ポール・シーブライト

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殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか? ヒトの進化からみた経済学

ポール・シーブライト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622078005
ISBN 10 : 4622078007
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

部族でいがみ合っていた人類は、どのように協調し、繁栄を手にしたのか。1万年の人類史を経済学で見とおす稀代の名著。経済生活にまつわる数々のトピックを探索しつつ、協力と信頼の観点からその仕組みを解き明かす。歴史学、生物学、社会学、人類学、心理学など、広範囲の学問分野を渉猟し、J・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』に匹闘するとも評される、人類経済の自然史。

目次 : 第1部 視野狭窄(責任者は誰?)/ 第2部 殺人ザルから名誉ある友人へ―なぜ人は協力できるのか?(人と自然のリスク/ 私たちの暴力的な過去 ほか)/ 第3部 予想外の結果―家族の結束から工業都市まで(都市―古代アテナイから現代マンハッタンまで/ 水―商品、それとも社会制度? ほか)/ 第4部 集合的行動―交戦国家から国家間の市場へ(国家と帝国/ グローバリゼーションと政治活動 ほか)

【著者紹介】
ポール・シーブライト : トゥールーズ大学経済学部教授。トゥールーズ先端研究センター(Institute for Advanced Study in Toulouse)のディレクターであり、またロンドンの経済政策研究センター(Centre for Economic Policy Research)の主任研究官も務める。専門は産業組織論と競争政策、ネットワークの経済学とデジタル社会、行動経済学

山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める

森本正史 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • KAZOO さん

    表題が少し扇情的すぎてあまり食指が動かなかったのですが、内容的にはまともな感じがします。経済史的な観点からの歴史を書かれていて読み物としては興味 深く読ませてもらいました。ただ私のような年寄りにとっては字が小さいのと若干訳がこなれていないような気がしました。2分冊でもよかったのではないかと思います。

  • Willie the Wildcat さん

    個から集団、集団から社会。明文化・暗黙知に限らず、生きる上での掟。掟の縛りも様々。信頼関係に基づく「協力」も、根底には「打算」と「返報性」。(翻訳の問題かとは思うが)決して否定的な意味のみならず、Cloud Computingなど第4次産業革命とも言える互助社会。国家、民族などの縛りをも超える営み。但し、著者が指摘する弊害も事実。現在も継続的に改善・発展中!経済の成り立ちを生物学・社会学的な視点で検証する点が興味深い。「視野狭窄」ですか・・・。耳心地の悪さを感じざるを得ないが、これまた世の現実。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2005年初出。 本書は社会生活を下支えしている信頼についての本(4頁)。 現代社会が必要なのは、協力をよい目的に振り向けること(16頁)。 歴史、生物学、人類学、殊に、経済学と経済史の成果をまとめている(18頁)。 学際的検討が加えられている。 視野狭窄とは、全体的な成果を知らない、気にする必要がないまま、 役割を果たせる能力(26頁)。

  • 魚京童! さん

    近代民主政治は、理性を持ち象徴的知識を利用する人間と、狩猟採集民として感情に忠実な人間の才能の日和見主義的妥協だ。

  • やまやま さん

    人間集団の協力行動を分析する。日本語タイトルは皆さん仰るとおり刺激的であるが、このアイデアは第二部の見出しから取られたものと思われ、原題は「未知の人とのカンパニー」である。人間はなぜよく知らない人とも仲良く(戦い無く)できるのか、という点を分業(協力)の進化という観点で述べている。殺人を押さえる他者への「信頼」を生得的に人間が傾向として持っていたという生物学的な特徴が、文化的な社会を作ってきたというのは、倫理や政治の根底にある人間観として説得的に思える。

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トゥールーズ大学経済学部教授。トゥールーズ先端研究センター(Institute for Advanced Study in Toulouse)のディレクターであり、またロンドンの経済政策研究センター(Centre for Economic Policy Research)の主任研究官も務める。専門は

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