GDPについて(仮)

ダイアン・コイル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622079118
ISBN 10 : 4622079119
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

GDPは経済状態を正確に反映しているのか。何を、どうすることで導き出されているのか。その利点と限界を的確に理解するための必読書。

【著者紹介】
ダイアン・コイル : 経済学者。マンチェスター大学教授。オックスフォード大学ブレーズ・ノーズ・カレッジで哲学、政治学、経済学を学び、ハーヴァード大学で経済学の修士号と博士号を取得。英国財務省のアドバイザー、競争委員会委員などを歴任し、現在はBBCの監督機関であるBBCトラスト会長代理を務める。経済学への貢献によって大英帝国勲位を受勲。民間調査会社DRIヨーロッパの上級エコノミストや『インディペンデント』紙の経済記者を務めた経験もあり、英国で卓越した金融ジャーナリストに贈られる「ウィンコット賞」を受賞

高橋璃子 : 翻訳家。京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    GDPとは何か。簡単にわかりそうで奥が深いこの数字。計算マニュアルは700ページに及び、さらに400ページの基礎編を読まないと理解できないそうで、GDPを語る経済学者も全てを理解しているわけではないという。その計算方法は時代の要請を受けて変化してきた。著者も指摘しているが、GDPは量を捉える指標であり、質の変化をとらえにくい弱点がある。現在ではかなり片手落ちの指標であると言える。GDPに代わる経済指標も検討されてはいるらしいが、果てしなく遠い道になりそうだ。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2014年初出。GDP:暮らし向きを測定・比較する指標で、人為的。1940年代に生れたばかり(10頁)。アルフレッド・マーシャルは、富には物質的な富と、個人的あるいは非物質的な富があると明言。国民所得にはサービスも含めねばならない(17頁)。1984年リチャード・ストーンはGDPおよび国民経済計算開発でノーベル経済学賞(24頁)。同賞受賞のアマルティア・センは、飢えが所得および貧困とは無関係とし、飢えるのは政府が国民の必要に応えないからで、

  • highsax @ シンガポール さん

    ★★★☆☆ずっと読みたかった本。GDPの歴史、課題が平易な言葉でコンパクトにまとめられており非常に読みやすい。時代に即しているし、難しい数式も出てこない。経済学に興味が有る人にオススメ。この本を読むと、GDPが「生産量を測る指標」に過ぎないこと、また統計的に欠陥を抱えていることがよく分かる。そして、それが現代社会に如何に役に立たないことかも理解できる。GDPは「豊かさ」を測れない。これだけデータが溢れている現代で、1番大事な「豊かさ」や「幸福度」を測れないというのはなかなか皮肉だと思った。

  • koji さん

    9年前の執筆ですが、GDP統計の意義、歴史、効果、課題をコンパクトに纏めた入門書として、ずっと読み継がれていくべき経済書と思いました。私なりに特長を3つに纏めます。@難しい公式、グラフが省かれ、平易でないがシンプルで奥深く的確な表現の文章で構成されていること(訳も適切)、AGDP統計の変遷が時々の政治経済状況を踏まえて説明されていること、B結論は「GDPに勝る統計なし」としながら、その課題と限界(豊かさの指標ではないこと)を繰り返し指摘し、提言(経済のサービス化を反映した指標作り)迄行っていること。お薦め

  • Sunlight さん

    良書だと思います。オススメです。GDPが生まれた歴史と背景を紐解きつつ、メリットとデメリットを解説し、これからの経済指標のあり方を論じてます。この手の本は大体長くて難解でぶ厚く、外部データが不必要に大量に引用されてたりするのですが、この本は簡潔かつわかりやすく、それでいて筆者の主張が明快に記されていて150ページ弱でありながら、とても学ぶことが多い。そして装丁がオレ好み。みすず書房はホントにいい本を出すなあ。

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