CD 輸入盤

ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲 ユジャ・ワン、L.ブランギエ&チューリッヒ・トーンハレ管

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4794954
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

超絶技巧ピアニスト、ユジャ・ワンの華麗なラヴェル!

2014年12月、ユジャ・ワンはデュトワ指揮のNHK交響楽団とラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を共演し、その模様はテレビでも放送され、鮮烈な印象を残しました。
 今回の録音での共演は、ブランギエ指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団。フランス人指揮者ブランギエは2012年に26歳で名門トーンハレ管の音楽監督に指名された若手の気鋭。火花散る共演です。

【ユジャ・ワン】
1987年北京生まれ。6歳からピアノを学び始め、北京の中央音楽学院を経て、フィラデルフィアに移りカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2008年にカーティス音楽院卒業。2005年にズーカーマン指揮のオタワ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団とメジャー・コンサート・デビューをしてから、カナダ中の記者が『スター誕生』と注目し始め、2006年以降、シカゴ響、ニューヨーク・フィル、ボストン響、サンフランシスコ響、サンクトペテルブルク・フィル、他、一流オーケストラへの客演やリサイタルが激増。2009年はロス・フィル、ロンドン響、モーツァルト管とルツェルン祝祭管、他多数の一流オケへの客演、パリ、ロンドン、ミュンヘン、他でのリサイタル、ミケランジェリ音楽祭、バートキッシンゲン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭でのリサイタルも予定され破竹の快進撃を続けている。

【主な受賞歴】
1999カルガリーのコンチェルト・コンペティション優勝/2001年第1回仙台国際音楽コンクール審査委員特別賞/2002年アスペン音楽祭コンチェルト・コンペティション優勝/2006年ギルモア・ヤング・アーティスト賞受賞。
 レコード芸術誌2月号(最新号)の第36回リーダーズ・チョイス〜読者が選んだ2011年ベスト・ディスクの第1位にユジャ・ワンの前作『ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番 他』が選ばれました!(UNIVERSAL MUSIC)

【収録情報】
1. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
2. フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 op.19
3. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調


 ユジャ・ワン(ピアノ)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(1,3)
 リオネル・ブランギエ(指揮:1,3)

 録音時期:2015年4月(1,3)、5月(2)
 録音場所:チューリッヒ(1,3)、ベルリン(2)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

ユーザーレビュー

総合評価

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左手の演奏と録音が非常に素晴らしいです。...

投稿日:2021/03/13 (土)

左手の演奏と録音が非常に素晴らしいです。 演奏についてです。 ラヴェルのピアノコンチェルトは両方とも一度聴いたらもうそれでお腹いっぱいになるような演奏が多い気がしますが、この演奏は何回聴いても飽きません。特に左手は、そもそも出回っているCDが少なく、どれも微妙な気がしていたので、納得の行く演奏にやっと出会えて嬉しいですね。 ただし、ト長調の第二楽章は若干テンポが速く、ピアノとオーボエがそれぞれ知らんぷりして演奏しているように聴こえます。 録音についてです。 ト長調は表面的な音色は綺麗ですが、若干ペラいです。ちょっと期待外れでした。 左手は100点満点です。こんなに凄い録音を見つけたのは久々ですね...いや素晴らしい。 空気感やホール感を重視した感じです。左手のピアノは低域が多く、そこから伝わるスタインウェイのピアノ全体からくる胴鳴りや弦の震えが良く録れていて、ピアノが弦楽器であるということを思い知らせているようです。実際、ウーファーのサイズが30cmを超えるスピーカーで聴くとピアノの存在が良く視えます。 ティンパニの音もピアノと同様ですね。 オケも、ストリングスは弦の上の音色だけでなく、箱鳴りまで録れていますし、音数が多くなった瞬間でもそれぞれの音が潰れることなく、分離、定位しています。

だーえう さん | 大阪府 | 不明

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元気の出る名演です。ラヴェルで聴かせるテ...

投稿日:2017/07/07 (金)

元気の出る名演です。ラヴェルで聴かせるテクニックだけでなく、フォーレでの表情豊かな演奏も良質。バラードはフォーレの隠れた代表作かもしれないと思うのですが、ピアノソロ版を聴いたのは初めてです。違った趣として、涼しさを感じます。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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ユジャ・ワンはこのままラフマニノフやプロ...

投稿日:2016/01/16 (土)

ユジャ・ワンはこのままラフマニノフやプロコフィエフの超絶技巧曲を弾き続けてゆくのだろうか。もちろん指の回りに関しては何の不足もないが、体格的なハンディは簡単には補えないので少し考えた方が良いのではないか、などと思っていた所にこの新譜。ブランギエ指揮によるラヴェル管弦楽曲全集の一枚目ということで、たまたまこうなっただけかもしれないが、今後の彼女の進路を暗示するような録音ではある。ちなみに、ロイヤル・コンセルトへボウと共に昨年来日した彼女はチャイコフスキーの2番の協奏曲を弾いたのだが、これなども実に頭の良い選曲だった。1番以上に技巧的な曲だが、チャイコフスキーなりの古典派へのオマージュもあり(楽器編成にトロンボーンを含まない)、独奏者が先に立ってオーケストラを引っ張ってゆくにふさわしい曲だからだ。さて、このディスクの両協奏曲ではまず「ト長調」が期待通りの痛烈爽快な快演。切れ味の鋭さではアルゲリッチの二種の録音を凌ぐほどだ。指揮も実に良い。第1楽章が第2主題部に入ると、完全に和声が変わって「異世界」が出現する様など、まことに鮮やか。陰鬱な「左手」はちょっと現在のユジャ・ワンの手には余る感があるが、「ト長調」一曲だけでも十分、5つ星に値する。フォーレの『バラード』がピアノ・ソロ版だったのは意外だが、これはもう少しユジャに花を持たせようという配慮か。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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