交響曲第3番、序曲集、『メッシーナの花嫁』より葬送行進曲　マレク・シュティレツ＆ヤナーチェク・フィル

フィビヒ：管弦楽作品集 第5集

チェコ国民楽派の草創期を築いた作曲家の一人、ズデニェク・フィビヒ（フィビフ）。同時代の作曲家の中ではとりわけドイツ・ロマン派の影響を強く受け継いでいるとされ、作品の多く、とりわけ管弦楽作品はチェコ民謡を素材として用いながらも重厚なオーケストレーションに彩られた響きが特徴です。
　管弦楽作品シリーズ第5作目となるこのアルバムには、亡くなる2年前に作曲された『交響曲第3番』を中心に、チェコ民話を素材とした歌劇の序曲や挿入曲を収録。19世紀末に多くの作曲家たちが追求した「闇から光へ」をモティーフにした『交響曲第3番』では、起承転結のはっきりした活気ある音楽を楽しめます。また、オペラの序曲では「スメタナの後継者」と言われるフィビヒのチェコ民話への巧みなアプローチを感じることができます。
　第1集から第4集まで、チェコ・ナショナル交響楽団とともに演奏を行ってきたシュティレツは、今作ではヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団を起用し、シリーズの最後を飾っています。（輸入元情報）

【収録情報】
フィビヒ：
● 交響曲第3番ホ短調 Op.53 (1898)
● 歌劇『シャールカ』 Op.51〜序曲 (1896-97)
● 歌劇『嵐』 Op.40〜第3幕序曲 (1893-94)
● 歌劇『メッシーナの花嫁』 Op.18〜第3幕『葬送行進曲』 (1882-83)

　ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
　マレク・シュティレツ（指揮）

　録音時期：2019年1月8,14,15日
　録音場所：House of Culture, Ostrava, Czech Republic
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）