SACD

交響曲第5番 飯森範親&山形交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCX00048
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

二管編成で書かれた傑作、ブルックナー第5番
作品本来のサウンドで味わうピュアで壮大な世界!


山響自主制作レーベル「YSOライヴ」の新アルバム。好評を得た第4番『ロマンティック』に続く、第5番の登場です。  好評であった定期演奏会後、新たにセッション・レコーディングされた今回のアルバムは、60数人のオーケストラとは思えない演奏で、この曲に内在する深遠さと同時に壮大な精神性を描きあげています。またこのような編成であることの利点を生かし、緻密なアンサンブルとバランス感を表現し、壮大なコーダであっても混濁せず、オルガン的なハーモニー感を保ち、全ての声部がブルックナーの書いたとおりに大団円を迎えます。今、芸術の旬を迎えた山形の新たな音楽文化がここから発信されます。
 DSDレコーディングでセッション収録されたこのアルバムはオルガン的に響き渡るオーケストラサウンドを見事に再現することに成功しています。静寂間と力強さを伴うコンサートホールのプレゼンスを、SACD層ではDSD非圧縮信号のピュアなマスターサウンドでお聴きになれます。(オクタヴィア・レコード)

【収録情報】
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
 山形交響楽団
 飯森範親(指揮)

 録音時期:2009年1月20-21日
 録音場所:山形テルサ
 録音方式:DSDレコーディング(セッション)

 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)


【山形交響楽団プロフィール】
飯森範親を音楽監督に迎え、現在定期演奏会の年間15回・18公演と特別演奏会の3回を中心に年間約150回の演奏会を行っている。1972年、山形県出身の指揮者村川千秋によって東北地方では初めてのプロ・オーケストラとして誕生、同年8月運営母体として山形交響楽協会を設立し、9月には第1回定期演奏会を開催した。1974年山形交響楽協会が公益社団法人として認可され、演奏活動範囲は、東北六県・新潟県まで拡大した。
 その後山形県芸術文化会議賞、齋藤茂吉文化賞、第28回昭和53年度河北文化賞を受賞。2001年6月には30年間に及ぶ学校対象の演奏会等の音楽教育普及活動が評価されサントリー地域文化賞を、さらに2007年11月には平成19年度地域文化功労者文部科学大臣表彰を受け、名実共に東北地方のみならず日本の音楽文化を代表するオーケストラとしての地位を確立した。
 1987年以来、サントリーホール、浜離宮朝日ホールなどの東京公演で好評を博し、その後もすみだトリフォニーホール「地方都市オーケストラ・フェスティバル」への参加、毎年6月に東京オペラシティで開催している「さくらんぼコンサート」など、これまでに計15回の東京公演を成功させているほか、1991年7月アメリカ・コロラド州で開催された「コロラド・ミュージック・フェスティバル」に参加、初の海外公演を行った。
 2006年、オーケストラとしては日本初となる自主レーベル「YSO live」を立ち上げ、各方面から高い評価を得ている。
 現在、音楽監督に飯森範親、創立名誉指揮者に村川千秋、名誉指揮者に黒岩英臣、指揮者に工藤俊幸、首席客演指揮者に阪哲朗を擁し、定期演奏会・依頼演奏会・音楽鑑賞教室やテレビ・ラジオ出演などの演奏活動を展開。
 また新たに2009年4月から指揮者に大井剛史、コンポーザー・イン・レジデンスに西村朗両氏の就任を予定している。(山形交響楽団ウェブサイトより)

