チャイコフスキー(1840-1893)

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CD

Violin Concerto: Mutter, Karajan / Vpo

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG1346
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

最近はすっかりホッソリとして美しくなったムターだが、音の方は以前よりも丸みを帯び、豊麗さを加え表情も深まって、確実な成熟ぶりがうかがえる。この曲はいかにもカラヤンとのコンビらしく、華やかでドラマチック。ライヴの熱気が伝わってくる。(も)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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カラヤン晩年の成長したムターとの邂逅の記...

投稿日:2021/07/12 (月)

カラヤン晩年の成長したムターとの邂逅の記録。特に第2楽章冒頭のピッチカートなど、音楽が止まってしまったかのようなカラヤンの今までに無い沈潜とした演奏で驚く。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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期待して買い、さっそく聴いたところ、ムタ...

投稿日:2013/05/11 (土)

期待して買い、さっそく聴いたところ、ムターにすっかり魅了されたものでした。確かにここでのカラヤンは何かカラヤンらしい力強さとスマートさの片鱗は見られません。トランペットのフライングもあります。でも、そんなことはどうでもよいくらい、このヴァイオリンが奏でる歌には今までのチャイコフスキーにはない聴き手を金縛りにするものがありました。ちょくちょく聴いてはいませんが、今でもたまに取り出して聴いてみるとやはり感動します。そして、ムターはすごいと思わざるを得ません。こうしたチャイコフスキーもいいものです。

古渡 弁蔵 さん | 北海道 | 不明

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本盤におさめられたチャイコフスキーのヴァ...

投稿日:2011/07/22 (金)

本盤におさめられたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、カラヤンの死の1年前のザルツブルク音楽祭でのライヴ録音である。そもそもカラヤンによるライヴ録音というのが極めて珍しい存在であるのだが、それだけカラヤンも本演奏の出来に自信を持っていたことの証左ではないかとも考えられるところだ。それにしても、1960年代から1970年代にかけてのカラヤン全盛時代の演奏に慣れた耳からすると、カラヤンの芸風のあまりの変わりようにはおよそ信じ難い気がするほどである。本演奏には、手兵ベルリン・フィルを統率して、重厚で華麗ないわゆるカラヤンサウンドを駆使して圧倒的な音のドラマを構築していたかつてのカラヤンの姿はどこにも見られない。ここには、自我を極力抑制し、ただただ楽曲の魅力を素直に引き出して、音楽のみを語らせていこうという真摯な姿勢だけが存在していると言える。これは、カラヤンの肉体的な衰えによるものなのか、それとも、カラヤン自身の芸風が大きく変化したのかはよくわからないが、ゆったりとしたテンポの中に、カラヤンがこれまでの波乱に満ちた生涯を顧みるような趣きさえ感じられるところであり、ここにはカラヤンが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地、そして枯淡とも言うべき境地が存在していると言えるだろう。このような崇高なカラヤンを指揮台に頂いて、ウィーン・フィルも持ち得る実力を最大限に発揮した、圧倒的な名演奏を展開しているのが素晴らしい。ベルリン・フィルとほぼ決裂状態にあった傷心のカラヤンを、ウィーン・フィルがあたたかく包み込むような名演奏と言っても過言ではあるまい。そして、ムターのヴァイオリンは実に個性的だ。ハイティーンの頃に、カラヤン&ベルリン・フィルとともに、ベートーヴェンやメンデルスゾーン、ブラームスなどのヴァイオリン協奏曲を演奏した時とは別人のようであり、例によっていささかも線の細さを感じさせない骨太の演奏をベースとしつつ、随所にロシア風の土俗的とも言うべき思い切った表情づけを行うなど、楽曲の細部に至るまで彫琢の限りを尽くした超個性的な演奏を展開している。かつてのカラヤンであれば、このような自由奔放な演奏を許容したかどうかはわからないが、本演奏においては、むしろ、ムターの順調な成長をあたたかく、滋味豊かに見守るような指揮を行っているとも感じられるところだ。いずれにしても、カラヤンとその秘蔵っ子ムターの共演はこれが最後になったところであり、その意味でも本演奏は、このコンビによる掉尾を飾るに相応しい至高の超名演と高く評価したい。録音は従来盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、カラヤン、そしてムターによる至高の超名演でもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であれば、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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