ハロルド・A.ハーツォグ

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ぼくらはそれでも肉を食う 人と動物の奇妙な関係

ハロルド・A.ハーツォグ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784760139620
ISBN 10 : 4760139621
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,366p

内容詳細

人間と動物の関係は、今大きな問題になっている。米国の気鋭の動物心理学者が、最新の研究成果から、人間の動物に対する誤解の数々を指摘。人間のある重要な側面についての、魅力的で、思慮に富む、痛快な探求の書。

【著者紹介】
ハロルド・ハーツォグ : ウェスタンカロライナ大学心理学科教授。新しい学問分野である「人類動物学(Anthrozoology)」の第一人者。人間が他の生物種と交流を図るときの心理のあり方について、20年以上研究を続けてきた。とりわけ、動物との関係をめぐって現実世界で起こる倫理的なジレンマについて、人びとはどのように考え、行動するのかに注目している。『ニューズウィーク』『USAトゥディ』『ワシントン・ポスト』などメディアへの寄稿多数

山形浩生 : 1964年生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。米国の小説家ウィリアム・バロウズの紹介者として、数多くの翻訳を手がけてきた

守岡桜 : 翻訳家

森本正史 : 1967年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ntahima さん

    【市図書19】調査捕鯨や馬刺喰いを欧米目線で批判されると聊か反発を覚えもするが渓流で釣った岩魚はその場で捌けても動物となるとそうはいかない。じゃあ猟師や食肉加工業者は道徳的に劣るかと言えば私の理性は激しく首を振る。動物虐待の経験はないが、子供の頃、庭の蟻の巣に水を流し込んだことならあるし、今も蚊は叩く。実験動物の話には涙。動物を含む広汎な倫理規範を打ち立てることは極めて難しい。されば過猶不及を旨に後は道徳的直感に身を任せるべきか。各論混在・結論不在ながらなかなか考えさせられる。動物版「トロッコ問題」あり。

  • ローレンツ🐾 さん

    実に考えさせられる本だった。わかっていることは、我々人間は皆、偽善者であるということ。可愛いペットの頭を撫でながら、部屋の隅に現れたゴキブリを見つけたら絶叫しながら叩きのめす。【せせら笑いはやめよう。あらゆる文化や時代から得られる、もっとも普遍的なアドバイスのひとつは、我々はみんな偽善者であり、他人の偽善を糾弾すれば、それは単に自らの偽善ぶりを悪化させるだけだということなのだから(ジョナサン・ハイト)】

  • けんちゃん さん

    インターネットラジオOTTAVAプレゼンター清水清さんのご紹介本。食用として、ペットとして、実験動物として…いろいろな形の人間と動物との関わりについて言及しています。動物愛護を訴える人々の抱える矛盾、ベジタリアンの挫折、肉を食べ、革製品を使うなど日々の生活の中で感じる罪悪感等、筆者の体験や多くの実験結果が提供され、読者の気づきを促しています。どうしたらいいのか?という問いに対しての答えがないところがこの本の一番いいところかな。読者が時々意識をむけるようになれば、この本の役割は果たしているのかもしれません。

  • くらびす さん

    ヒトと動物の文化圏による種差別、実験動物への福祉、生物の形態が生み出す道徳的差異。こうしたアニマルライツの問題がかなり軽快な語り口で豊富な実体験といっしょに調理されます。主論は人と動物のこうした関係は時代・地域ごとに遺伝子、或は文化に組み込まれたものだというのですが、これがナチスの動物福祉政府やオーガズムが女性にのみ発生する事への考察、動物実験に対するテロリズムというふうに、広いパースペクティブを保ちながら展開され、最後までめっぽうおもしろく読めます。

  • 澄 さん

    【立読】動物に対する価値観は人それぞれであり、中にはステレオタイプ的な主張をしている人もいる。やはり人間は自分勝手ということだろうか。色々と考えさせられる内容だった。・・・自分は犬肉は食べたこと有るが猫肉はない。犬肉にはあまり抵抗を感じなかったが猫肉には抵抗を感じていた。その線引は何で決めてるんだろ?

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