あまり馴染みのない作曲者でしたが、とても感動しました。 ベートーベンのような、ブラームスのような、そしてどこか格調たかく 薫る音楽。改めて彼の略歴を見て、ブラームスの弟子の女流ピアニストと 結婚したことやオーストリア貴族であることなどで作風に納得です。 　演奏も熱を帯びてよかったです。晩秋に独りコーヒーを飲みながら 是非聴いてみてください。心に迫ります。

ブラームスの友人として紹介されることが多い、ヘルツォーゲンベルグ。このCDを聴いても、いくつかのブラームスの室内楽作品が頭をよぎりました。でもそのよぎったメロディは、晦渋なブラームスではなく、ブラームスでは一瞬しか顔をのぞかせない、明るくて快活なもの。ブラームスから晦渋さを取り去った、明るさがこの人の魅力なのでしょう。（逆だとレーガーになるが）ロマン派の明るい室内楽（ウェーバーやメンデルスゾーンの初期）が好きだという方には、絶対のお勧めです！

Beautiful work for a minor composer. May not possess the depth one sees in Brahms or Bruckner but the lushness of melody and expansiveness is memorable. Recommended if one has spare money to investigate!