マックス・ウェーバー

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権力と支配 講談社学術文庫

マックス・ウェーバー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062920919
ISBN 10 : 4062920913
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
360p;15

内容詳細

ウェーバーの著作全体への入口とも言える本書は、支配のあり方を比較するために服従する側の動機から接近する。正当性のタイプに基づく支配の三類型(合法的・伝統的・カリスマ的)にはじまって、一つ一つの概念を緻密に検討する粘り強い論考は、やがて官僚制論へと展開しながら、あらゆる「支配」の本質に迫る。社会の科学はここからはじまった。

目次 : 第1部 権力と支配(正当性の妥当/ 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配/ 伝統的支配/ カリスマ的支配/ カリスマの日常化/ 身分と階級)/ 第2部 官僚制(官僚制の特徴/ 官僚の地位/ 官僚制化の前提と根拠/ 官僚制機構の永続的性格/ 官僚制化の経済的および社会的帰結/ 官僚制の権力的地位/ 官僚制の発展的段階/ 教養と教育の「合理化」)

【著者紹介】
マックス・ウェーバー : 1864〜1920年。ドイツの社会学者、経済学者。「理念型」概念による把握や「価値自由」を提唱し社会科学の方法を整備した

濱嶋朗 : 1926年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェルナーの日記 さん

    著作『経済と社会』のダイジャストといった感じの1冊。ウィーバーの基本スタンスは、人間社会が生み出すもの(有象・無象に選らず)全ての行為を経済活動ととらえ、その経済活動がどのように始まり、どのように至るのかを問うている。これは私観であるが、ヘーゲルの唱えた人間中心主義を社会経済的歴史史観として見直したのがウェーバーだと思う。彼の諸説は、緻密な資料を基に世界中の社会構造を分析し思考している。その説のよれば、紆余曲折はあるにせよ、全ての社会は、家産制主体の社会から始まり官僚制社会へと移行していくと唱えている。

  • cockroach's garten さん

    官僚制を目当てに読んだ。権力構造の三タイプの紹介から形式を重んじる官僚国家への移行までを知れた。こうして見るとわが国はつくづく慣例的な国家であることが分かる。しかしそれは最先端の国家システムであることには変わりはない。果たして官僚制に継ぐ新たなシステムはいかがなのか、気になるところだ。

  • 白義 さん

    ウェーバー社会学のエッセンスが圧縮された権力論。支配の三類型から生まれる様々な制度の相違と変化、合法的支配の拡大としての近代官僚制など、膨大な具体的実例、歴史を参考にしてはいるが、あえて現実を無視し単純に抽象化することによって描かれる「理念型」に迫って描かれているため理解が難しい。それだけにあまり古びておらず、幾度となく再読するのに値する。世界史、特に西洋政治史にある程度詳しくないと歯が立たない印象だが、それぞれの時代に詳しいといろいろ当てはめて考察できそう

  • 絹恵 さん

    非人格的秩序が、演算することの出来ない非合理的な感情的要素を公務処理から排除に成功したものならば、心があるものに人は守れる、心があるものに人は動く、そう信じた心の行き場を無くします。人は法秩序に影響を及ぼし、再び法秩序に影響される、このように人の思いが織り込まれてきた法と人の共存を望むことが社会の姿を見ることなのだと思います。

  • まると さん

    ウェーバーは実に学生のとき以来。スラスラ読めるわけもなく、時間がかかったが、何とか読了した。後段の官僚制に関する章は比較的読みやすく、日本の省庁や企業などに照らして、なるほどそうだよねと思えるような精緻な分析がされていて感じ入ったが、前段の支配の諸類型は例えが必然的に19世紀以前にならざるを得ないこともあり、難解に感じる部分が多かった。光文社辺りから読みやすい新訳を出してくれないかな。まぁ宗教社会学とは角度の異なるウェーバーの理論に触れることができただけでも良しとします。

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