青柳いづみこ/花のアルバム
ピアノと文筆、2つの世界で活躍する青柳いづみこが、バロックから現代まで、12人の作曲家による28曲の花にみちびかれた作品を収録。青柳自身が交流のある(あるいはあった)作曲家の作品も含まれています。ひとつひとつの花を愛でつつ、新しい響きが堪能できるアルバムです。(メーカー資料より)
【収録情報】
● F.クープラン:ケシ〜クラヴサン曲集 第4巻より(1730)
● シリル・スコット:ポピー〜5つのポエムより(1912)
● シリル・スコット:ロータスランド〜2つの小品より(1905)
● ジェルメーヌ・タイユフェール:フランスの花々(1930)
プロヴァンスのジャスミン
ギュイエンヌのひなげし
アンジュの薔薇
ラングドックの向日葵
ルションのカミツレモドキ
プロヴァンス高地のラベンダー
ベアルンの昼顔
ピカルディの矢車菊
● チャイコフスキー:雪割草〜四季より(1876)
● ロベルト・シューマン/クララ・シューマン:献呈〜ミルテの花より(1840/1874)
● 奥村 一:花によせる3つの前奏曲(1970)
アネモネ
ヒヤシンス
チューリップ
● シベリウス:5つの小品(花の組曲)(1916-17)
ひな菊
カーネーション
アイリス
金魚草
つりがね草
● レイナルド・アーン:当惑したナイチンゲールより(1912)
パンジーの花束
クロザンドレのヘリオトロープ
ブリダの薔薇
● 高橋悠治:メッシーナの目箒 改訂版(2019/2020)
● 伊左治 直:ルコウソウ(縷紅草)(2011)
● 八村義夫:彼岸花の幻想(1969)
● レーラ・アウエルバッハ:さくらの夢(2016)
青柳いづみこ(ピアノ)
録音時期:2020年8月26-28日
録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【青柳いづみこ Izumiko Aoyagi】
ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京藝術大学大学院博士課程修了、学術博士。矢代秋雄・八村義夫・武満 徹作品によるリサイタル「残酷なやさしさ」により、平成元年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を両立させる稀有な存在として注目を集め、これまでリリースした17枚のCDが『レコード芸術』で特選盤となるほか、安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞、『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、CD「ロマンティック・ドビュッシー」でミュージックペンクラブ音楽賞を受賞。近刊に『高橋悠治という怪物』(河出書房新社)、『ドビュッシー 最後の一年』(中央公論新社)、『ピアノで生きていく!』(アルテスパブリッシング)、『阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ』(平凡社)。CDブック『ドビュッシーのおもちゃ箱』(学研プラス)、DVDブック『ドビュッシー ピアノ曲の秘密』(音楽之友社)、CDに「春の祭典」(アール・レゾナンス)、「海」(OTTAVA)、「ドビュッシーの夢」「6人組誕生!」「物語」(以上、ALM Records)などがある。2021年12月、本アルバムと同時期に『花を聴く 花を読む』(月曜社)を刊行。日本ショパン協会、日本演奏連盟理事。大阪音楽大学名誉教授、兵庫県養父市芸術監督。(メーカー資料より)