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Cantatas Vol.11 : R.Lutz / J.S.Bach Stiftung Orchestra & Choir

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
B237CD
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallen...

投稿日:2019/07/24 (水)

Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第11集。カンタータ中の有名曲の一つ、BWV26「いかにはかなく、いかにむなしき」に、アルト独唱用のBWV170、これも比較的高名なヴァイマール・カンタータBWV172を加えた構成。まずアルト用のBWV170は、この種のカンタータによくみられる、非常に美しいアリアの導入で始まります。Rudolf Lutzにしては抑え気味に感じられるくらいに、ゆったりとしたテンポでしみじみと歌い込まれた演奏であり、ソロイストの力量含めて抜きんでたものは感じませんが、好感の持てる良演奏です。真ん中のBWV26はあのK.Richterが2回も録音した数少ないカンタータであり、シュピッタ、シュヴァイツアーの昔から傑作の呼び声が高い作品ですが、Rudolf Lutzの演奏は特に奇を衒わない手堅いものと言えるでしょうか。彼らの演奏としては、もう少し鮮烈なものを期待したくなる面もないではありませんが、技術的には上質な演奏の一つです。最後のBWV172「歌声よ響け」はヴァイマール・カンタータらしく若々しさに溢れ、しかもヴァイマール・カンタータにしては神秘性がそれほど強くない、親しみやすい作品ですが、Rudolf Lutzの演奏も気張らず曲の持ち味をまず活かす事を第一に心掛けており、中間3つのアリアの好演はなかなかに聴きもので、やはり良演奏と言えるでしょう。全体として、BWV26は過去に名演奏が多く、さすがにこの盤での演奏をそれより上位に置くことはできませんが、両端のBWV170,172の好演奏は(過去の演奏に勝るとは言えないかも知れませんが)美しく貴重なものであり、お薦めするに値すると言えるのではないでしょうか。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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