経済学オンチのための現代経済学講義

ダイアン・コイル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480864826
ISBN 10 : 4480864822
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
314p 19cm

内容詳細

「合理的で利己的な人間像が前提」「お金で測れないものには目を向けない」「複雑な現実よりも数式やモデルを優先している」…。経済学に向けられがちなこうした批判は、すべて時代遅れである。英国を代表するエコノミストである著者は本書でそのように宣言しつつ、現代経済学の多様で豊かな展開をかみくだいて紹介していく。その過程で浮き彫りになるのは、機械学習やデータ分析、AIといったデジタル技術の大革新を前に、経済学という学問にも大きな変化が求められているという切迫した現実だ。ではそれはいかなるものなのか。より良い世界をつくるために経済学に何ができるのか。その現在と未来を語りつくす白熱の講義。『フィナンシャルタイムズ』年間ベスト経済書(2021年)。「CapX」ブック・オブ・ザ・イヤー。アクシオム・ビジネス書大賞ゴールドメダル(ビジネス・コメンタリー部門)。

目次 : 第1章 経済学者の公的責任/ 第2章 部外者としての経済学者/ 第3章 ホモ・エコノミクス、AI、ネズミ、人間/ 第4章 歯車とモンスター/ 第5章 変化するテクノロジー、変化する経済/ 第6章 二一世紀の経済政策

【著者紹介】
ダイアン・コイル : 経済学者、ジャーナリスト。オックスフォード大学ブレーズノーズ・カレッジで学び、ハーバード大学で経済学のPh.D.を取得。民間調査会社のシニア・エコノミストや『インディペンデント』紙の経済記者などを務め、2000年には卓越した金融ジャーナリストに贈られるウィンコット賞を受賞。以後、英国財務省のアドバイザー、競争委員会委員、マンチェスター大学教授、BBCトラスト理事長代理などを歴任。現在は、ケンブリッジ大学公共政策教授、同大学ベネット研究所共同所長

小坂恵理 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しゅー さん

    ★う〜ん。この邦題はどうなんだろう?確かに「歯車とモンスター」だとファンタジー小説みたいだけど「経済学オンチのための」はいくらなんでもミスリードじゃあなかろうか。経済学の基本とマクロ経済をめぐる議論の歴史を知らないとついていけない。しかも冒頭から世間の経済学に対する批判に対して著者がひたすらネチっこく反論する。まぁ気持はわかるのだけれど、それを延々と聞かされる部外者の身になってほしい。本邦の小林慶一郎氏の切れ味や、ロベール・ボワイエ『経済学の認識論 』の精緻な分析を見習って欲しい。講演録の寄せ集めでした。

  • ハマのプー さん

    デジタル技術が跋扈する現代、経済政策がどのように議論されているのかと期待した。が、そういうものとは違う講演集(?)。非常に言い方は悪いが、現代の経済実態を表現できない経済学のゴメンナサイ本。たぶんこれは現代経済に実践的に取り組むための著者による決意表明なのかなと(思いたい)。

  • 2021 GT さん

    いやー難しかった。書いてあることの半分も理解できなかった。とはいえ、ところどころ鋭い洞察があって、そういう箇所に来るとホッとして読み続けられた。タイトルの「経済学オンチのための…」は完全にミスリードだと思う。経済学派や経済学者など知らないとついていけないところも多い。あと日本に関する記述が一つくらいあるかな、と思ったものの全くなかった。やはり経済学は欧米中心なんだな、と実感。日本人がノーベル経済学賞を受賞する日は遠そうだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品