CD 輸入盤

交響曲第3番 ハイティンク&シカゴ響

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CSOR901701
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

《CSO・RESOUND》
=シカゴ交響楽団ライヴ=

1891年設立、ことし2007年で116年の歴史を数える名門シカゴ交響楽団が、新たなオーケストラの自主レーベル“CSO・RESOUND(シーエスオー・リザウンド)"を立ち上げました!
“シカゴ交響楽団はとどろく"という意味のレーベルの名称は、オケそのもの、つまり輝かしい音色で名高いアンサンブルのめざましくパワフルな響きを表しています。大注目レーベルの誕生です。

記念すべきリリース第1弾
巨匠ハイティンク、首席指揮者就任ライヴ!
新たなる黄金時代の到来を告げるマーラー第3番


シカゴ交響楽団の自主制作レーベルとして新たにスタートする「CSOリザウンド」。その記念すべき第1弾に選ばれたプログラムは、2006年より首席指揮者に就任した巨匠ハイティンクがシーズンのオープニングコンサートで取り上げたマーラー第3交響曲ライヴ。
 軍楽、民謡、自作歌曲との相互リンクといった、マーラーの音楽宇宙を構成するさまざま要素が混沌とする長大な第3交響曲。ハイティンクは次のように述べています。「マーラーに関していえば、見かけの上ではとても情緒豊かです。でも強いて口にすべきなら、そう、指揮者というものは、表面の先を読まなくてはいけない。あえてマーラーが分かっていた以上に自分のほうが分かっているとは思いませんけれど。」なるほどマーラーに対する自信のほどをうかがわせる言葉を裏付けるように、77歳にして巨匠が蓄積してきた経験はあくまで自然な音楽運びにそのまま表われています。その点については新たな手兵シカゴ響との当ライヴでも別段変わりはありません。ただし、こうしていま望み得る最高の楽器を手に入れたことで、まぎれもなく表現の幅とスケールが拡がったのも事実で演奏を聴けば一目瞭然。どこをとっても合奏能力ではほとんど完璧とさえいえるスーパー・ヴィルトゥオーゾ集団にあって、ここで印象に残る面々を挙げてゆくと、まず第1楽章で息の長いソロのフレーズを情感たっぷりに歌い上げた首席トロンボーンのジェイ・フリードマン。さえずるような調べで魅了するフルートは首席マチュー・デュフォー、日本のファンにもおなじみです。そしてクリストファー・マーティンのポストホルン・ソロ。どこまでも柔らかくのびやかな音色は郷愁を誘い恍惚とさせられます。
 「マエストロ、シカゴにはあなたが必要なのです。あなたにいらしていただくためならどんなことでもします!」3月に行われたコンサート終演直後、ハイティンクの楽屋に駆け込んだのは首席ホルンのデイル・クレヴェンジャー(前音楽監督バレンボイムの擁護者として知られる)でした。
 シカゴ響によるマーラー演奏では、第8代音楽監督ショルティが全集録音という金字塔を打ち立てましたが、円熟のシェフ、ハイティンクが手兵からの確固たる信頼を得て臨んだ当ライヴは、ライナー、ショルティに連なる第3の楽団黄金時代の到来をはっきりと予感させるものです。

【収録情報】
マーラー:交響曲第3番ニ短調
 ミシェル・デ・ヤング(Ms)
 シカゴ交響楽団女声合唱団
 デュアイン・ウルフ(合唱指揮)
 シカゴ児童合唱団
 ジョセフィン・リー(児童合唱指揮)
 シカゴ交響楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指)
 録音時期:2006年10月19、20&21日(ライヴ)
 録音場所:シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール

=ハイティンクのマーラー第3番 演奏時間比較=
[CSO/2006年ライヴ] T.35'10+U.09'52+V.18'13+W.9'13+X.4'18+Y.24'39=101'25
[BPO/1990年ライヴ] T.34'50+U.10'05+V.17'54+W.9'44+X.4'18+Y.25'56=101'27
[RCO/1983年ライヴ] T.32'45+U.09'19+V.15'24+W.9'12+X.3'58+Y.23'34= 94'14
[RCO/1966年]    T.32'09+U.10'19+V.16'50+W.8'45+X.4'05+Y.22'05= 93'33

収録曲   

ディスク   1

マーラー:交響曲第3番 第1部

  • 01. 第1楽章「夏が行進してくる(バッカスの行進)」[35:10]

ディスク   2

マーラー:交響曲第3番 第2部

  • 01. 第2楽章「草原の花が私に語ること」[09:52]
  • 02. 第3楽章「森の動物が私に語ること」[18:13]
  • 03. 第4楽章「夜が私に語ること」[09:13]
  • 04. 第5楽章「天使が私に語ること」[04:18]
  • 05. 第6楽章「愛が私に語ること」[24:39]

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
32
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ハイティンク&シカゴ交響楽団というのは今...

投稿日:2012/01/28 (土)

ハイティンク&シカゴ交響楽団というのは今思えば理想的なコンビであった。世界に冠たる技術集団と現役No.1と言っても過言ではない職人指揮者(良い意味で)の組み合わせ、悪かろう演奏が生まれるはずはない。あとは好みの問題。My favorite symphonyであるマーラーの3番にまたひとつ お気に入りが加わった。ハイティンクはマーラーを複数回録音しているが、その都度テンポは変わる。カラヤンとは違う。ここでのテンポは私が理想とするところ。聴かせ上手のハイティンクは時間の経過を感じさせることなく聴き手をあの崇高なフィナーレまで誘ってくれる。BPOとの演奏も気に入っているが、それに劣らぬ名演だと思う。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

4
★
★
★
★
★
SACD化するのを待っていたが、必要十分にい...

投稿日:2012/01/03 (火)

SACD化するのを待っていたが、必要十分にいい音でびっくりした。現在最新の金管吹奏の「音」を聴くことができることに私は興奮を覚えた。A・ハーセス引退の後を継いだプリンシパルは、実に美しい音で、輝かしく誇りある重席を見事に果たしているようだ。ショルティ盤の頃の音よりも(何と20年以上も昔!)、金管合奏全体がヨーロッパ風に色付けされているような気がするのは私だけか。指揮者の趣味か。それとも、これが進化か。ライヴ録音のため、合奏の乱れやソロの不安定さがそのまま録音されていることも、不満と言えば不満。しかし最終楽章へ向けて、ぐんぐんオケの調子が上がり、ついに最後の大団円を迎える。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

2
★
★
★
☆
☆
クラシックの虜になったきっかけとなったマ...

投稿日:2010/09/24 (金)

クラシックの虜になったきっかけとなったマーラーとの出会いは30年以上前のことになるが、この演奏は中でも上出来と言える。しかし、曲の締めくくりでのティンパニのダン、ダン、ダン、ダーン、、、はいただけない。この大曲は何もティンパニの炸裂のためにあることは分かりきっているだろうに、、、誠に残念である。ティンパニの音に音響、オーディオの醍醐味を感じる輩には、お勧めするが、、、。

ddd さん | 福井県 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

プロフィール詳細へ

マーラー(1860-1911)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品