ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

民謡による変奏曲集(フルート&ピアノ) パトリック・ガロワ、マリア・プリンツ

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573337
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベートーヴェン:民謡による変奏曲集(フルート&ピアノ)
パトリック・ガロワ、マリア・プリンツ


19世紀の始め、スコットランドの熱心なアマチュア音楽家で出版業を営んでいたジョージ・トムソン[1757-1851]は「自国の民謡を普及するためにはどうしたら良いか」と考えます。そこで閃いたのは、当時ウィーンで活躍している作曲家たちに民謡を編曲してもらうことでした。彼はスコットランドだけでなく、ヨーロッパ各地の民謡を採集し、ハイドンやプレイエル、そしてベートーヴェンに編曲を依頼し、それを出版して大もうけを狙ったのです。トムソンがベートーヴェンに最初にコンタクトをとったのは1803年のこと。「アイルランド民謡を使ったソナタを書いて欲しい」という依頼に応えたベートーヴェン、すぐさまそれを仕上げ、トムソンに送ったのです。彼らのコラボレーションから生まれた作品は100作を越え、このアルバムのような「ヴァイオリン、もしくはフルートの伴奏付きのピアノ曲」だけでなく、声楽曲など多岐に渡っています。
 名フルーティスト、ガロワは当時の演奏法に基づき、このシンプルな曲たちに自由な即興や装飾を加えることで、珠玉の作品へと昇華させています。(NAXOS)

【収録情報】
ベートーヴェン:民謡による変奏曲集(ガロワによる演奏会ヴァージョン)


● 民謡による6つの変奏曲 Op.105
 第1番:ウェルシュ民謡 ト長調『小屋の小間使い』
 第2番:スコットランド民謡 ハ短調『オブ・ノーブル・ストック・ワズ・シンキン』
 第3番:オーストリア民謡 ハ長調『シュルッセルとラインドル』
 第4番:アイルランド民謡 変ホ長調『夏の最後のばら』
 第5番:アイルランド民謡 変ホ長調『チリング・オグィリー』
 第6番:アイルランド民謡 ニ長調『パディ・ウァック』

● 民謡による10の変奏曲 Op.107
 第1番:オーストリア民謡 変ホ長調『私はチロルブアです』
 第2番:スコットランド民謡 ヘ長調『すこやかな若者、ハイランドの若者』
 第3番:ロシア民謡 ト長調『小さなロシア民謡』
 第4番:アイルランド民謡 ヘ長調『聖パトリックの日』
 第5番:オーストリア民謡 ヘ長調『ア・メーデル・ヤー・ア・メーデル』
 第6番:アイルランド民謡 変ホ長調『ペギーの娘さん』
 第7番:ロシア民謡 イ短調『美しいミンカ』
 第8番:スコットランド民謡 ニ長調『おお、メアリー、窓のそばに』
 第9番:スコットランド民謡 変ホ長調『おお、あなたは私の心の芸術』
 第10番:スコットランド民謡 ト短調『ハイランドの守り』

 パトリック・ガロワ(フルート)
 マリア・プリンツ(ピアノ)

 録音時期:2014年6月19-21日
 録音場所:ザルツブルク、イルンベルガー財団モーツァルトザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

ポップスとクラシックというのは今では別のジャンルと考えられてるが、あのベートーヴェンでさえ民謡(当時のポップスだ)をアレンジする仕事に本気で取り組んでいた。本盤では巨匠の名演に感動するだけではなく、そういった“背景”も味わってほしい。ポップスの語源には“民衆”という意味も含まれるのだから。(榎)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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恥ずかしながら、あの、ベートーヴェンが、...

投稿日:2017/06/22 (木)

恥ずかしながら、あの、ベートーヴェンが、プロデューサーあっての依頼とは言え、アイルランドや、スコットランド、ウエールズ、オーストリア、ロシアの民謡、フォーク・ミュージックを、ピアノ独奏、または、フルートを加えての変奏曲に、書き残していたとは、知りませんでした。あの「夏の千草」を、ベートーヴェンが、アレンジしていたなんて。率直に、驚き、嬉しい。しかも、交響曲8番を書き終え、ピアノ・ソナタも31番の作品番号の前の頃に。一地方で歌い、演奏され続けられてきた伝承音楽は、世界中の人々を魅了する力を、持っている。フルートのガロワさんは、武満さんなども演奏する名手。まごう事なきベートーヴェンの音楽と、フォークらしさと、敬意をもって、自らの音楽として演奏されてます。そういえば、日本の武満さんも、ビートルズが大好きで、ギターで、編曲作品を書かれてますが、ポール・マッカートニーにファンレターを書くほどだった。そんなことを、思い出してしまいました。

sunny さん | Hyogo | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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