CD

浜松市楽器博物館コレクションシリーズ52 スクエア・ピアノとイギリス家庭音楽の愉しみ 小倉貴久子、桐山建志、野々下由香里

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LMCD2029
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

浜松市楽器博物館コレクションシリーズ52
スクエア・ピアノとイギリス家庭音楽の愉しみ


世界的に見ても珍しい、博物館の収蔵楽器を実際に専門の演奏家が演奏し、その楽器の生まれた時代の音楽とともに伝える浜松市楽器博物館コレクションシリーズの52作目。
 バロック時代の花型鍵盤楽器チェンバロから新種の鍵盤楽器フォルテピアノへと、作曲家や音楽愛好家の興味が移っていった18世紀後半から19世紀。しかしこれらの高価な楽器は、産業革命のおかげでヨーロッパで最初に豊かになったイギリスでさえ一般市民の手には届かず、中産階級の家庭では、リーズナブルな価格とコンパクトな形の「スクエア・ピアノ」が流行していました。コンサート会場ではなくプライヴェートな空間のために生まれたスクエア・ピアノの音色には、家族や友人とのひとときに最適な魅力があります。同じく家庭楽器としても親しまれていたヴァイオリンと、家庭音楽での何よりの主役となった歌を交えて現代に蘇った「イギリスの家庭音楽の愉しみ」が、このアルバムには収められています。(ALM RECORDS)

【収録情報】
ハイドン:

● スコットランド民謡集より『グリーンスリーヴス(緑の袖)』(歌、ヴァイオリン & ピアノ)
● スコットランド民謡集より歌曲『人魚の歌』(歌&ピアノ)
● クラヴィーア・ソナタ 変ロ長調 Hob.XVI:41(ピアノ独奏)

クレメンティ:
● 『外国のいろいろなうた』より『宝物は埋まっていないけど(ヴェネツィアのうた)』(歌&ピアノ)
● 『外国のいろいろなうた』より『もしも溜息が(ロシアのうた)』(歌&ピアノ)
● ソナチネ ト長調 Op.36-2(ピアノ独奏)

J.C.バッハ:
● クラヴィーア・ソナタ ト長調 Op.5-3(ピアノ独奏)

モーツァルト:
● ヴァイオリン声部付きクラヴサン・ソナタ ヘ長調 K.13(ヴァイオリン&ピアノ)
● フランスの歌『ああ、お母様申しましょう』による12の変奏曲(キラキラ星変奏曲) K.265(ピアノ独奏)
● 歌曲『ラウラに寄せる夕べの想い』 K.523(歌&ピアノ)

ハイドン:
● スコットランド民謡集より『遠い日々(蛍の光)』
(歌、ヴァイオリン&ピアノ)

 小倉貴久子(スクエア・ピアノ)
 桐山建志(ヴァイオリン)
 野々下由香里(ソプラノ)

 使用楽器:スクエア・ピアノ トーマス・ラウド 1805頃 ロンドン 68鍵 F1〜c4 A=440Hz

 録音時期:2013年12月2-4日
 録音場所:静岡県、アクトシティ浜松音楽工房ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【小倉貴久子(スクエア・ピアノ)】
東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞を得て首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクール、ピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1位。 1995年同コンクール、フォルテピアノ部門第1位と聴衆賞受賞。様々なコンサートシリーズを展開する一方、ソロ、室内楽、協奏曲なドバロックから近現代まで幅広いレパートリーで活躍。浜松市楽器博物館主催の多くのコレクションシリーズの録音やレクチャーコンサートでの演奏も高い評価を得ている。これまでにCDを40点以上リリース。それらの多くが各新聞紙上で推薦盤、「レコード芸術」誌てで特選盤に選ばれている。CD『イギリス・ソナタ』は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉受賞。著書にカラー図解『ピアノの歴史(CD付き)』(河出書房新社)。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集 第1、2巻』(カワイ出版)。共著に『よくわかるピアニスト呼吸法』(ヤマハミュージックメディア)。監修に『よくわかる!4コマピアノ音楽史第1、2巻』(ヤマハミュージックメテ?ィア)。NHKラジオ第2『芸術その魅力』(2014年7月?9月放送)で〈モーツァルトが出会った音楽家たち〉の講師を務める。シリーズコンサート『小倉貴久子の『モーツァルトのクラヴィーアのある部屋』』を好評展開中。東京藝術大学古楽科非常勤講師。(ALM RECORDS)

【桐山建志(ヴァイオリン)】
3歳より才能教育でヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位。1999 年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。レコード芸術特選盤「シャコンヌ」を皮切りに、多数のCDをリリース。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。現在、愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学講師。「松本バッハ祝祭アンサンブル」コンサートマスター、「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者。チェンバロの大恍シ哉と共にデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。2013年リリースのCD「コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ全曲」について『風格のあるメロディをおおらかに息ながく弓いっぱいに歌わせてゆく』『凜とした格調たかいその姿勢』と評され、レコード芸術特選他好評を得る。また同年秋には、ヒンデミット没後50年を記念した公演を企画、作品11を中心とした弦楽作品を一夜でヴァイオリンとヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレを持ち替えて弾き切り、絶賛された。(ALM RECORDS)

【野々下由香里(ソプラノ)】
東京藝術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。関西フランス音楽コンクール、第4回日仏声楽コンクールともに第1位。パリ・エコール・ノルマル音楽院留学中、’89年「フィガロの結婚」のケルビーノ役(レンヌ歌劇場)でヨーロッパオペラデビュー。帰国後は中世から現代まで幅広いレパートリーで活躍。「北とぴあ国際音楽祭」ではパーセル、ラモー、ハイドン、モンテヴェルディ、グルック等のオペラに出演し多くの聴衆を魅了した。BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のソプラノソリストとして国内の公演や録音に参加。ヨーロッパやイスラエル、オーストラリア、アメリカ、韓国公演でもソリストを務めた。現代作品では権代敦彦、笠松泰洋、藤枝守らの作品を世界初演。録音はBCJとのCDをはじめ、「フォーレ『小ミサ』(ジャン・フルネ指揮、日本フォーレ協会編)」「愛の小径」「月の光〜エラールピアノとフランスのうた〜(浜松市楽器博物館コレクションシシリーズ29,レコード芸術誌特選盤)」など多数。日仏声楽コンクール審査員。東京藝術大学古楽科教授。お茶ノ水女子大学非常勤講師。(ALM RECORDS)

内容詳細

スクエア・ピアノは、18世紀後半から19世紀にかけて、イギリスの中産階級家庭で愛奏されていた。その音色は非常にあたたかく、モダンピアノよりも人の声やヴァイオリンとなじみがいい。また特筆すべきは野々下の歌唱。全体に優雅さを醸し出しながら、巧みな言葉さばきで詩の世界を鮮やかに描写する。★(進)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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