Piano Sonata No.4, Sarkasms, Sheherazade Fantasy, etc : Rubinova

「次世代のアルゲリッチ」エフゲニア・ルビノヴァ
プロコフィエフの軽妙さが際立つ個性的なアルバム

1977年ウクライナのタシュケント出身のピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァ。音楽一家に生まれ育ち、早くから音楽的才能を現し、2003年リーズ国際ピアノ・コンクールで第２位を獲得、その後ヨーロッパを中心に活動し、2007年には来日も果たしています。
　「CAiv music」第２弾となる本アルバムは、プロコフィエフのピアノ作品集です。プロコフィエフ自身も愛奏していたという『10の小品』、プロコフィエフのシニカルさがよく表現された『風刺（サルカズム）』、1942年にオペラと映画音楽から、プロコフィエフ自身が気に入った３曲をピアノ作品としてまとめた『３つの小品』、リムスキー＝コルサコフの交響組曲『シェエラザード』からプロコフィエフがピアノ・ソロ用に編曲した『シェエラザードによる幻想曲』をルビノヴァがさらにアレンジしカデンツァも編曲した版、そしてペテルブルク音楽院時代の習作であるピアノ・ソナタ第４番と、プロコフィエフらしい洒脱な小品が収録されています。
　エフゲニア・ルビノヴァの高度な技巧と、愉悦に満ちた音楽性が見事に合致したアルバムとなっています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
プロコフィエフ：
・10の小品 Op.12
・風刺（サルカズム） Op.17
・ピアノ・ソナタ第4番ハ短調 Op.29『古いノートから』
・3つの小品 Op.96
・リムスキー＝コルサコフの『シェエラザード』による幻想曲（ルビノヴァによる編曲版）

　エフゲニア・ルビノヴァ（ピアノ）

　録音時期：2012年7月
　録音場所：フランクフルト、ヘッセン放送
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）