室内楽作品集　エルゼ・アンサンブル

ゼンフター：室内楽作品集

ドイツの裕福な上流家庭に生まれたヨハンナ・ゼンフター。幼い頃から音楽に興味を持ち、フランクフルト音楽大学で作曲、ピアノ、ヴァイオリンを学びます。その後はライプツィヒでマックス・レーガーに師事、師を驚愕させるほどの才能を発揮しました。
　彼女は大規模な交響曲から室内楽曲まで100作以上の作品を遺しており、初期の作品はショパンやシューマンの影響を受けたサロン風の雰囲気を備えていますが、レーガーに師事してからは複雑な対位法を駆使した半音階的な旋律と、大胆な和声を用いつつも、節度ある禁欲的な美しさが感じられる作風へと移行しました。この2枚組には初期から晩年まで幅広い作曲年代の作品を収録。作風の変遷を辿るとともに、どの曲からも作曲家としての彼女の強い主張が感じられます。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
ゼンフター：
1. 四重奏曲 Op.11〜ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとヴィオラ・ダ・ガンバ（チェロ）のために
2. ソナタ Op.37〜クラリネット、ヴィオラ、ホルンとピアノのために
3. 三重奏曲 Op.103〜クラリネット、ホルンとピアノのために

Disc2
4. 五重奏曲 Op.119〜クラリネットと弦楽四重奏のために
5. ソナタ Op.57〜クラリネットとピアノのために
6. やさしい小三重奏曲 Op.134〜ヴァイオリン、チェロとピアノのために

　エルゼ・アンサンブル

　録音時期：2023年4月3-5日（1-3）、2021年5月10-12日（4-6）
　録音場所：Hans-Rosbaud Studio, Baden-Baden（1-3）、Sendesaal, Hessischer Rundfunk（4-6）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）