CD Import

Prelude a l'apres midi d'un faune, Nocturnes : Francois-Xavier Roth / Les Siecles (+DVD)

Debussy (1862-1918)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMM905291
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
+DVD,Import

Product Description


こんな『牧神の午後』は聴いたことがない!
ロトとレ・シエクルによるドビュッシー・イヤー最大の話題作登場!


ドビュッシー・イヤー最大の注目新譜の登場です。今年(2018年)6月12日、東京オペラシティで超満員の聴衆を熱狂の渦に巻き込んだロトとレ・シエクルが、当日にも演奏したドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』と『遊戯』を、その半年前にパリで録音していました。もちろん初演当時の楽器と奏法にこだわったもので、待ちきれないリリースと申せましょう。
 今回選ばれた3篇のうち、『牧神の午後への前奏曲』と『遊戯』はニジンスキーの振付でディアギレフのロシア・バレエ団により初演されたもので、ロトの『ペトルーシュカ』『春の祭典』『ダフニスとクロエ』の系譜上の作品となっています。また『夜想曲』はバレエ作品ではありませんが、初期の『牧神』と後期の『遊戯』の中間に位置するものとして、作風の変遷を実感させてくれるようになっています。
 『牧神の午後への前奏曲』は、ピリオド楽器による録音もありますが、ロトとレ・シエクルは格が違います。エラールのハープの繊細な音色、ノンヴィブラートのフルートの不思議な響きいずれも超新鮮。それでありながら潤いと香りにも欠けていません。
 『夜想曲』の「雲」は、ノンヴィブラート奏法でどこか雅楽のような響きを感じさせます。また「祭」は驚くほど強烈で大きな演奏で過去の巨匠の解釈を彷彿させます。そしてレ・クリ・ド・パリの女声合唱が入る「シレーヌ」の、この世のものとは思えぬ世界こそドビュッシーが思い描いていた音と目から鱗が落ちます。
 ドビュッシー晩年の『遊戯』は1913年にパリで初演され物議を醸しましたが、2週間後に同じ団体がストラヴィンスキーの『春の祭典』を初演、一大スキャンダルとなったため不遇な扱いを受けてきました。ドビュッシー後期の前衛的で実験的な手法が難解と思われがちですが、ロトとレ・シエクルは、この作品が実はとんでもないエロ音楽であることを認識させてくれます。
 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。(輸入元情報)

【収録情報】
ドビュッシー:
1. 牧神の午後への前奏曲
2. バレエ音楽『遊戯』
3. 夜想曲


 レ・クリ・ド・パリ(3)
 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2018年1月
 録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ
 録音方式:ステレオ(デジタル)

【ボーナスDVD】
ドビュッシー:
1. 民謡の主題によるスコットランド行進曲
2. バレエ音楽『遊戯』
3. 夜想曲

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 収録時期:2018年6月
 収録場所:アルハンブラ、カール五世宮殿
 第67回グラナダ国際音楽と舞踊祭ライヴ
 NTSC

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 ロトのこの録音とほぼ同時期にエラス=カ...

投稿日:2020/08/25 (火)

 ロトのこの録音とほぼ同時期にエラス=カサドもドビュッシーを録音し、しかも「牧神の午後への前奏曲」は重なっている。ケースの意匠は色が異なるだけで殆ど同じである。ドビュッシー没後100年を記念するシリーズの一環なのだろう。ロトもエラス=カサドも大変刺激的なドビュッシーを聴かせてくれるが、「牧神の午後への前奏曲」に関しては、ロトの方が、テンポの変動も激しく、と言うより、全般的にテンポが速く、かなりドラマティックである。エラス=カサドの方がフィルハーモニア管弦楽団と組んで予想外に抒情的なのである。楽器の違いが大きいのだと思うが、両方とも大変面白い。エラス=カサドにフライブルクのオーケストラと演ってもらい、ロトに南西ドイツ放送交響楽団またはケルンのオーケストラと再録音してもらえば、どうなるか大変興味深い。どちらも多分今回のような演奏にはならないだろう。ロトのR.シュトラウスやマーラーが大変素敵なので、ドビュッシーでも、ドイツのオーケストラではあるけれども、もう少しゴージャスなサウンドを聴かせてくれるだろう。でも、今回のレ・シエクルでも、絢爛たる管弦楽の響きが見事なので、やはりこちらが上かも知れない。DVD のおまけ(?)も嬉しい。

ヤナハル さん | 鹿児島県 | 不明

1
★
★
★
★
★
harmonia mundiのドビュッシー没後百年記念...

投稿日:2018/12/30 (日)

harmonia mundiのドビュッシー没後百年記念シリーズの一枚 統一された意匠の箱入りで美しい フランスのピリオド・オーケストラ レ・シエクルの演奏が嬉しい ピストン・ホルン バソンなど当時フランスで使われていた楽器とガット弦を弾く弦楽器群による音色と響きは あのパリ音楽院管弦楽団のソノリティを彷彿とさせる しかも演奏会ライヴのDVD付きなのだ 曲目が”遊戯”と”夜想曲”の二曲はCDとDVDで同じだが音源は異なる さらにCDでは”牧神の午後への前奏曲”を DVDでは”スコットランド風行進曲”を聴くことができる ”牧神〜”の演奏風景も見たかったというのが本音だが これは今後に期待しよう 指揮棒を用いないロトの指揮法も垣間見得て興味深かった なんにしても今世界のどこに行っても聴くことができないサウンドを聞き逃すのは勿体無い 20世紀の初頭 ドビュッシーやラヴェルはこの音響を頭に描いて作曲していたのだ ピリオド楽器と奏法がもたらしてくれた景福を大いに愉しんだ あなたも如何   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

6

Recommend Items