世界で一番美しい元素図鑑

セオドア・グレイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422420042
ISBN 10 : 4422420046
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
240

内容詳細

118の元素を写真を豊富に使って紹介。科学的な知見に基づいたユーモアあふれる解説も楽しい。科学エッセー、美しい写真集、最新の元素データ集という3つの顔をあわせもつ1冊。切り取れる「元素周期表」付き。

【著者紹介】
セオドア・グレイ著 : 元素コレクター。本業は、数式処理システム「Mathematica」や質問応答システム「Wolfram Alpha」の開発で世界的に知られるコンピューター・ソフトウェア会社ウルフラム・リサーチの共同創立者で、現在は同社ユーザーインターフェース技術部門責任者。サイエンスライターとしても活躍し、「ポピュラー・サイエンス」誌にコラムを長期連載している。周期表をテーマとしたウェブサイトperiodictable.comの主宰者として、大学、学校、博物館向けの写真入り周期表の制作などの普及活動を行っている

ニック・マン写真 : フリーカメラマン。17歳で最初の写真集を出版。おそらく、世界で一番多数の元素を撮影した写真家である。風景写真、スポーツ写真、イベント写真なども手がけて高い評価を得ている

若林文高 : 国立科学博物館理工学研究部研究主幹。専門は触媒化学、物理化学、化学教育・化学普及。博士(理学)。1955年東京生まれ。京都大学理学部化学科卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了

武井摩利 : 1959年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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元素の美しい写真の横に、気の利いたコラム...

投稿日:2021/04/18 (日)

元素の美しい写真の横に、気の利いたコラムがついているといった感じの構成で。読み物的に楽しめる本です   (逆に、元素について「学ぶ」ために読むという本ではないと思います)     アメリカのシットコムで主人公が登場人物を評するようなノリで各元素が紹介されていきます   例を挙げると、「クレジットカードのプラチナカードにはプラチナは含まれていませんが、ネオンサインの一部には実際にネオンが入っています」みたいな   写真はとにかくセンスがよく、眺めているだけでも楽しいです   また元素そのものの写真だけでなく、その元素に関連した品物の写真も載っているのですが、何を実例として挙げるかのチョイスが面白かったです(特に鉄とか金などの身近な物質)

hikari さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei さん

    元素表の順に手に入れられる実物を撮り解説を加えた図鑑。化学は苦手だったがまた何度も読んで勉強してみたいと思わせられる一冊だった。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    世界で一番美しい元素は何だろう。永遠を謳いながら高温で二酸化炭素になるダイヤモンド、最高の光反射率を誇っても黒ずみやすい銀、貴金属の王と讃えられようと耐腐食性も硬度も価格もナンバーワンじゃない金。モネの愛した鉛白・カドミウムイエロー・バーミリオン(硫化水銀)・コバルトブルー・クロムグリーン、毒性顔料揃い踏み。暗闇を照らすラジウムの光は放射能、秒単位で消えるものもある儚いアスタチン、実用的なのにさえない名前で損してるホウ素。どれが一番なんて決められない、この世界のすべてを形作っている美しい元素たちの図鑑。

  • 修一朗 さん

    今ちょうど化学の勉強をしているところなので,この美しい元素写真を眺めるのは息抜きにぴったりだ。ヴィジュアル本なんだけど,元素一つ一つに律儀に添えられているコラムが愛にあふれていて102編の珠玉のエッセイ集のようだ。無名の元素にも万遍なく目配りした創りが誠実でよろしい。「目立ちたがりドナルド・トランプは自分の名前を冠した高層ビルを建てるが,奥ゆかしい科学者は自分が発見したのでない元素に自分の名前を付けていただくのだ…」や,「元素の中で一番無名で役立たずなのはツリウムだ」なんて文章にニヤニヤ。あぁ楽しかった。

  • seacalf さん

    やっと読みきった。化学の知識はからっきしだが、大判で美麗な写真とユニークで軽妙な語り口の説明で非常にとっつきやすく元素を紹介してくれている。様々な元素由来の物珍しい品々が載っており眺めるだけでも楽しくて面白さに一役買っている。内容を逐一理解するには優秀なガイドが必要だが、地球上の金はごくわずかしかなく、人類の歴史の中でこれまでに得られた金を全部集めても1辺が約18mの立方体に収まるなど多様な雑学の宝庫でもあり、化学に疎い一般人にも間口を広げて元素を魅力的に紹介するひとつのアイテムとして成功していると思う。

  • のっち♬ さん

    著者が7年程かけて収集した元素コレクションの写真と解説。ただ純物を提示するだけでなく、無色気体は可視化したりイメージ画像にして大人から子供まで視覚的に楽しめるよう配慮している。化合物アイテムも豊富でエピソードも面白い。写真はどれも美しく、撮影者は良い仕事をした。本業はライターらしく解説はかなり主観的でウィットに富み、明解さと親近感を重視。原子核内の配置が少し変わるだけで反応性や用途が激変する性質のユニークさを上手く抽出しており、魅力が乏しければ歴史や逸話で通すフランクさも程良い。化学アレルギーにこの一冊。

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