CD 輸入盤

管弦楽作品集第5集〜劇音楽『アンタール』、歌曲集『シェエラザード』 レナード・スラトキン&リヨン国立管弦楽団、イサベル・ドゥルエ

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573448
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ラヴェル:管弦楽作品集 第5集〜劇音楽『アンタール』『シェエラザード』
レナード・スラトキン&リヨン国立管弦楽団


1889年のパリ万博で「ロシア音楽」に初めて接した14歳のラヴェル。この時の強い衝撃はずっと彼の心に残り、創作人生の支えとなりました。1907年にリムスキー=コルサコフの『アンタール』のスコアに出会ったラヴェルは、「交響曲」もしくは「交響組曲」として完成された12世紀の物語を新しく劇音楽に作り替えることを発案、ベルリオーズの「幻想交響曲」の「固定観念(idee fixe)」と同じく、アンタールに一つの主題を与え、壮大な物語として仕立て上げました。
 リムスキー=コルサコフのスタイルを用いてラヴェルが作曲した第1番bisや、時には別作品である『ムラダ』からも曲を引用したこのラヴェル版は出版されることはありませんでしたが、今回の世界初録音では、2014年に書かれたアマン・マルーフによる新しいテキストを朗読として付け加えた「新しい作品」として甦りました。ロシアの重厚な響きの中に東洋風の雰囲気が漂うユニークな作品を、スラトキンとリヨン管が見事に表現しています。(輸入元情報)


【収録情報】
● ラヴェル:付随音楽『アンタール』(原曲:リムスキー=コルサコフ)

 第1番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』第1楽章「砂漠は空ではなく・・・」
 第1番b:ラヴェル Allegro
 第2番:ラヴェル Cadenza ad libitum「この時・・・」
 第3番:ラヴェル Allegretto「彼の母、ゼビバ・・・」
 第5番:ラヴェル Allargando「名声は彼とともに」
 第6番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』第4楽章「ある日、彼は父に召還され・・・」
 第7番:ラヴェル Allegretto
 第8番:ラヴェル Andante「この戦い・・・」
 第9番:ラヴェル Allegro-Quasi presto-Lent「彼の詩は彼を有名にした」
 第10番:ラヴェル Allegro
 第11番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』第3楽章
 第11番b:ラヴェル Allegro, rythme「静かな一日・・・」
 第12番:ラヴェル Allegro moderato - Piu mosso「アンタールは聞く耳を持たず・・・」
 第13番:リムスキー=コルサコフ 『ムラダ』第3幕より「トリグラウ山にて」「その後、再び戦が・・・」
 第14番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』第2楽章「平野に達すると・・・」
 第16番:ラヴェル Andante「夕暮れに・・・」

● ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』 (1903)
 アジア
 魔法の笛
 つれない人

 アンドレ・デュソリエ(ナレーター:アンタール)
 イサベル・ドゥルエ(メゾ・ソプラノ:シェエラザード)
 フランス国立リヨン管弦楽団
 レナード・スラトキン(指揮)

 録音時期:2014年6月11-14日(アンタール)、9月2,3日(シェエラザード)
 録音場所:フランス、リヨン、オーディトリウム
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 世界初録音(アンタール)

内容詳細

リムスキー=コルサコフ作曲の、アラビアの「アンタール物語」による標題音楽をもとに、ラヴェルが劇音楽に仕立てたもの。2014年に書かれたテキストを加えての録音。ロシア風味にラヴェルが加わった独自の世界は、やはり美しい。カップリング曲とともにオリエンタリズムがたっぷりと味わえる。(堀)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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未出版の劇音楽が聴けるとは予想だにしなか...

投稿日:2017/09/07 (木)

未出版の劇音楽が聴けるとは予想だにしなかった スラトキン&ONLのラヴェル録音が編曲ものも対象とした第3集にも意表を突かれたが 二つのオペラを取り上げて終了だとばかり思い込んでいたところへ この第5集が登場した そこに劇音楽”アンタール”とあり リムスキー=コルサコフと同じ題材に作曲していたのかと興味が湧き 覗いてみれば なんとあの ”アンタール”がそのまま使われていることに驚いた 順番は違うがリムスキー=コルサコフの交響曲の4つの楽章をつないでラヴェルが作編曲している 原曲の素材を用いているので補筆したことになるのか ただ劇のための音楽だから空白が随所にある そこを新たに加えられた物語の”朗読”が埋めている 実に美しい音楽物語になっている ラヴェルの筆は控えめで原曲を活かすことに傾注したことが伺える リムスキー=コルサコフを愉しむ意味で聴いてもいい ラヴェルのR=Kへの憧れの大きさが知れて面白い 同じ管弦楽法の達人である 余白で”シェエラザード”が聴ける ドゥルメの歌唱は若々しく伸びやかだ 清新な気が漂い揺れる思いを素直に歌って清々しい お聴きを

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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