CD 輸入盤

ヴィルヘルム・ケンプ/ライヴ・コンサート・エディション(9CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MC1076
組み枚数
:
9
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


「MELCLASSICS」よりケンプ・ライヴ・ボックス発売!
レーグナーとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集を始めお宝音源9枚組10時間半!


「MELO CLASSICS」が凄いセット物を出してきました。20世紀ドイツの偉大なピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプのライヴ録音集、9CD、10時間半。どれもこれもお宝音源ばかりです!
 まずは何と言っても1965年3月26、28日に催された、ハインツ・レーグナー指揮シュターツカペレ・ベルリンと共演のベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲。この5曲のためにこのセットを勝っても損はしないというくらいの充実した演奏。69歳のケンプのピアノはベテランの味わい深さがありつつも、ライヴでは意外なくらい思い切った表情もあり、改めて超一流のベートーヴェン弾きだと唸らされるもの。そして若くしてドイツの伝統を背負った当時36歳のレーグナーがオーケストラから渋く重厚なしかし柔軟な音楽を引き出しています。皇帝協奏曲の第3楽章はもう圧巻、大喝采。全曲ステレオ録音で音質も十分。両日のアンコールまで収録。
 オイゲン・ヨッフム指揮コンセルトヘボウ管弦楽団とのモーツァルトのピアノ協奏曲第15番もとても良い演奏。ケンプとヨッフムとコンセルトヘボウ管弦楽団の共演はおそらくこれが初めてで、なんともリラックスした和やかで味わい深いモーツァルトが聴けます。テープ保存が悪く年代にしては音質が今一つなのが惜しいですが、それでも価値のある名演でしょう。
 リサイタルでは、1963年10月のポツダムでの演奏が素晴らしい聴きもの。4曲はいずれもケンプのお得意で商業録音も残されていますが、ライヴで興が乗った時のケンプの堅固でありながらふつふつと湧き上がる音楽がしっかり収められています。
 ケンプが伴奏に回ったお宝が、プラド音楽祭で81歳のカザルスと共演したベートーヴェンのチェロ・ソナタ第5番。カザルスとケンプは1961年のチェロ・ソナタ第1番の録音が知られていますが、この第5番は1958年のライヴ録音。この世紀の共演はもはや普通の物差しでは測れないであろう、途轍もないものを体験した充実感を得られることでしょう。ケンプ・ファンはもちろん、ドイツ伝統のピアノ弾きが好きな人に広くお勧めしたい9CD。
 ベートーヴェンの全集を始め、およそ半数の録音がステレオ(各ディスクが収容されているペーパー・スリーヴにSTEREO or MONOの記載があります)。
 またブックレットには1936年の最初の来日の時の写真など貴重な写真も数点掲載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
3. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
4. ベートーヴェン:7つのバガテル〜第1番変ホ長調 Op.33-1
5. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
6. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
7. シューベルト:即興曲 変イ長調 D.899-4,Op.90-41

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 シュターツカペレ・ベルリン(1-3,5,6)
 ハインツ・レーグナー(指揮:1-3,5,6)

 録音:1965年3月26日(1-4)、3月28日(5-7)、東ベルリン(ステレオ)

8. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 ベロミュンスター放送管弦楽団
 エーリヒ・シュミット
(指揮)

 録音:1962年1月24日、スイス、ビール(モノラル)

9. モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
10. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
11. ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117-1

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 シュターツカペレ・ベルリン(9,10)
 ハインツ・レーグナー(指揮:9,10)

 録音:1966年9月25日、東ベルリン(ステレオ)

12. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 南ドイツ放送交響楽団
 ハンス・ミュラー=クライ
(指揮)

 録音:1955年7月21日、ドイツ、コスタンツ(モノラル)

13. モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 シュトゥットガルト・クラシッシェ・フィルハーモニー
 カール・ミュンヒンガー
(指揮)

 録音:1969年11月21日、シュトゥットガルト

14. J.S.バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV.816
15. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
16. シューマン:交響的練習曲 Op.13
17. シューベルト:4つの即興曲 D.899,Op.90
18. ブラームス:ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2
19. ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76-2

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)

 録音:1963年10月7日、東ドイツ、ポツダム(モノラル)

20. モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム
(指揮)

 録音:1963年3月17日、アムステルダム(モノラル)

21. モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 アマデウス四重奏団

 録音:1962年8月10日、フランス、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏マントン(モノラル)

22. ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
23. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
24. ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 パブロ・カザルス(チェロ:22)

 録音:1958年7月16日、フランス、ピレネー=オリアンタル県プラド(モノラル)

25. J.S.バッハ/ケンプ編:来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659
26. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
27. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8

 ヴィルヘルム・ケンプ
(ピアノ)
 シャンドール・ヴェーグ(ヴァイオリン:26,27)
 パブロ・カザルス(チェロ:27)

 録音:1958年7月17日、フランス、ピレネー=オリアンタル県プラド(モノラル)

ユーザーレビュー

総合評価

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ヴィルヘルム・ケンプのライブ録音というの...

投稿日:2024/05/03 (金)

ヴィルヘルム・ケンプのライブ録音というのが、ちょっと気になり購入しました。まだ、ベートーヴェンとシューマンの協奏曲までしか聴いてないですが、目から鱗でした!今までの私のケンプに対する印象が全く覆りました。ライブとスタジオ録音の違いがそんなにないピアニストだと勝手に思ってました。しかしこのライブ録音を聴くと、とても歌のある減り張りのあるピアノ演奏で、その音色も素晴らしく、冷静さを保ちながらもとても熱くなる演奏でした。さらにバックのハインツ・レーグナー指揮シュターツカペレ・ベルリンも素晴らしく大変感動しました。今までスルーして来たライトナー=ベルリン・フィルとのベートーヴェンももう一度聴き直してみようかと思ってます。ケンプのカデンツァも大変興味深く聴かせてもらいました。シューマンはモノラルと記載されてましたが、ステレオのベートーヴェン同様にとても聴き易かったです。これから聴くリサイタルのCDが楽しみです!ライブのベートーヴェンやシューマンの協奏曲だけでも一聴の価値あるボックスだと思います!

RCS さん | 長野県 | 不明

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