『ヒルデ・ギューデン、モーツァルトを歌う〜オペラ・アリア、モテット、他』　クリップス＆ロンドン響、エレーデ＆ウィーン・フィル、Ｃ．クラウス、Ｅ．クライバー

銀の光のような柔らかい声で魅了！

元々はオペレッタ歌手として活動を始めたヒルデ・ギューデン。その存在感と美しさはウィーンの歌劇場でも認められ、瞬く間にオペラ界でもスターになりました。銀の光を思わせる彼女の柔らかい声は聴衆を魅了し、録音も多く残されています。ロッテ・レーマンやエリーザベト・シューマンの後継者として多くのオペラに出演しました。
　ここに収録されたモーツァルトのアリアのほとんどは、彼女の初のスタジオ録音となったもので、1947年のクリップスとの共演など素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。どれもが78回転SP盤のために録音されたものですが、CD時代になって初めてリリースされた貴重な音源も何曲か含まれています。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
モーツァルト：
1.　歌劇『フィガロの結婚』より「自分で自分がわからない」
2.　歌劇『フィガロの結婚』より「恋人よ、早くここへ」
3.　歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「ぶってよ、マゼット」
4.　歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「恋人よ、さあこの薬で」
5.　歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「男の人たちに、兵隊さんたちに」
6.　歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「女は15にもなれば」
7.　モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』 K.165
8.　歌劇『羊飼いの王様』より「あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい」
9.　歌劇『魔笛』より「ああ、私には わかる、消え失せてしまったことが」
10.　歌劇『フィガロの結婚』より「おいで下さい、膝をついて」
11.　歌劇『フィガロの結婚』より「とうとう嬉しい時がきた・・・恋人よ、早くここへ」
12.　歌劇『イドメネオ』より「たとえ父上をうしなっても」
13.　アリア『恐れないで、愛する人よ』 K.490
14.　歌劇『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」
15.　歌劇『フィガロの結婚』より「私に話して頂戴」

　ヒルデ・ギューデン（ソプラノ）
　リーザ・デラ・カーザ（ソプラノ：15）
　ヨーゼフ・クリップス指揮、ロンドン交響楽団（1-6）
　アルベルト・エレーデ指揮、ウィーン・フィル（7-10）
　クレメンス・クラウス指揮、ウィーン・フィル（11-14）
　エーリヒ・クライバー指揮、ウィーン・フィル（15）

　録音時期：1947年（1,2）、1949年（3-6）、1951年（11-14）、1952年（7-10）、1955年（15）
　録音方式：モノラル（セッション）