現代音楽というより新手のロック! ジャズ!
はじける不協和音とリズム
ピエール・ジョドロフスキはフランスのトゥールーズ地方出身でリヨン音楽院に学んだ作曲家。IRCAMで研修員として電子音楽の研究を積み、電子音響とアコースティック楽器を組み合わせた様々な作品を多数発表しています。
矢継ぎ早に繰り出される様々な音響と不規則なリズムは高等なパンク・ロックか新手のジャズを思わせ、その疾走感あふれる多彩な音響イヴェントに飽きることがありません。一聴、ぐちゃぐちゃに聴こえる展開の中にふと抒情的なパッセージが聴こえたりしてなかなか魅力的です。ストラヴィンスキー、エリオット・シャープ、マイルス・デイヴィスをミックスしたような音楽です。(TOBU)
【収録情報】
ジョドロフスキ:
1. ドローンズ〜15楽器のための
2. バーバリズム〜アンサンブルと電子音のための
3. 対話/非対話〜フルートと電子音のための
スザンナ・マルッキ指揮、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(1,2)
ソフィー・チェリエ(フルート:3)
IRCAM-ポンピドゥー・センター(電子音響:2,3)
録音時期:2007年、2009年
録音方式:デジタル