SACD

ピアノ・ソロ作品全集 エル=バシャ(2SACD)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
EXCL00015
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集(2SACD)
アブデル=ラーマン・エル=バシャ

ベテラン・ピアニスト、エル=バシャが放つ、最新のラヴェル、
しかもピアノ・ソロ作品全集!

リサイタル、室内楽、ソリストと多彩な活動で近年来日の機会も急増するベテラン・ピアニスト、アブデル=ラーマン・エルバシャ。レバノン出身ながらパリで研鑽を積み、若干19才にしてエリーザベト王妃国際音楽コンクールにて審査員全員一致での優勝を飾った俊英です。その後も欧米を中心に着実なキャリアを築き、録音の分野でもこれまでに膨大なカタログを誇っています。
 2007年「ロシア・ヴュルトゥオーゾ・ピアノ作品集」(OVCT00037、レコード芸術特選盤)を皮切りに、オクタヴィア・レコードとコラボレーションを始め、フレンチ・スクールのピアニストにとって最重要作曲家の一人であるラヴェルのピアノ・ソロ作品全集を完結させました。ラヴェルといえば、80年代に一部作品を録音していますが、エル=バシャはラヴェルのピアノ・ソロ作品の世界を時間の経過とともにより深奥まで掘り下げ、より円熟した演奏を聴かせます。しかも作品を正確な作曲年代で並べ、ラヴェル自身の語法の変化や表現の広がりにまで肉薄した最新録音です。
 完全無欠のテクニック。水彩画のような色彩/音色の滲みとフォルムとの絶妙なバランス、この世のものとも思えないサウンドの美しさ、そして気品とエスプリ。経験と知識に裏打ちされた作品への深い理解と解釈がさらにラヴェルの色合いを深め、その演奏は聴く者の耳を捉えて離しません。
 また、今回は2CD用豪華ボックス装丁で、ブックレットには野平多美氏が巻頭言を、そして批評家でありラヴェル研究の権威、ジェラルド・ラーナー氏が曲目解説を寄せており、両氏ともにエルバシャのラヴェル演奏、その深い理解と解釈を絶賛しています。必携のアルバムです!(トリトン)

このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声という3つの音声が収録されています。
 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。

ラヴェル:
Disc1
・グロテスクなセレナード
・古風なメヌエット
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・水の戯れ
・メヌエット
・ソナチネ
・鏡
Disc2
・夜のガスパール
・ハイドンの名によるメヌエット
・高雅で感傷的なワルツ
・ボロディン風に
・シャブリエ風に
・前奏曲
・クープランの墓

 アブデル=ラーマン・エル=バシャ (ピアノ)
 録音:2007年12月3-5, 7-8日、富山、入善コスモホール
 DSDレコーディング
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.0ch.)

内容詳細

コアなファンはいるが、日本での人気がイマイチなのが不思議。円熟の時期を迎えた彼はどんなレパートリーにも深く入り込み、音楽美を引き出してしまう。テクニックの披瀝にも最適なラヴェルが、こんなにも音楽的(哲学的ですらある)に演奏できる人は本当に希少だ。★(堀)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. グロテスクなセレナード
  • 02. 古風なメヌエット
  • 03. 亡き王女のためのパヴァーヌ
  • 04. 水の戯れ
  • 05. メヌエット
  • 06. ソナチネ
  • 07. 鏡

ディスク   2

  • 01. 夜のガスパール
  • 02. ハイドンの名によるメヌエット
  • 03. 高雅で感傷的なワルツ
  • 04. ボロディン風に
  • 05. シャブリエ風に
  • 06. 前奏曲
  • 07. クープランの墓

総合評価

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5.0

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圧倒的なテクニックです。 個人的にはロジ...

投稿日:2011/10/22 (土)

圧倒的なテクニックです。 個人的にはロジェを超えた感もあります。 蛾はこんなに鮮やかな曲だったかと新しい発見でした。 道化師の朝のgisの連打とか常人ではありません。 スカルボも、ポゴレリッチとはまた違う怪演で、圧倒的です。 クープランの墓のタランテラも他の録音を聴いていると破綻しているものも見かけますが。 圧倒的な技巧で制御され、安心して聞いていられます。

vitty ist meine Liebe さん | NETHERLANDS | 不明

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近年にとらわれず戦後録音されたラヴェル全...

投稿日:2008/11/22 (土)

近年にとらわれず戦後録音されたラヴェル全集中最高峰の演奏だと思います。曲の解釈などもミケランジェリが弾いた一連のドビュッシーのピアノ曲の演奏を彷彿させるものがあります。得てして録音物で聴くピアノの独奏曲は悲しいかな録音技術が相当良くないと伝わるものが伝わりにくくなりがちですが、TRITONのDSDでの録音技術とSACDによりまるでそこにピアノがあるかのような素晴らしい臨場感が味わえて至福の時間が過ぎて行きます。

cosmos さん | 東京都 | 不明

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圧倒的なスカルボ。 もはや知られざるピア...

投稿日:2008/09/18 (木)

圧倒的なスカルボ。 もはや知られざるピアニストではない。

ak さん | 日本 | 不明

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