指揮者はシモーネ・ヤング!
リンツの作曲家ラングの大作『パルツェフール』!
オーストリア、リンツ出身の現代音楽作曲家、ベルンハルト・ラングの楽劇『パルツェフール(ParZeFool)』はその名が示す通り、ワーグナーの『パルジファル』への再考と再構築によって生まれた大作です。
この『パルツェフール』はラングが推し進めている「モナドロジー(単子論)・シリーズ」の1つであり、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンやシューベルトなどの音楽の断片、さらにはジャズやヒップホップからの影響、そして無調のパッセージなどが響き始めます。
ワーグナーの「ライトモティーフ」の概念を超越し、無限ループ的なアイディアも取り入れられたこの作品の録音は、現代音楽ファンのみならず、ワグネリアン(そしてオペラ嫌いの方も!?)も要注目です。しかもアルノルト・シェーンベルク合唱団やクラングフォルム・ウィーンを率いるのはシモーネ・ヤング! 期待が高まります。(写真c Monika Rittershaus)(輸入元情報)
【収録情報】
● ラング:ソリスト、合唱と管弦楽のための楽劇『パルツェフール』
ダニエル・グローゲル(カウンターテナー)
マグダレーナ・アンナ・ホフマン(ソプラノ)
ヴォルフガング・バンクル(バス)
トマス・トマソン(バリトン)
マルティン・ヴィンクラー(バス・バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
クラングフォルム・ウィーン
シモーネ・ヤング(指揮)
録音時期:2007年6月6,8日
録音場所:オーストリア、アン・デア・ウィーン劇場
録音方式:ステレオ(デジタル)