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決定版カフカ短編集 新潮文庫

Franz Kafka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102071069
ISBN 10 : 4102071067
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽われてぼくのなかから生れてきた――。父親との対峙を描く「判決」、特殊な拷問器具に固執する士官の告白「流刑地にて」、檻の中での断食を見世物にする男の生涯を追う「断食芸人」。遺言で原稿の焼却を頼むほど自作への評価が厳しかったカフカだが、その中でも自己評価が高かったといえる15編を厳選。20世紀を代表する巨星カフカの決定版短編集。

【著者紹介】
フランツ・カフカ : 1883‐1924。オーストリア=ハンガリー帝国領のプラハで、ユダヤ人の商家に生れる。プラハ大学で法学を修めた後、肺結核に斃れるまで実直に勤めた労働者傷害保険協会での日々は、官僚機構の冷酷奇怪な幻像を生む土壌となる。生前発表された「変身」、死後注目を集めることになる「審判」「城」等、人間存在の不条理を主題とするシュルレアリスム風の作品群を残している。現代実存主義文学の先駆者

頭木弘樹 : 文学紹介者。筑波大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    決定版と銘打っているだけあり、どれも面白い短編ばかりでした。自作への評価が厳しいことで有名なカフカですが、自己評価の高い作品が厳選されているので、カフカの入門として最適だと思います。不条理の面白さを存分に味わいました。今年はカフカ没後100年ということなので、カフカ作品を色々読みたいですね。

  • zunzun

    2024年はカフカ没後100年だという。そのせいか、新潮文庫で今月と来月に二冊もカフカがでる。他出版社からもその思想の解説書などが出ている、あるいは出る予定である。 この短編集は新訳は一つもなく、全て既訳の「決定版カフカ全集」からである。これを読んで驚くのは戦前生まれの訳者などによる日本語の水準が高さである。これぞドイツ文学の訳といった風体で、近年の甘ったれた訳文を吹き飛ばすような硬質がある。だが、中身はというと「流刑地にて」は紛れもない傑作であることは言を俟たないが、他は食い足りない。

  • TOKKY

    決定版と銘打ってるだけあって、入門書としても再入門としても良い短編集だった。特に個人的に好きなのは『火夫』、『断食芸人』、『万里の長城』、『掟の問題』、『寓意について』らへん。全部良いんだけどね。最初に日本語に翻訳された『審判』は6〜7冊しか売れなかったらしいけど、そのうちの一冊は当時高校生だった安部公房が買っていたというエピソードは初めて知って驚いた。

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