スクリャービン(1872-1915)

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CD 輸入盤

交響曲第5番『プロメテウス』7台ピアノ版、詩曲集、ポエム・ノクターン 岡城千歳

スクリャービン(1872-1915)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C20003
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


岡城千歳、最新作はスクリャービン! 衝撃の7台ピアノ版『プロメテウス』!

万華鏡のように変化するピア二ズムと評され、独特の個性と色彩豊かな音色、確固たる表現力と独創性で世界的に注目を浴びるピアニスト、アレンジャー、プロデューサー、岡城千歳が自ら設立したニューヨークのレーベル「Château(シャトー)」最新プロジェクト。「Pro Piano」レーベルからは、スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番や練習曲全集、そして『法悦の詩』2台ピアノ版なども録音してきた岡城千歳が、自身の編曲によって「7台ピアノ版」にアレンジしたスクリャービンの交響曲第5番『プロメテウス、火の詩』。レコード芸術2021年2月号に掲載されたインタビューでも触れられ、その驚くべき発想に早くから注目が集まっていた話題作が遂に登場! 岡城千歳がピアニストとしての活動を休止し、出版社ブージー&ホークスで編曲の仕事を行っていた頃から10年の年月を掛けて編曲に取り組み、4年の年月をかけて録音・プロダクションを完成させたという、まさに渾身作です。
 全体を7台のピアノのためにトランスクリプションしているわけではなく、基本は2台で進行しながら時に3台〜5台になり、最大で6台〜7台になるという構成。それも、多数のピアノを使うのは多くの音を重ねて弾くためや大きな音を出すためではなく、あくまでも音楽的な音色を目的としているとのことで、5台〜6台重なっているのも(一部を除き)、フォルテで激しく音の多い所ではなく、ゆっくりでピアニッシモで音が薄いところに限られています。
 録音は、ピアノ1台に付き7本のマイクを使用し、7台×7本の計49トラックをオーバー・ダブして作成。シャルル・リシャール=アムランのアルバムでもお馴染みのカール・タルボットがミキシングを、元SONYのエンジニアでありグレン・グールドの音源のリマスタリングでも高名なアンドレアス・マイヤーがマスタリングを担当するなど、レコーディング面でのクオリティにも期待がかかります。

【岡城千歳 オフィシャルサイト掲載のインタビューより】
「スクリャービンがいかにこの『プロメテウス』作曲時に苦しい思いを抱いていたかは、楽譜を見て弾いていると、痛いほど、身につまされて感じるのです、自分も苦しい思いをしていた最中だっただけに余計に。その「涙」の思いがこのプロメテウスには深く込められている、だから弾いていて何度も涙しました。その思いを、聴いていただける方々にお伝えしたい、その万感の思いの一心で創ったCDです。プロメテウスの苦悩が、そしてそのスクリャービンの涙の思いが、私の思いが、聴いてくださった方々にお伝えすることができれば、本当に光栄でしあわせに思います。それだけが重要なことで、その他のことは全く問題ではありません。」(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
スクリャービン:
● プロメテウス、火の詩 Op.60(交響曲第5番)(ピアノ編曲版7台ピアノ用多重録音、編曲:岡城千歳)
● 2つの詩曲 Op.63(仮面/奇妙なもの)
● 2つの詩曲 Op.69(第1曲:アレグレット/第2曲:アレグレット)
● ポエム・ノクターン Op.61


 岡城千歳(ピアノ)

 録音時期:2017年1月22日、2019年10月27,28日
 録音場所:カナダ、ケベック、パレ・モンカルム
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 輸入盤日本語解説付き(解説:岡城千歳、岡城一三)


内容詳細

岡城千歳による、スクリャービンの「プロメテウス、火の詩」の7台ピアノ版などを収録。独自のピアニズムと確固たる表現力で評価されている岡城が、自らすべてのパートを演奏。多重録音により、ダイナミックなクオリティで響きが広がる。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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7台のピアノ×7本のマイク=49トラックの合...

投稿日:2021/09/15 (水)

7台のピアノ×7本のマイク=49トラックの合成であるが、主に弱音部の音色表現に使われていることで納得。同時に弾ききれない多くの音符を重ねるためという誤解をしないで欲しい。49種類のピアノの弦に近い音からホールの後方にわずかに響く音までが非常に丁寧に重ねられている。人工的な面はあるかも知れないが極めて良質の録音に驚く。岡城千歳のスクリャービンは聞きやすく、今回の録音でも時間を忘れて没頭出来た。スクリャービンのソナタ全集を是非出して欲しい。

欽造 さん | 京都府 | 不明

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音が水面のごとく、あちらこちらに呼応し、...

投稿日:2021/07/24 (土)

音が水面のごとく、あちらこちらに呼応し、まるでモネの巨大な睡蓮の壁画のよう。凄すぎます。 ピアノ7台あって、一人の思考の音楽が、展開しているわけですから、実際のステージでは、あり得ないなんでしょうね。 『火の詩』は、ピアノと大オーケストラの曲で、ピアノの鍵盤に反応して、光の色を変えて発光する、変わった演出の曲だった、と思います。 岡城さんの表現が凄すぎて、もとの曲がどんなだったのか。。 49トラックの多重録音って、ロック・バンドのクイーンもビックリですよね。

matto さん | 愛知県 | 不明

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