンド ロ短調 D.895, Op.70
・ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)イ長調 D.574, Op.162

 カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)
 アレクサンダー・ロンクィッヒ(ピアノ)

 録音時期:2010年11月2〜4日
 録音場所:ノイマルクト
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Fantasia for violin & piano in C major ('Sei mir gegrsst!'), D. 934 (Op. posth. 159): Andante molto
  • 02. Fantasia for violin & piano in C major ('Sei mir gegrsst!'), D. 934 (Op. posth. 159): Allegretto
  • 03. Fantasia for violin & piano in C major ('Sei mir gegrsst!'), D. 934 (Op. posth. 159): Andantino (Tema con variazioni)
  • 04. Fantasia for violin & piano in C major ('Sei mir gegrsst!'), D. 934 (Op. posth. 159): Tempo primo
  • 05. Fantasia for violin & piano in C major ('Sei mir gegrsst!'), D. 934 (Op. posth. 159): Allegro vivace - Allegretto - Presto
  • 06. Rondo for violin & piano in B minor ('Rondeau Brillant'), D. 895 (Op. 70): Andante
  • 07. Rondo for violin & piano in B minor ('Rondeau Brillant'), D. 895 (Op. 70): Allegro
  • 08. Sonata for violin & piano in A major ('Duo'), D. 574 (Op. posth. 162): Allegro moderato
  • 09. Sonata for violin & piano in A major ('Duo'), D. 574 (Op. posth. 162): Scherzo
  • 10. Sonata for violin & piano in A major ('Duo'), D. 574 (Op. posth. 162): Andantino
  • 11. Sonata for violin & piano in A major ('Duo'), D. 574 (Op. posth. 162): Allegro vivace

ディスク   2

  • 01. Record Label: Ecm
  • 02. Country Of Release: EU
  • 03. Year Of Release: 2012
  • 04. Notes: Carolin Widmann/Alexander Lonquich

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幻想曲の冒頭のピアノの導入部でロンクィッ...

投稿日:2021/07/07 (水)

幻想曲の冒頭のピアノの導入部でロンクィッヒはきわめて繊細に整えられた響きを提示する。続いて導かれるヴァイオリンは、適度に抑制が効いた品の良さを感じさせながらも、艶やかに響く。少し人工的な響きにも思えるが、どことなく郷愁を感じさせるのは、シューベルトの旋律がどこか過去を思い起こさせるような憧憬の情感を想起させるからだろう。同曲の第2部はシュナイダーハンのように速くはなく、一音一音しっかりと、しかし流れに乗って弾かれており、流暢だ。同じECMからリリースされている2000年録音の塩川悠子とシフの美演ではテンポ設定はヴィトマンに近いが、フレージングのダイナミクスを利かせていたのとはちょっと違う雰囲気。ロンクィッヒの確かな主張のあるピアノは、むしろソナタで特徴的。もともとこの曲は、ソナタであると同時にデュオ(二重奏曲)という副題を持っており、シューベルトが二つの楽器の対等な位置関係を意識して作曲した作品であるに相違ない。ロンクィッヒの「リードする」という以上に感じられる主張の激しさは、この音楽のあり方を強く訴えているようだ。ロンドは、冒頭はアンダンテで、やがて早いアレグロに至るのだが、ここでの情熱溢れる奏者のやりとりは、多くの聴き手の心を打つのではないだろうか。この協演は、見事な成果を得ている。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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