【飯森範親プロフィール】
桐朋学園大学卒業。ベルリンとバイエルンで研鑽を積む。94年から東京交響楽団の専属指揮者、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者、大阪・オペラハウス管弦楽団常任指揮者、広島交響楽団正指揮者などを歴任。96年の東京交響楽団ヨーロッパツアーでは「今後、イイモリの名が世界で注目されるであろう」と絶賛された。03年、NHK交響楽団定期演奏会でマーラー:交響曲第1番を指揮し、年間ベスト10コンサートに選ばれる。04年シーズンより山形交響楽団の常任指揮者に着任、次々と新機軸を打ち出してオーケストラの活動発展と水準の向上に目覚しい成果を挙げている。大きな注目が集まる中、07年より音楽監督に就任した。
 海外ではフランクフルト放送響、ケルン放送響、チェコフィル、プラハ響、モスクワ放送響、ホノルル響など世界的なオーケストラを指揮。01年よりドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督に就任、日本人指揮者とドイツのオーケストラの組み合わせとしては史上初の快挙となる「ベートーヴェン交響曲全曲」のCDをリリースした。さらに06年日本ツアーを成功に導いたことも記憶に新しい。
 国内外の多くのオーケストラとの間に築かれた類稀な信頼関係、信頼を裏付ける着実な活動の輪の広がりが高く評価され、05年「渡邉暁雄音楽基金 音楽賞」を受賞。さらに東京交響楽団定期演奏会におけるヤナーチェク「マクロプロス家の秘事」をはじめとする、近現代作品や日本人作品の初演・再演に対する業績により、06年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年度 中島健蔵音楽賞を相次いで受賞した。
 現在、山形交響楽団音楽監督のほか、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、東京交響楽団正指揮者、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者、オペラハウス管弦楽団名誉指揮者。 (山形交響楽団ウェブサイトより)

内容詳細

国内の交響楽団には“ブルックナー伝説”があるようだ。朝比奈&大阪フィル、高関&群響、そして飯森&山響。本盤は第4番に続く自主制作盤ながら、演奏はブルックナー解釈の要所を突く。ボリューム感、音色、歌いまわしなど侮れない本格志向で貫かれている。(弘)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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近頃日本のオケのディスクをいくつも聴いて...

投稿日:2013/07/02 (火)

近頃日本のオケのディスクをいくつも聴いております。こちら、少人数(中規模編成)によるブルックナーということで、興味を持ちつつも、若干の不安を抱いたことは否めないところであります。さあどうかと思ったところ、大変立派な出来栄えにて驚くと同時に感服いたしました。大編成と同じようにバリバリ弾き(吹き)まくろうとしたら大いに無理があったでしょうけれども、編成の特性を熟知して、無理のない、しかし十分に強く拡がりのある演奏を展開しております。少人数的な音色を活かし、なるほどと思わせる場面、多々あります。もちろん、弱点はあって、弦楽器の細い、頼りなげな音色が時々気にはなりますし、管楽器群は技量をもっと上げられましょう。総じて音色はもっと美しくしなくちゃね。とは言いながらも、レパートリー的なこのチャレンジと、結果得られた確かな成果は、大いに賞賛されてしかるべきであります。録音も優秀。少し甘いけど、満点にて讃えましょう!

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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素晴らしい。特にテンポが良いと思った。ブ...

投稿日:2010/02/19 (金)

素晴らしい。特にテンポが良いと思った。ブルックナーのテンポ指示は曖昧なものが多いが、テンポの動きも指示通りに少なくしてしかも辻褄が合うようにするのは意外に難しいのだ。第一楽章の付点リズムおろそかにしていないのはこの曲では必須。もオケの人数は少ないとのことだが、充実した響きで聞いていて物足りないとは全く思わない。フィナーレで一箇所トランペットが明らかに間違った音を出しているのが残念。

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「ブルックナーは本来、日本人にこそ合う音...

投稿日:2009/12/26 (土)

「ブルックナーは本来、日本人にこそ合う音楽だ」。  朝霧、木漏れ日、光の揺らめき。水のせせらぎ…。  こういうことを朝比奈隆&大阪フィルの「原典」以上に、感じさせる演奏です。「日本人のブルックナー」も、ここまで来ました。この調子で、是非、全集完結を期待したいものです。

トリトン さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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