アウグスティン・ハーデリッヒ/ラング:ミステリー・ソナタ
2014年、カーネギー・ザンケル・ホール(リサイタル・ホール)において、名ヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリッヒがデイヴィット・ラングの『ミステリー・ソナタ』を初演しました。この曲はタイトル通り、バロック時代の作曲家ハインリヒ・イグナツ・ビーバーの『ロザリオのソナタ(別名ミステリー・ソナタ)』の旋律がモティーフとして使われていますが、デイヴィット・ラングは作品の核である「聖母マリアへの祈り」に心を配りながらも、全く違う独自の世界を描きだしています。
作品は「喜び」「哀しみ」「栄光」の3つの部分に分かれ、ヴァイオリン独奏のみで奏されます。演奏者が自身の内面と対話しながら無限に美しい旋律を紡ぎ出していく、厳しさと陶酔を併せ持つ21世紀の「祈り」の音楽と言えるでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラング:mystery sonatas
1. joy
2. after joy
3. before sorrow
4. sorrow
5. after sorrow
6. before glory
7. glory
アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
録音時期:2016年5月26-28日
録音場所:ニューヨーク、アメリカ文芸アカデミー
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)