CD

交響曲全集 第1〜10番アダージョ ベルリン・フィル、K.ペトレンコ、ラトル、アバド、ドゥダメル、ネルソンス、ネゼ=セガン、ハーディング、ハイティンク(10CD+4BD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9612
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Blu-ray Disc付き

商品説明


大巨匠たちの成熟した演奏と若い世代の新鮮な演奏
ベルリン・フィルと8人の指揮者によるマーラーの音楽世界、発見の旅
ハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン
ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバド


ベルリン・フィル・レコーディングスはこれまで、ひとつのテーマに沿ったセットをリリースしてきました。その中でも作曲家に焦点を当てたセットは、ジョン・アダムスにはじまり、ブルックナーそして今回のマーラーと続きます。
 グスタフ・マーラー[1860-1911]は、2020年に生誕160年、2021年には没後110年を迎え、その交響曲は今や世界のオーケストラの最も重要なレパートリーの一つといえるでしょう。ベルリン・フィルにおけるマーラー演奏の伝統は、1895年にマーラー自身が交響曲第2番を初演した1890年代まで遡ります。その後、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、サー・ジョン・バルビローリ、ラファエル・クーベリック、レナード・バーンスタイン、ベルナルド・ハイティンクと数々のマーラー指揮者が客演指揮者としてベルリン・フィルと演奏してきました。
 そして、ベルリン・フィルの主要レパートリーとしての定着までの軌跡は、歴代の首席指揮者をみれば一目瞭然です。アルトゥール・ニキシュは早くからマーラーに関心を持っていましたし、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーはかなり距離を置いていました。そして1970年代以降、ヘルベルト・フォン・カラヤンはマーラーの作品に力を入れていきます。ニキシュ、フルトヴェングラー、カラヤンまでは、演奏されるのはマーラーの一部の作品に限定されていましたが、カラヤン以降、クラウディオ・アバド、サー・サイモン・ラトル、そしてキリル・ペトレンコと時代は進み、交響曲全曲がレパートリーとして組み込まれていきます。
 当エディションには、完成した9つの交響曲と未完の第10番第1楽章を、過去10年間の演奏から選んでいます。現在の首席指揮者ペトレンコと前任者であるアバドとラトルの演奏、そして客演指揮者で構成されています。中でも、キリル・ペトレンコの第6番は、2020年1月の演奏で、新型コロナウィルス感染拡大直前の演奏会であり、非常にアクチュアルな演奏会でありました。マーラーが描く細部、そしてそれを全体像として構築することは、指揮者としての試金石ともいえ、新首席指揮者としての期待が大きく膨らみます。ペトレンコは、高い視点と広い視野に基づいた独特の知性とエモーションで作品を築き上げています。
 そして、オケとの関係が成熟期に達したアバドとの第10番はまさに阿吽の呼吸。ハイティンクとの第9番も同様、高い信頼関係の中で繰り広げられる演奏は、ハイティンクのこれまでの集大成ともいえる芸術的な成果が聴かれます。さらにヤニク・ネゼ=セガン、ダニエル・ハーディング、アンドリス・ネルソンス、グスターボ・ドゥダメルといった若い世代の指揮者との演奏にも注目。大巨匠たちの成熟した演奏と新しいアイデアを実践しようとする若い世代の新鮮な演奏。まさにマーラーの音楽世界を凝縮したセットとなっています。(販売元情報)

【収録情報】
● マーラー:交響曲全集
 第1番:ダニエル・ハーディング(指揮)
 第2番:アンドリス・ネルソンス(指揮)
 第3番:グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 第4番:ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
 第5番:グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 第6番:キリル・ペトレンコ(指揮)
 第7番:サー・サイモン・ラトル(指揮)
 第8番:サー・サイモン・ラトル(指揮)
 第9番:ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 第10番:クラウディオ・アバド(指揮)


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:2011〜2020年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 CD1-10
 交響曲第1〜10番

 Blu-ray Disc1-4
 交響曲第1〜10番(ハイデフィニション・ビデオ)
 画面:Full HD 1080/60i、16:9
 音声:2.0 PCMステレオ、5.1 DTS-HD MA
 Region ABC (worldwide)
 総収録時間:795分
 字幕:独、英、日本語

 マーラーとベルリン・フィル:指揮者達の対話(38分)

 輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付

● 交響曲第1番ニ長調『巨人』(55:22)

 ダニエル・ハーディング(指揮)
 録音時期:2019年3月29日



● 交響曲第2番ハ短調『復活』(87:09)

 アンドリス・ネルソンス(指揮)
 ルーシー・クロウ(ソプラノ)
 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)
 中部ドイツ放送合唱団(リスト・ヨースト:合唱指揮)
 録音時期:2018年12月15日



● 交響曲第3番ニ短調(99:16)

 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)
 ベルリン国立大聖堂少年合唱団(カイ=ウーヴェ・イールカ:合唱指揮)
 ベルリン放送合唱団女声団員(トビアス・レープナー:合唱指揮)
 録音時期:2014年6月13日



● 交響曲第4番ト長調(58:41)

 ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
 クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
 録音時期:2014年3月22日



● 交響曲第5番嬰ハ短調(70:27)

 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 録音時期:2018年10月27日



● 交響曲第6番イ短調『悲劇的』(77:22)

 キリル・ペトレンコ(指揮)
 録音時期:2020年1月25日



● 交響曲第7番ホ短調『夜の歌』(76:06)

 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 録音時期:2016年8月26日



● 交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』(78:12)

 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 エリカ・ズンネガルド(ソプラノ)
 スーザン・ブーロック(ソプラノ)
 アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
 リッリ・パーシキヴィ(アルト)
 ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
 ヨハン・ボータ(テノール)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
 ジョン・レリエ(バス)
 中部ドイツ放送合唱団(ハワード・アーマン:合唱指揮)
 ベルリン放送合唱団、ベルリン国立大聖堂少年合唱団(サイモン・ハルシー:合唱指揮)
 録音時期:2011年9月18日



● 交響曲第9番ニ短調(89:38)

 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 録音時期:2017年12月3日



● 交響曲第10番嬰ヘ長調より第1楽章アダージョ(25:07)

 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音時期:2011年5月18日



ダウンロード・コード
この商品には、CD収録内容のハイレゾ音源(24bit/48kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されていますが、配信サイト上の不具合により配信開始が2021年1月29日となる予定です。(販売元情報)

デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。(販売元情報)


内容詳細

BPOの独自レーベル、ベルリン・フィル・レコーディングス発、アバドから2020年1月に録音した現在の首席指揮者ペトレンコまでの8名の指揮者によるマーラーの交響曲全集。オーケストラ・レーベルらしい豪華な構成だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲第1番
  • 02. 交響曲第2番『復活』
  • 03. 交響曲第3番
  • 04. 交響曲第4番
  • 05. 交響曲第5番
  • 06. 交響曲第6番
  • 07. 交響曲第7番
  • 08. 交響曲第8番
  • 09. 交響曲第9番
  • 10. 交響曲第10番より<アダージョ> (以上収録予定/曲順未定)

ディスク   2

  • 01. DISC1掲載曲参照

すべての収録曲を見る >

総合評価

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2011年以降の最近の演奏からのセレクション...

投稿日:2024/02/25 (日)

2011年以降の最近の演奏からのセレクションなので、この組み合わせにほぼ納得ですが、10番と同じ日(2011年5月18日のマーラー没後100年記念演奏会)に演奏されたアバドの大地の歌が収録されていないのは不思議ですね。僕はNHKBSでの放送をブルーレイ録画してますが、アンネゾフィーフォンオッターによる終曲が素晴らしいと思います。

トム さん | 東京都 | 不明

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まさに、ベルリン・フィルが主役のマーラー...

投稿日:2021/07/16 (金)

まさに、ベルリン・フィルが主役のマーラー全集。買って満足のセット。一見、高価ではあるものの、ベルリン・フィルの演奏会のチケットと比べれば安いもの。しかも対象がマーラーだけに、その基本性能の高さに惚れ惚れしました。 個人的な趣味としては、ラトルがベルリン・フィルと築き上げたブラームスやシベリウスのように、常任指揮者との練り込まれた一貫性のある全集の方が好ましいと思いますが、これから更に輝く指揮者達との貴重なポートレートとしても楽しむことが出来ました。

R35sT さん | 熊本県 | 不明

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やっと全曲聴き終えました。DCHでもお馴染...

投稿日:2021/07/11 (日)

やっと全曲聴き終えました。DCHでもお馴染みの演奏ばかり。既に村井氏はじめ諸氏が述べられている通り、他の選択肢も十分考えられるわけですが、世界に冠たるBPOが今、世に問うマーラーという点で高く評価できます。いちばんの注目は何と言ってもペトレンコの6番。常任指揮者投票直前のコンサートキャンセルを思い出しました。代役ハーディングも切れ味鋭い名演でしたが、ここでのペトレンコの解釈は、既存の誰とも異なるまさに21世紀のマーラー像。今後、ロト、クルレンツィス、マケラが同様の流れを作っていくのでは。誤解を恐れず言えば、バルビローリとカルロス・クライバーの音楽性が化学反応を起こした感があります。ネルソンスの復活は遅めのテンポを基本とするも全曲に渡り緊張感溢れる演奏で、第一楽章の低弦の出だしから、フィナーレのコーダまで一気に聴き入ってしまう名演。バーミンガム来日の折にも振っていた定評のあるラトルの7番はここでも快演。BPOのトップ奏者達の名技も光ります。安全運転的な印象を受けるドゥダメルやネゼ=セガンも、実は贅沢な注文。ハイティンクの9番は何種類目になるのだろうか。遅いテンポにも関わらず惹きつけられてしまいます。大地の歌がないのは何故?珍しく譜面を見ていたアバドの大地の歌をアルバムに残して欲しかったのと、10番はハーディングで全曲聴きたかったですね。また10年もすれば、BPOマーラー全集part2が出ることを期待しつつ、今日はこの辺で。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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